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70人裏垢不倫夫の義実家とバトルになった話 ⑤

こんにちは、ego@離婚協議中です。すっかり更新が止まっていて大変申し訳ありませんでした。
みなさまお元気ですか?お変わりないですか?私は離婚できていないけれど元気です。裏垢夫からもイキった回答が代理人経由でくるので恐らく元気です。この八方塞がりの状況で情緒どうなってるの?

停滞していたのにはしばらく本業が忙しかったのもありますが、単純に義父の話を書くのは精神的に疲れるので、ついつい手が止まるいうのも正直ありました。ただ、手放しちゃったら楽!ということはここまででよく分かっているので、ようやくここでお焚き上げできて嬉しいです。
義父の暴走は今回の更新までの予定。私の個人的なお焚き上げに付き合ってくださり、いつもありがとうございます。今回もどうかよろしくお願いいたします。

※マシュマロフェスティバルに巻き込まれてTwitterが冬眠しちゃいました😭
インスタアカウント作りましたのでスペースの代わりにインスタライブで質問お答えします!本日2月3日18:30〜にしようかと!よろしくお願いします!
https://instagram.com/ego_929




職場にて

不倫発覚から初めての出勤日はコンペのある日だった。
私はプレゼンするのではなくコンペを開催する側であり、自分の主担当業務でもなかったため、立ち位置は雑用以外ほぼ観客席で、勉強させていただく立場だった。なので、前の週から結構気楽に楽しみにしていた。しかし、青天の霹靂でとんでもないメンタルかつ2徹で臨むことになってしまった

色々考えたが、チームのみなさんに説明するなら早い方がいいだろうと思った。あきらかに心身ともに金曜日とは全く異なる状態で、もう顔つきが疲れて腐ったぐでたまみたいになっている。
(グレたま、で検索してみてください)
仕事のパフォーマンスにも影響がきっと出てくるし、なんなら今日行われるコンペ中に睡眠不足で急にぶっ倒れる可能性もなくはない。

話すなら今日だ。そう決めて職場に向かった。

出勤後みんなで会場設営をし、さて今日は頑張りましょう、となった後に「すみませんみなさんにちょっとお話がありますので、お時間をいただけますか」とお声がけし、会議室に集まっていただいた。

私「お時間をいただきすみません、えー報告があります」

さて、考えてみて欲しい。結婚4年目29歳女性社員が「報告がある」と申し出たらどんな報告だと思うだろうか。
チームの年齢層はバラバラだが仲が良く、私は大変良くしていただいていて、居心地の良いメンバーである。この場にいる人は全員、私と夫の基本情報を知っている。

どう考えても全員がハッピーな報告だと思っている。
みなさんのキラキラした瞳を見て、先に一言断っておくことにした。

私「あっ、アンハッピーな方の報告です」

一瞬時が止まった。

私「あのーーー簡潔に言うと、夫の不倫が発覚しまして、土曜に発覚し今日3日目という状況です。という訳でちょっとこれからご迷惑をお掛けすることもあるかもしれません、という…」

言い終わる前に「うわ」とか「おおう」という悲鳴が上がり、自分の置かれた状況に改めて引きつつ「まあそんな感じっすハハハ」とよく分からないテンションで締める。
「それは浮気相手がいたという事?」と質問が挙がったので、いるにはいるが一人ではなくカーニバルである旨を説明したところ「最低」「死んだ方がいい」と声が挙がる。
ふと最後尾に目をやると、結婚式で乾杯の音頭をとってくださった上司が完全に固まっていた。夫とは過去に何度か直接話していて「真面目だよね〜」と感想を言っていた上司である、衝撃は大きい。

私「あの、上司さんにおかれましては、結婚式で乾杯までしていただいたのにこのような結果になり本当に情けない限りで、申し訳ありません」
上司「そんなことは、全然気にしなくていいし、君が謝ることじゃない。いやまあ…言葉にならない……本当に……」

元来明るい性格でみんなのムードメーカーをしてくださっている上司が、神妙な顔で小田和正になってしまった。

先輩「egoさんは体調とか大丈夫なの?」
私「いや事件が起きてからさすがに全然眠れなくてですね、ちょっと病院で睡眠薬をもらって来ようかと」
先輩「行って行って!休んで!大丈夫だから!」
私「予約いつ取れそうか確認して相談します…本当にありがとうございます。報告は以上です、朝から衝撃的ですみませんでした」

上司がなんとか笑顔を作って「解散!」と言ったのを合図に仲の良い先輩方が駆け寄ってきてくれた。心身の心配だけでなく、これからどうするつもりなのか、何か困っていないか、ということも聞いてくれた。
証拠を握ることができていて、義実家にも報告済である旨を伝えると、みんな複雑そうな顔で感心していた。

ちなみにこの数日後、先輩のお宅でegoを励ます会が開催された。
職場のみなさまには当時から現在にいたるまで、本当に温かく助けていただいており、事件によって「仕事があり、その環境が良い」というありがたさを身に染みて知ることになった。


懲りない義父LINE

休憩時間にスマホを見ると義父からのラインの通知が来ていた。
どうせ気分が落ち込むような内容しか来ないだろうと思ったので見たくなかったが、先延ばしにしてもどうしようもない、と開いたら案の定だった。

義父『昨夜は結構キツいことも言ったけど、やっぱり本音で話すべきことはそうした方がいいとおもったからね。お互いにね!』

うわキモ。が当時のファーストインプレッションである。

LINEを送ってきたということは、おそらく自分がやらかしたんだという自覚はあるのだろう。その上での
「僕は考えがあって行動したわけで間違っていない」という自己正当化
「本音で言い合ったからこそ僕とあなたは分かり合えるよね!」という週刊少年誌的な妄想
が読み取れてげんなりした。関係性をナルトとサスケに置き換えるのやめて欲しい。実際の年齢差考えろ。

連絡を返さない方がいいか迷ったが、沈黙を肯定と捉えられるのもかなり嫌だと思った。そのため、私はポジティブな感情で昨夜の電話を受け取っていない、ということだけはお伝えしておこうと思った。

私『ご連絡ありがとうございます。確かにキツすぎて、あの後一睡もできなかったです。』

今考えると礼を言う必要は全くなかった。
そしてさらに返ってきたのが衝撃の以下である。

義父『上手く説明できてない点もあったかと思うので辛い思いをさせたかもしれない。裏垢息子を見てると今は正常ではないので明日医者とよく相談してみるよ。勝手ばかり言って本当に申し訳ないけど今はちょっとそっとしといてやりたい。男は弱いよ、私も含めて一般論だけど当たってるよ。』

からの、

スタンプふざけすぎだろ(ノンフィクション)

は????

ちょっと何言っているか分からない。と私の中の富澤さんが首をかしげている。完全に虚無の顔でスマホの画面を見つめた。伝わるだろうかこの無力感。
スタンプもさることながら、今見てもあまりに突っ込みどころが多い文章なので、2023年の私が改めて当時の気持ちを浄化するべく文面を斬っていきたい。

「上手く説明できてない点もあったかと思うので」
事件の詳細を知らない人間が発見者の私に何を説明するのかな?
「裏垢息子を見てると今は正常でないので」
婚約時から4年半くらいこの状態だったと判明したところだが?
「今はちょっとそっとしといてやりたい」
犯罪なんだが?
「男は弱いよ、私も含めて一般論だけど当たってるよ。」
死にたいんか?
(おじさんがペコリするスタンプ)
死にたいんか?(2回目)


結論:一生黙ってろ

なんだけど、さすがに黙ってろとは大人なので返さなかった。
腹は立つけれども、当時の私もかなりしんどかったので、これ以上関わるのは精神衛生上良くない。否定の意を示して速やかに連絡を断つことにした。

私『気づいておられないかもしれませんが、私も本当に辛いです。夫が結婚前から今まで、複数人と性行為をしていたわけで、夫と他人の性行為の動画を見た時は死にたいと思いましたし、今もその気持ちはあります。
そんな中で責められるような電話をもらったのは、正直にいうと心がズタズタです。
男の弱さ、今それをケアするのを私に求めるのは残酷だと思います。一番傷ついているのは裏切られた私です。男女関係なく、落ち込んでいるお母さんと同じように、私もギリギリの状態だと分かっていただけたら嬉しいです。メールするのは苦しいので、しばらくお休みします。』

今考えると優しい返信である。
本当だったら、「男尊女卑で普段は『女は一歩下がってろ』みたいな態度のくせに、都合いい時だけ『アーン僕ちゃん男だから弱いよお!ヨシヨシしてえ』みたいな気持ち悪い話し方やめろ」くらい言えばよかった。


義父記憶を失う

返信が優しかった故に来てしまった追撃が以下である。

義父『egoちゃん、私は今日は在宅勤務だから、egoちゃんの昼休みにでも電話くれればいいよ。』

これにはちょっとびっくりした。苦しいからもうメールしません、に対して昼休みにでも電話してってどういうこと??
もしかして「突き指したから文字打つの苦しい」的な話だと思ってる???えっ、この人さっきまでの記憶消えた????

話が通じなさすぎて段々無になってきた。のれんに腕押し、豆腐にかすがい、義父にLINEである。

私『話せる状態ではないのかもしれません。お気持ちは昨日理解できたので、大丈夫です。返信不要ですのでここで一度メールストップします。』

こう送るとしばらくすると怒涛の着信が来た。急に怖いんですけど。
もちろんすべて無視である。

義父『メールストップは了解したけど、egoちゃんのことは本当に心配だから電話しました。兎に角、落ち着くためにも時間をおこうね』

落ち着くのはお前である。
どうやら急に私が自殺するのではないかという心配が沸き起こったようだった。今私に死なれたら、義実家は困る。明確な動機である夫の不倫が世の中に明るみになるからだ。義父は私がどう動いたら自分たちが困るかをここでようやく考えたようだった。判断が遅い。

義父『私自身egoちゃんの心境への配が足らず説教めいた口調になっていたことを少し反省してます。それだけ言っておきたく。。返信不要です。今日はもうメールしません。』

「少し」反省しています?

わざわざ「少し」つける必要ある?????
そういうところだよこの野郎!!!!

と思いつつ、以降返信していないので、義父との交信は今のところこれが最後となった。最後まで必死さの方向性が変で、相手の立場で考えることが全くできない人だったな、と振り返ると思う。


懲りない義母LINE

その日の夕方、今度は義母から連絡が来た。

義母『egoちゃん。大丈夫ですか?心配しています』

えっ何を?というのが率直な感想だった。
全体的な話?義父のやらかしについての話?そもそも義父のやらかしについて家族内で共有されてる?

よく分からなかったので『大丈夫ではないですが、お母さんも大丈夫ですか?』と返したら、何も返って来ない。一体何なんだ。
後から夫に聞いたところ、「ちょっとegoちゃん説教しちゃった、自殺しちゃったらどうしよ…」みたいな報告が義父からあったことを受けての連絡だったらしい。

知ってたなら「夫が失礼なことをしてしまい大変申し訳ない」くらい言えんのかい。察して欲しいメールしかしてこないな本当に。

義母との連絡もこれが最後だったが、最期まで自分が一番辛いと信じて疑わず、「大丈夫ですか?」と手を差し伸べられるまで絶対に自分で立ち上がらない、いつでも自分が一番悲劇のヒロインでないと気が済まない人だった。

なお、義母に関しては事件前から実家に高圧的な態度を取っていたことが後に判明するので、そのことはまた書きたい。


その後義両親とどうなったか

さて、義両親と私はこの後連絡をとっていないのだが、数カ月後に確認してみるとなんとLINEをブロックされていた。画像を送る方法もよく分かっていない義両親だから、実行したのは夫だと思われるが、そっちからブロックするのかよ、と少し呆れた。

「本当の娘」「家族」と、家族のイベントにも散々動員され(飛行機の距離の法事も行った)、父の日・母の日・誕生日・バレンタインもきっちり4回ずつやってきて、なんともあっけないものである。

しかしながら、なんかもやもやするよねえ~
最後くらいちゃんと謝って欲しかった。まあその分ここで散々こき下ろしたからいいんですけど。


義両親との4年間のお付き合いまとめ

ここからは本編と少しずれるのだが、義実家と数年付き合ってきて感じたことを書いてみたい。

義実家は私のことを「家族」として扱っていたと思う。
これは良く言えば「輪に入れてくれた」という言い方もできるのだが、当事者の私としては「自分たちのテリトリー・文化圏に引きずり込まれる」ような感覚だった。

別に最初から義父母を嫌いだったわけではないのに、なぜこのように感じていたのだろうと今振り返ってみると、一つ思い当たったことがある。

私は周りの友人と比較してみても、義実家と濃厚に付き合っていたと思う。というか、家族行事にガンガン動員されていた。月1くらいで義実家に呼ばれていたし、義父なんて私がいない間に家に上がり込む有様だった。(ウチはスタバではない)
その割に、私は義父母のプロフィールを全然知らないのだ。出身地とか親戚の情報は知っている。でも、どのような人生を辿ってきていて、どんなことに価値観を置いていて、なにが嬉しくてなにが地雷で、そういう自己開示は一切されなかった。まあ察したり分析したりして何とかやっていたけど。
逆に私からは、先方の「自分たちの共同体に入って欲しい」という意向を汲み取って積極的に行ってはいたけれど、先方は多分「良く喋るなこいつ」くらいにしか思っていなかったのではないかと思う。

もちろん開示されなくてもいいのだ。普通はそれでいい。義実家の情報なんて必ずしも知る必要はない。

私の場合の問題は「家族の一員」として「元からそこにいた同じ価値観を持つ共同体の仲間だよね!」というポジションに座らされながら、「どこに価値観の相違があるのかわからない」「地雷がないか探りながら振舞わねばならない」という状況であったことだ。人狼かよ。これは大変居心地が悪い。
(最近「心理的安全性」について教えてもらったんだけど、これだ!私にとって心理的安全性がない状況だったわけですね)

スタート地点が違うのに同じ共同体としてやっていくのは、ノリだけでは無理だと思う。互いに自己開示をしてやっていくか、いっそ一線を引いてそれぞれの核心には触れない別の文化圏の人としてやっていくか、よく考えた方がいい。
私も本来この状況(義両親が自己開示をしたくないというスタンス)であれば「いえ、そこまで参加するのは申し訳ないので大丈夫ですよ~」とイベント都度一線を引くべきだったと思う。離れた距離はあとから詰められるけど、詰めた距離を離すのは難しい。25歳では無理だったかなあ。でも、会社は転職も退職もできるけど、親族はそうはいかないので慎重に。
(まあ今回は実質退職したみたいなものですが)

ちなみに何の参考にもならないけど、数年間付き合ってきて分かった義両親の踏んではいけない地雷はこんな感じ。

・義母:現代の働く女性へのコンプレックス
・義父:男尊女卑思考、男尊女卑思考に対するバッシングへの反発(昔は良かった感覚)

うん、話が合う訳なかった。とりあえず双方ともに深層心理としては働く女性が気に入らない訳である。働き手不足なのに国沈むぞ。こういう方々と縁が切れることは今となってはかなり嬉しい。
とはいえ、いつ離婚できるのか分からないし(夫サイドは誠実に対応してくれないと終わらないからよく考えろ)、そもそも義父については被害届出すかもしれないし、まだ付き合いは続くのか。引き続きよろしくな義両親。




今回の更新は以上です。お読みいただきありがとうございました!!
あまりにタイピングが進まないので「書き終わるまでどれだけ周りで話題になっても「First Love 初恋」を見てはいけない」というルールを自分に課していたので、今から一気に見ます!!!!!!!
次からはちゃんと一定期間で更新したいです。追い込みに使いますので、みなさんのおすすめの連続ドラマを是非教えて下さい。なお私の一番好きなドラマはネトフリで見れる「賢い医師生活」です。おすすめ。

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