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雨の日に聴きたい洋楽プレイリスト

最近の梅雨ってのはどうにもテンションの起伏が激しいといいますか、カンカン照りな酷暑日が続いたかと思いきやバケツをひっくり返すような勢いで大雨が降ったりとなかなかに不安定なご様子。

雨を溜め込むだけ溜めといて一気に放出しちまうんだもの。ダムの放流じゃねぇんだから勘弁してほしいやな。

俺が子供のころの梅雨ってぇと優しい雨が長い日数シトシトと降ってて、情緒があったというか侘び寂びみたいなもんがあったんだよな。それこそ歌人じゃないけど雨で一句読みたくなるような、そういう味わいみたいなもんがあったんだよ。

そんな雨の日に物思いにふけりながら聴く音楽、これがまたなかなか乙なもんで。ノリの良いポップな曲よりスロウでメロウな曲が合う。そこで今回はこんな企画。

DJ速瀬プレゼンツ【雨の日に聴きたい洋楽プレイリスト】

前回そこそこ?好評だったプレイリスト企画の第2弾でございやす。

にわか洋楽好きが物知り顔でおすすめ楽曲をプレゼンしていくという、少々しゃらくさい記事になります。洋楽ガチ勢から見たら鼻で笑われるような内容かもしれませんが、そこは固いことは言いっこなしってことでひとつよろしく。それではさっそく参りましょう、Check it out!

Falling Rain Blues / Lonnie Johnson

ロバート・ジョンソン、チャック・ベリー、B.B.キングなど後のレジェンドギタリストらに多大な影響を与えた天才的ブルースマン、ロニー・ジョンソン。こちらは彼の初期の曲でオリジナルではロニーがギターではなくフィドルを弾いているのが特徴。クラシカルで古き良きブルースは雨の夜に聴くとより一層味わい深く感じます。

Rainy Days And Mondays / The Carpenters

カレン・アン・カーペンターの優しく包み込まれるような美声に酔いしれる一曲。イントロのハーモニカを聴くだけでウルッときてしまう超名曲。この曲を聴くと雨の憂鬱さもこれはこれで悪くないと思わせてくれます。雨の日の朝、出勤する時に聴くと少しは頑張れそうかもと希望と元気をもらえる一曲。

Raindrops Falling on My Head / B.J.Thomas

CMなんかで聞いたこともある人が多いはず。「雨ばっかりで参っちゃうけど止まない雨はないんだぜ!」と軽く笑い飛ばして明るく前向きにしてくれる一曲。元々は西部劇の「明日に向かって撃て!」の挿入歌だった。作曲のバート・バカラックは当初この曲をボブ・ディランに歌わせようと思っていたのだとか。ちょっとそっちも聴いてみたい。

Have You Ever Seen the Rain? / Creedence Clearwater Revival

こちらもたくさんの人にカバーされてる色褪せない名曲。けど原曲にはかなわない。しゃがれ声に最高のメロディー、C.C.Rの魅力が詰まってます。雨が止んで太陽の光が雲の間から差し込んで一気に晴れ渡ってくるようなイメージが湧く一曲。

Riders on the Storm / The Doors

ジム・モリソンが逝去する前のドアーズでリリースされたアルバムのラストナンバー。神秘的で哀しいような雰囲気、荒れた空模様をここまで曲として表現できるのは世紀の詩人ジム・モリソンだから成せる業。雨の中で物思いにふけりたいときに聴きたい一曲。

Come Rain or Come Shine / B.B.King & Eric Clapton

原曲はジャズのスタンダードナンバーとして数多くの人がカバーしてることで有名だが、今回はエリック・クラプトンとB.B.キングの両雄のカバーをチョイス。雨が降ろうが晴れようが恋人を思うというラブソング。しっとりと聞きたい一曲。B.B.キングのソウルフルな歌声と曲の合間に挟まれる2人のギターの音色の取り合わせが素晴らしい。

Rain Song / Led Zeppelin

レッド・ツェッペリンのバラードナンバーではトップ3に入れたい一曲。ジミー・ペイジのアコースティックギターとエレキギターによる巧みなギタープレイが冴え渡る。そこへジョン・ポール・ジョーンズによるメロトロンの音色が組み合わさり豪華な雰囲気を醸し出す。曲後半にかけての盛り上がりは圧巻。

A Hard Rain's A-Gonna Fall / Bob Dylan

ボブ・ディランを一躍世界的に有名にした名盤「フリーホイリーン・ボブ・ディラン」に収録。キューバ危機を受け第三次世界大戦を暗喩した抒情的な歌詞をギター1本で力強く語りかけてくる。若干21歳の若さでこれほどのスケールを持った曲を表現してしまったことに驚きを隠せない。

Where The Streets Have No Name / U2

U2の代表曲として超有名なこの一曲。イントロの1分半以上あるギターリフはこれから始まる曲の壮大な雰囲気と期待感を高める。力強い歌詞はエネルギーに溢れていてどんな困難にも立ち向かっていける、そんな気にさせてくれる。

She's A Rainbow / The Rolling Stones

ストーンズが持つロックでヤンチャなイメージからは離れたピアノの美しい旋律が際立つ一曲。イントロだけ聴くとビートルズっぽい雰囲気。雨が止んで虹の出た雰囲気がピッタリな一曲。この曲が収録されたアルバムはストーンズの中でもなかなかにサイケデリックな異色作。さすがキャリア60年以上は伊達じゃない。


いかがでしたでしょうか、DJ速瀬セレクションの雨の日プレイリスト。超メジャーな曲ばかりじゃねぇか!この知ったかぶりが!と石が飛んできそう。だから最初に固いこと言いっこなしって言ったじゃないですか。

まぁなんでも好きな曲聴いたらいいんですよ。夏に広瀬香美を聴く人、冬にTUBEを聴く人がいるようにね。梅雨はまだまだこれからです。豪雨に負けず頑張って夏を迎えましょう。


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