コーディネートにおけるカバンの重要性

　最近読んだ記事で「カバンはコーディネートの３割」というワードがありました。３割・・・。テストで１００点満点の３０点を占めると考えると相当な配点です。これを落とすと不合格になりえます。
　私はもともとカバンが好きでしたが「コーディネートにおけるカバンの重要性」に気が付いたのはつい4-5年前くらいです。実はカバンだけでなく、靴の重要性にも気が付きました。もともと靴はスニーカー１足とサンダル１足、ローファー１足、結婚式用のパンプス１足と手持ちはこのような感じでしたが今は靴箱にパンパンになるほど靴を集めてしまいました。

なぜカバンだけでなく、靴まで集めるようになったのか？
ネットショップや雑誌の通り洋服の上下だけをそろえてもなんだか違うのです！
最初は「モデルがかわいいから」「写真を撮る場所が綺麗だから」と思っていました。でもあるとき私はマネキン買いをしました。靴、バッグ、トップス、ズボン、ヘアアクセ全部です。そして分かりました。小物の重要性！
なんだか服を着てみてすごくしっくり来たのを覚えています。この時小物はコーディネートの脇役であって脇役でないことを知ります。

きっとこのときマネキン買いをしていなかったら今もカバンの重要性だけでなく、小物の重要性に気が付かなかったと思います。
あ、あとは髪の毛の色やヘアスタイルも重要ですね。

話は変わりますが、WEARアプリをご存じですか？簡単にいうとZOZOタウンの会社が作ったコーディネート投稿アプリです。その上位の方のコーディネートを見るとやはり、カバンを持って撮影してらっしゃる方が多いです。カバンを持たずに撮影してらっしゃる方もいますが、上位はカバンまでコーディネートしている割合が高いのです。

さて、これは最近撮影したKabanerのバッグです。
同じシャツにベージュのスカート(スカートは似ていますが型違い)を着ましたが、カバンが違うのでなんだか違う印象が作れたのではないかなと思っています。
(服は販売していないので服は私服で基本的に着回しです。)

雑誌の写真で一切小物を排除してみるとかなりシンプル、いってしまえば
「物足りない、なんだかこれじゃない」ということがよくあります。ここでカバンや靴、ヘアアクセの重要性が分かってくるかと思います。

違う服を着てもいつも同じ靴＆いつも同じカバンを持つよりも服を着回し、カバンや靴をかえてみるだけでコーディネートに変化がある
ような気がします。よく雑誌の特集で「１週間着回しコーデ」というのがあります。
それもかなり変化があると感じるのは靴とカバンまでチェンジしているときです。

カバン屋さんなのでもちろんカバンは買ってほしいですが、今からいうことは靴についても同じことがいえます。例えば２０１９年に買った服、２０２０年に２軍落ちしている服はどれくらいありますか？服やカバン、アクセサリーはどうですか？
靴、カバン、アクセは服よりも長く使っていることが多くありませんか？靴やカバン、アクセサリーは服よりも長く使えることが多いです。これを踏まえると服をたくさん買うよりも服を２枚我慢して靴や鞄などの小物を買ってコーディネートのレパートリーを増やすのもよさそうです。

まとまりのない文章になりましたが、つまり、カバン(小物)はコーディネートの中で本当に重要なのだということを唱えたいそんな今回の記事でした。