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CHERRY WOOD



桜の木、雲南桜(ウンナンザクラ)である。

桜には日本国内では亜種や交配種なども含め
約600種ほどの桜があると言われている。


桜を見分けるのは、やはり花が一番である。
花弁の形やその数、雄蕊と雌蕊の色である。


そして今回の写真の様に木肌の文様や質感も
その種類を特定する材料になる。


この写真を掲載したのは、何となく唇にも
見えるなと思ったのと、今現在も取れてきては
いるもののマスク越しのコミュニケーションが
やはり、今もって主流となっている。コロナの
リスクがゼロになった訳ではないのでまだ仕方
がないと思う。


コロナが全盛の時のほぼほぼ人との会話がない
頃といえば、在宅勤務が基本であり、PC会議
で不慣れだったMEETだの、ZOOMだのの会議
では人との会議はあるものの、生の人の声を聞く
事がない時期でもあった。特に私は独り身ゆえ
一日誰とも直に会話するでなく、会話があるは
コンビニの店員さんとフイルムカーテン越しの
「お箸幾つ要ります?」「レジ袋要りますか?」
この二言だけが私が一日に聞く肉声となりって
「ダメだ、こりゃ」状態であった。


土日になると出来るだけ外出は避けて、人と接触
しない様にとの戒厳令下、私は自転車で人通りの
少ない道を選んで走行して自然観察と写真撮影に
没頭した。そしてコミュニケーション不足状態の
私にとり、植物や虫や鳥たちの姿を眺める時間が
これまで以上に大切に思えた時期はない。

そんな私が樹木を前にして木肌も撮影しながら
この雲南桜の木肌をを眺めている最中にこれらの
パターンが人の唇にも見えてきてワオと思った。
これら全てが一斉に唇を開いて話してくれたら
凄く嬉しいし面白いなと思うなと、アホみたいな
妄想であるが、ここまで会話に飢えていたのかと
桜の木肌に教わったのだ。もしこれらが唇を開き
本当に言葉を語り始めたとしたら、私は逃げずに
会話するだろうとも本気で思った程である。
実家も毎月帰ってたのが、一年近く帰らずにいた
時期でもあった。高齢の父母に会って何かしらの
ウイルスを持ち帰るリスクを生み出さない為にも
帰ってなかった時期でもある。


そんなこんなな状況にあり、もうこれが唇にしか
見えなくなったw 相当な重症である。


それとこの木肌の唇が女性の唇にしか見えないな
とも思ったw ヤバイ状況でもある。




もちろん、木肌のこれを見た女性の方々の中には
「私の唇は妖怪とちゃうで!」とお叱りを受ける
かもではあるのだが…


この時期、女性の口紅で彩られた唇を見る機会が
喪失してしまった世の男性達にはつまらない時代
の到来でもあった。


化粧品メーカーも口紅やファンデーションなどの
売上が激減し気の毒で仕方なく、女性もマスクで
隠されるのに口紅は不要、その美などアピールも
出来ない、マスクに付くからである。その代わり
アイラインやUVケア商品、アンチエイジングの
関連のコスメ技術が向上した女性も多い。


口紅の元々の起源は遥か昔の、魔除けである。
口の中に悪魔などの魔物が侵入してくるのを、
紅を唇にひき、その侵入を防いだのが始まりと
されている。


紀元前3000年頃からは、エジプトでは女性が
男性へのアピール目的での口紅の文化が始まり、
それは壁画などにも口紅を付けている女性の姿が
確認されている。あの世界三大美女の一人である
クレオパトラも口紅を愛した女性のひとり。


日本では江戸時代に口紅という文化が流行して
いる。女性には美しくありたい、綺麗に自身を
飾りたい、という美意識の本能が備わっている。
これはとても大切な事で女性の美意識の高さは、
その国が平和で豊かである事のバロメーターを
図る上での指数にもなっている。


また、女性が紅を唇に添えるのは、男性に対して
性交渉が可能な大人の女性になったとのアピール
のひとつとの説がある。


コロナ時代は世界中から美しいもののひとつが
白いベールで隠されてしまった時代、日本国内に
おける男女比率はいつの間にか女性の方が多くに
逆転し、男性よりも60万人も女性が多いという
時代に突入。


コロナの不安定なこのご時世、将来を考えると
独り身では不安と婚活アプリにエントリーする
女性が増えていった時期でもあった。


関西のライブハウスにおけるコロナウイルス拡大
の報道の中、四国の女性が何箇所もライブハウス
を巡って感染拡大の要因にもなったと大々的にも
報道がなされていたのは記憶されている方も多い
と思う。その割にライブハウスで音楽活動をする
バンドなどからの謝罪はなかったのも既知の事実。
あれはライブではなく、婚活パーティだったのだ。


ライブハウスはインディーズのバンドの活動では
儲からない。だが、アラサー、アラフォー、それ
以上の年齢層に向けた婚活パーティはお金になる。
男性のエントリーはドクター限定のパーティなど
高収入狙いの玉の輿パーティには女性が群がる。
覆面パーティなんてイロモノのもあったらしい。


女性の座るテーブルに男性が順にローテーション
形式で制限時間内に自己紹介して会話を楽しむ。
そして男性は入れ替わる。コロナが全盛時期の前
だし、こんなプロフィールの場面だった為マスク
着用はなく、だからウイルス伝播の場面となった。


色んな図式が目に見えぬウイルスのせいで人類の
歯車を変え、この先の少子高齢化加速も予測通り
の結果となっている。


コロナにより私が変わった点がある。人との接点
ゼロの打破を目的にブログというものを始めた。
それまで人のブログを読む事すらもなかった私が
そんなのを始めた。コロナがなければ、書き物は
していなかったのである。そんなブログの題材は
既に私の中にはあった。昔から、虫、鳥、動物、
そして植物は片っ端から写真を撮っては、それら
文字情報も過去からまとめていたのである。


セルフモードのそれらを対外的なものへと変換を
させて、読み物として成立させる事と、読む人に
とって何かしらのプラスに繋がるキーワード類を
加えよう。そしてマイセルフの事が中心になれば
面白くないのも知っていた。芸能人や有名人でも
ない私の日常の行動が中心のブログなどは意味を
もたないからである。


と、今回のネタは焼き直しのもので長くなった。
これからは徐々に美しい女性の唇も世の中にまた
戻っていくものと信じている。


これはやはり私には語りかけなかった。
とてもキュートで可愛いのだけれど。

やはり、こちらの方が良い。
ハワイはオアフ島のコスメティックショップ内で
見つけた素敵なアド(広告)である。ペタペタと
貼られたリアルルージュがカッコ良い。

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