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目利きになる方法。

人を育てていて思うのは、「眼を育てるのは難しい」だ。
スキルを教えるのは簡単だし、論法や思考法を教えるのも簡単だが、眼が育たない限り、これらを使いこなすことはできなくなる。
眼がいいというのは、視力がいいということではなく、「分析する眼」と「好奇心の眼」の両方があることだが、24時間働くことを馬鹿だと思い、許されない時代では、効率よく眼を手に入れなければならない。

けれど、そんな手段はない。
怠惰に歳を重ねた老害の反対に、一分一秒をそのものに費やしてきた人の眼には敵わない。
それは私も同じだ。
得意分野での勝負なら話は変わってくるが、同じように四六時中、この身を捧げてきた60代、70代から学ぶものは多い。
80、90なら尚更だ。
死んで今なお残っているものからは、さらに学ぶものがある。
こういう生き方は今の時代では寒いというのは、何となくわかっている。
けれど、仕事ってこういうものでもあると、いつも思ってる。
眼を育てるには、自分を打席に立たせた数が物を言う。
つまらない人間でもいいから、いいものを作りたい。

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