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2020年9月に『実践から学ぶ地方創生と地域金融』を出版します

学芸出版社から『実践から学ぶ地方創生と地域金融』という本を出版します

書籍_帯あり

本書は、地域プロジェクトにおける、地域金融機関の役割を主軸にまとめたものです。人口減少、高齢化、過疎化、地場産業の衰退等、あらゆる地域の課題を解決しながら、持続可能な地域へとするためのスキームづくりが求められてきます。こうした地域課題の解決において、行政、民間企業だけでなく、金融機関も関わることによって、持続可能な都市や街が作られるスキームを構築することができます。

多くの人がイメージする「金融」から脱却し、今の時代にあった形での金融のあり方こそ、これからの地域プロジェクトを推進する大きな役割になれるはずです。そうした思いから本書は作られています。

出版社のサイトで<はじめに>と<終わりに>を全文掲載

内容は、全国各地の地域金融機関が関わる11の事例と、それに関連した「キーワード」や「コラム」をまとめています。コラムでは、ファンド、寄付といったテーマから、事業承継、エリマネ、インパクト投資、インバウンドとツーリズムといったものまで、幅広いトピックも盛り込んだものになっています。本編の事例だけじゃなく、「キーワード」解説や「コラム」も充実しています。

出版元である学芸出版社のサイトでは、『実践から学ぶ地方創生と地域金融』の書籍情報として<はじめに>と<終わりに>が全文掲載されています。こちらを読んでいただくと、本書の趣旨などがわかるかと思います。

▼学芸出版社のサイトはこちら

共著者である山口省蔵さんは、元日銀の方で、日銀在職中は金融機関職員向けに新たな事業金融手法に関するセミナーの企画などをされていました。そうした経験もあって、これからの金融機関の改革を進めるために2018年に独立されし、過活動をされています。

年も二回りくらい違い、かつバックボーンが違う二人で作り上げたものということで、互いの視点や経験などをもとに、互いの原稿や本の中身についてブラッシュアップをしてきました。

山口さんとの取材や執筆作業、毎週の打ち合わせでは、本に関することだけでなく、昨今の金融事情など様々な金融に関するお話ができ、私自身も本を作る過程で金融に関する理解や学びを得ることができました。また、本書内では、山口さんによる<金融トピック>も充実しています。事業者や行政の人たちも案外知らないまちづくりに関わる金融トピックについて、本書内の事例と連動した形でまとめています。これによって、金融リテラシーも向上させることができると思います。

地域金融の観点からのまちづくりの本を作りたかった

<終わりに>で私が触れていますが、個人的には2016年に出版した『日本のシビックエコノミー』の続編的位置づけでもあります。持続可能な地域事業のスキームのため、民間事業者だけじゃなく、行政、そして金融機関との連携がますます必須になります。

一方、民間事業者側からのアプローチで書かれた本は多いものの、「地域金融」が、どのように考え、どのように行動したか、ということについて丁寧に書かれたものがいままで少ないと感じました。けれども、金融機関側も金融機関なりの意思や思いを持って地域と向き合っています。本書では、そうしたそれぞれの角度から考え、同時にそれぞれの立場だからこその観点を踏まえてものとしてまとめられたという自負があります。

また、折しも、初稿を仕上げるタイミングで新型コロナウイルスの感染が国内でも広がり、仕事、生活、地域、そして社会や経済そのもののあり方が見直されてるようになりました。テレワークや地方移住の高まり、分散型社会のあり方や各地の地域経済を維持するためにどうするか、という議論もでてきています。地場産業、地域経済の持続化のためにも、脱・従来な挑戦を後押しするための参照情報がこのタイミングでまとめられたのではと思います。

そして、テーマとしても、内容としても難しいものをうまくまとめていただいた、学芸出版の松本優真さんには、企画段階から最後まで伴走いただきました。本書は、山口さん、松本さん、江口の三人で作り上げたものといえます。

あわせて、本書を仕上げるにあたっては、金融機関、まちづくりに携わってる方々、行政の方々等、数多くの方からインタビュからやメールでのやりとり等をさせていただきました。多くの人たちのご協力でできたものです。ご協力いただき、感謝いたします。

これまでの本の一連性を俯瞰する

これまで何冊か本を執筆してきましたが、個人的は、これまで出版してきたものが一連のものとしてつながっていると考えています。『日本のシビックエコノミー』では市民主体な行動を通じた当事者意識の醸成と地域における包接型社会に向けた取り組みを、『孤立する都市、つながる街』では「都市」の「つながり」を軸にネットワーク理論をもとにした「拡張した<市民性>」を論じ、今回は行政・民間・金融における地域連携と、テーマや切り口を変えつつも一連の内容として読み解くことができます。そうした、私のこれまで書いたものなんかも参照いただけると、より、私自身の考えや取り組みへの理解が進むかと思います。

改めて、『実践から学ぶ地方創生と地域金融』は9月9日に出版されます。出版後はオンラインイベントなども開催予定です。イベントの登壇なども含めて、色んな方々と議論できればと思います。

noteのマガジンを通じて、本書の解説や書籍に盛り込まなかったもの、現在進行形で進んでいる地域金融機関の取り組みなどもまとめていきたいと思います。
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