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家族バラバラな夏休みの旅行記

選抜入りを逃す


今年の夏は、家族でプールや遊園地や映画などいろんなところへ行った。
特によみうりランドのプールは2回行った。

日焼け対策にラッシュガードを着てプールに入るせいか体質のせいか分からないが、毎回遊んだ翌日になると背中が汗疹で猛烈に痒くなり、「アセムヒEX」を背中全面に塗ってもらうハメになるのだが、やはりプールは楽しい。最後にもう1回行こうか、奥さんと検討している。

映画は「インサイド・ヘッド2」を観に行った。
最初はあまり興味がなかったのだが、ディズニープラスで前作を観てみたら、めっちゃ面白かったので、観に行ってきた。
いずれ、感想を書きたい。

中でもハイライトだったのが、3泊4日の沖縄旅行!
やっぱり、夏は沖縄ですよね。
青い空、白い雲、どこまでもキレイな海に青い珊瑚礁。
Ah 私の恋は 南の風に乗って走るわ♪

あとゴーヤーチャンプルー、もずく、海ぶどう、ジーマミー豆腐、沖縄そば、ちんすこう、紅芋タルト……うまいもんいっぱいや!

……と思っていたのだけど、結論から言うと、僕を除く奥さんと娘2人が行ってきた。
というのも、沖縄旅行を企画したのは、奥さんの母、つまり僕の義母だが、

「旅費全額出すけど、自分の娘と孫たちだけで行きたい」

という、たっての希望があったためだ。

結果、義母、うちの奥さん、娘2人に加えて、奥さんの姉、つまり僕の義理の姉(年下だけど)、その娘ちゃんと息子ちゃん(つまり、娘たちのイトコ)の計7名が沖縄旅行の選抜メンバー入り。
当然、義理の姉の夫も、僕と同じく選抜メンバーから外されていた。


まあ、いいのだ。


行きたいなら、別の機会に自分の金で行けっつう話だ。
むしろ、奥さんや子供たちを連れて行ってくれて、義母には感謝しかない。

さて、そうなると晴れて留守番となった僕は、ヒマを持て余すことになった。
4日間、一人で自宅で過ごすのも良いが、せっかくなのでどこか出かけたい。
逆に北へ一人旅に出るか。それとも、近場を巡るか……といろいろ考えていたが、結局、実家の兵庫県に帰省することにした。

ただ、孫を連れてこない僕を、一人暮らしの母は受け入れてくれるだろうか。そこが不安なところだった。
可愛い孫も連れて来ず、息子とはいえ、おっさんが1人で帰ってきても、鬱陶しいだけなのでは……と。

とりあえず、LINEでさりげなく、沖縄旅行のことを伝え、「奥さんと子供たちは沖縄行くから、帰省しよっかな」と呟いてみた。
返ってきた返事は「帰っておいで」。

あっさり帰省決定。

さらに「美味しいものでも食べに行こか?」とまで言われた。
おかん、大事にするで。

こうして江口家は、沖縄チームと帰省チームに分かれ、同日ほぼ同時刻に羽田から飛行機で各々現地へ向かうことになった。

有意義な帰省とショーシャンクな沖縄


結論から言うと、帰省はとても有意義だった。
まず、娘達の世話から解放された。

奥さんの仕事の都合で、祝日は基本的に僕が娘2人の世話をしている。
ご飯作ったり、遊びに連れて行ったり、強制的に昼寝にしたり。
年間20数日はワンオペ状態ということだ。
逆に奥さん1人で世話する機会はほぼない。

そんなわけで、どこへ行くのも、何をするのも完全に自由というのが、数日に渡って続くのは、かなり久しぶりだった。
行きたい場所にも気兼ねなく、好きな時間だけいられたし、会いたい友人にも会えた。

大型台風が接近している頃だったが、天気もずっと良かった。
あまりにも天気が良かったので、おかんに借りた自転車でツーリングに繰り出し、小学・中学時代に通った道や場所をあちこち巡って、思い出にふけった。

海沿いの真っ直ぐな広い道に差し掛かった時は、高い建物がなかったため、青空と大きな入道雲が頭上に広がっていた。
その道を自転車で突っ切ると、全身で受け止める海風が気持ち良かった。
一瞬だけ、沖縄にいるような錯覚すら覚えた。

一方、奥さんからのLINEによると、沖縄チームは無人島ツアーでの海水浴を予定していたが、波が高すぎて当日の朝に中止。
結局、近場のビーチに行ったものの、台風が近づきつつある天候のせいか、海の透明度はイマイチで魚もいなかったらしい。

最後は強風と豪雨に見舞われ、全身ずぶ濡れのショーシャンク状態だったという。ついでに娘の腕浮き輪が風で飛ばされて、250m程追いかけるハメになったとか。
その余波か、翌日行った沖縄こどもの国では、奥さんからLINEで

「暑くてしぬ」

という感想しか来なかった。

楽しそうな様子だが、この後地獄を見る

再び僕の話に戻すと、おかんと美味いものを食べに行くという約束通り、1人前3000円する鰻重も食べに行った。

めっちゃ美味かった。
子供がいると、こうはいかない。

鰻一本まるまる乗るという豪華さ!
お出汁も頼んで、最後は鰻茶漬けで締めた

まず高すぎて食べさせられない。
美味いものは食べさせてあげたい親心はあるが、まず枕詞に「安くて~」を付けるのがマストだ。

スギヨの「ウナ蒲ちゃん」がメニューにあれば、それを食べさせるだろうが、専門店なので、さすがにうなぎ風食品は置かないだろう。

と思っていたら、子供達は沖縄でステーキディナーを楽しんでた。

シェフが鉄板の前でパフォーマンスしながら焼いてくれるアレ

ツアープランに含まれていたらしいが、結構良いもん喰ってた。

謎のお土産


そんなこんなで、あっという間に3泊4日の帰省は終わり、僕は三宮一貫楼の豚まんやら赤福餅(毎回買う)やらお土産を買って東京へ。無事、羽田で沖縄チームと合流した。

娘達は到着ゲートで僕を見つけると飛びついて、美ら海水族館で買ったというジンベエザメとウミガメのぬいぐるみを見せてくれた。
奥さんは、ただ疲弊していた。
散々な時もあったようだが、沖縄は楽しかったようだ。

沖縄チームのスーツケースを持ったら、やたら重くなってた。
聞くと、重すぎて那覇空港の自動手荷物預け機でエラーを起こしたという。結局、スタッフ窓口を通して預かってもらったらしい。

帰宅してお土産を検分したら、サイダー缶、沖縄バヤリースのペットボトル、オリオンビール、泡盛やら液体のお土産がごろごろ出てきた。
そりゃ重くなるよね。

そして異彩を放って、出てきたのがこれ。

サメだった。

ステーキハウスで、子供用にトロピカルドリンク頼んだら、これに入って出てきたらしい。サメは代金に含まれていたという。
なぜサメなのか? そこはジンベエザメとかじゃない?

ウチでもジュース入れて飲んでみたが、洗いにくかった。
ちなみに容量は500ccをゆうに超えるほどでかい

結局、サメは扱いに困り、今も置き場所を転々としている。
これを見るたびに、行ってもいない沖縄に思いを馳せるのだ。

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