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実は褒められていない言葉を考える

「いい人なんだけどね」

このフレーズには特に注意が必要です。

多くの場合は、相手を否定し過ぎないように慎重に伝える微妙な表現です。

2パターンあり

(1)誉め言葉の後に「いい人なんだけどね」

このパターンは「いい人なんだけど」の後に、相手を否定する言葉が必ず入ります。

「話が合わないことが多いんだよね」

「一緒にいて楽しいんだけどね」

「ミスが多いんだけどね」

「ちょっと抜けてるんだよね」

恋愛感情においては、相手の良いところは認めつつ物足りなさを感じており、恋愛対象外とされています。

また、会社においては、能力や貢献度に欠点があることを指摘しつつも、改善点と良い点を同時に伝える表現として使われます。

⇒相手の良い面と同時に改善点をやんわりと伝えるコミュニケーションツールとして使われます。

(2)否定する言葉の後「いい人なんだけどね」

いい人どころか、実はトンデモない人に使われる表現です。相手を完全否定すると悪口になってしまうので、最後の「いい人なんだけどね」を付けることで、自分自身をフォローをしています。

「責任を擦り付ける、反論できなければすぐに怒る、言ってることがコロコロ変わる、何をしてもいい加減、自分でカッコイイと思いこんでる。足が臭い、くしゃみがデカい、あー今日傘持ってくるの忘れた、阪神タイガースが逆転負けしたのも・・・あっ、いい人なんだけどね」

社会生活において言葉の裏を読む重要性

会社や公共の場では、本音を直に言い合うことはありません。商談の様に駆け引きが必要な場合は、言葉の裏を読むのは必須のスキルとなります。

しかし、言葉の裏を読みすぎると、誤解を生んだり、人間関係が悪化したりするリスクもあります。状況に応じて適切なコミュニケーション方法を選択することが大切です。

私は対人関係において、誉め言葉はそのまま素直に受け取ります。いちいち裏読みしてもしかたがありません。

「ありがとう」で良いのです。

全てを有効化し、且つ無効化する魔法の言葉です


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