老舗ほど、ちょっとずつ変えている。

こうやって毎日ブログを書いていると、何も書くことが思い浮かばない日、というのもちゃんとあります。
そういう日というのは、たいてい朝から晩まで仕事漬けになっていたときです。
今日もご多分に漏れず、朝から晩まで仕事をしていました。

それでもちゃっかり、夕方の散歩には出かけては、英語を聞き流してましたけどね。

それはそうと、以前にも書きましたが、進めていることがありまして、それと同時に普段の業務もあるわけです。
稼ぎながら、次の種を蒔いている状態です。

これも何度も話していますが、「老舗ほどちょっとずつ味を変えている」ということです。
川の流れを堰止めれば、川の水は淀んでくるように、何も変えようとしなければ、事業というのは衰退していくものです。
自宅の近所に人工的な池があるのですが、そこも定期的に掃除をしないと、池の水が緑に濁っていきます。
毎日ちょっとずつ手を入れていくのか、定期的に手を入れていくのかの違いはありますが、流れを堰き止めないようにしているのは同じです。
だから、伝統の味を守っている老舗ほど、ちょっとずつ変えているものです。
本当に昔からの味を変えないでいれば、それは重宝がられるかもしれないけれど、日常的に売れるものではありません。

これは何も商品だけではなくて、ぼくらがありがたがって訪れる歴史的建造物や催し物だって、現代人が訪れやすいように整備されてたり、建造物が崩れないように補修されていたりするでしょう。
そうやって、ちょっとずつ現代にフィットするように、調整されるのが、日常的に売れる老舗ってもんです。

そして、事業だけじゃなくて、ぼくら人間や生き物だって同じです。
排泄物が出ないで滞れば、不調になっていくでしょう。
腎不全なんかもそうです。
ぼくは子どもの頃に腎臓病を患ったので、「流れが滞る」ということに人一倍敏感になったのかもしれません。
止めちゃいけないんだ。
流れ、流れ、変化して、それが健康的な姿なんだ。
だから、ずっと座っているのではなくて、散歩に出かけたり、歩き回ったりすると、いい発見があるもんだ。
仕事漬けになっているときほど、息抜きって大事なんですよね。
自分に言い聞かせている内容でした。

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