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ポートレート、撮ってます。

フリーランスの写真家になってから始めたことに「ポートレートの撮影」があります。
お恥ずかしいことに、プロ宣言をするまで、きちんと人を撮った試しがなく。
それでお金をいただいて撮影するのも大した度胸ですが、実のところ、その「大した度胸」こそ、フリーランスには一番必要な素養にも思えて。

これまでお二方(母から依頼された遺影を含めれば三人)の写真を撮らせてもらって、感じたことがあります。
ポートレート撮影に大切なのは、おそらく次の二点ではなかろうか、と。

①その人に備わっている個性の美しさをいかに引き出すか。
②レタッチ、どこを攻めどこを守るか。

①に関してですが、完全に初対面の人が相手だと、まず無理かなあと思っています。ある程度、その人の性格的なものを知らなければならないので。
ということは、僕の場合は、モデルさんの撮影会や写真館で撮るようなポートレート写真は、最初から諦めているとも言えます。
僕はどうやら、被写体になってくれる人と、撮影者である僕の、共同制作的な写真(それはある意味、作品に近い)を「ポートレート写真」と認識しているみたいです。

②の、レタッチの攻めの部分は、全体の色やコントラストなどの構造です。守りは、肌のお化粧的な部分。
ただ、後者の中にも攻めの面と守りの面が含まれていて、どの辺りでバランスを取るかが、写真家の好みでありセンスであり判断なのかな、と。

以上、くどくど書いてしまいましたが、それでもいざ撮るとなれば、いい写真撮ります。
ポートレート撮影のご相談、承り中です!

※ご本人の了解を得て写真掲載しています。

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