「かんてんぱぱ」の名前の由来
小さいころから、デザートによく寒天が出ていた。
兄が、母が作る「牛乳寒天」が好きで、タッパー丸ごと一人で食べていた記憶がある。
↓そうそう、こんなやつ。(というかこれにフルーツが入ってないやつ)
なぜ突然寒天の話かというと…
最近自炊をするようになって、スーパーによく行くから、よく目につくようになったのである。
そういえば母が作ってくれてたなー、と。
そして気づいたこと。
かんてんぱぱ、多いね!?
何のコーナーって言えばいいんだろう。
寒天とかゼリーの素が売ってるあるコーナー。
いろんな商品に「かんてんぱぱ」の文字が書いてある…。
何が、「ぱぱ」なんだろうか。誰のパパなんだろうか。
私の心を射止めてやまない、「かんてんぱぱ」について調べてみました。
「かんてんぱぱ」って何?名前の由来は?結婚はしてる?家族構成は?
まず、「かんてんぱぱ」は伊那食品工業という会社のブランドです。
伊那食品工業は「寒天」という分野において、国内シェアは約80%、世界シェアでも15%を占める寒天業界のガリバー。
そんな会社が抱えている一大ブランドが「かんてんぱぱ」である。
インターネットでいろいろ調べたなかで、信ぴょう性のある内容をまとめました。
・「かんてん」という名前を入れて上か下かに何かをつけたかった
・お父さん=パパでも簡単に作れる
・ママよりパパの方がインパクトがあった
・パパッと作れることをとにかく表現したかった
・当時、テレビ番組で『減点パパ』というコーナーがあった
ということらしいです。
「あんしんパパ」とは無関係だそう。
なるほど~~~~~~
…で、かんてんぱぱについて調べていたんですが、この「伊那食品工業」の取り組みがとにかくすごくて感動したので、紹介したい!
トヨタをはじめ大企業が視察に来る「いい会社」
この「伊那食工業」に、トヨタをはじめデンソー・アイシンなど様々な会社が経営を学びに視察に来る。
トヨタの豊田章男社長をして「教科書」と言われるほどの、よき経営を続けているらしい。
社是は「いい会社をつくりましょう」です。
いい会社をつくりましょう
~たくましく そして やさしく~
単に経営上の数字が良いというだけでなく、会社を取り巻くすべての人々が、日常会話の中で「いい会社だね」と言ってくださるような会社のことです。「いい会社」は自分たちを含め、すべての人々をハッピーにします。ハピネスこそ人間社会すべての究極の目的だと思います。「たくましく」とは、手を抜かず、仕事に一生懸命取り組むこと。また自分を律し、その厳しさに耐えることです。永続していく強い会社という意味も含みます。「やさしく」とは、他人を思いやることです。どちらを欠くこともなく、両立させている人たちの集まりが「いい会社」と呼ばれるのだと思います。
これが本当に、ただの言葉で終わるのではなく実践できている。
会社の人にやさしく、そして周りの人にやさしい。
そんな伊那食品工業のファンになってきたので、取り組みをまとめてみました。
環境にやさしい
脱プラスチックに貢献するために、寒天を使った可食性フィルムを開発し、「海ごみゼロアワード」にて審査員特別賞なども受賞しています。
可食性フィルム。
つまり「食べられるフィルム」を寒天で作ってしまう、という企画。
お湯や水に溶けるため、調味料を入れる袋などに使うと…。
なんと袋ごと溶けるので、粉末を袋から出す必要がなく、ごみが出ない!
伊那食品工業では、この開発により、年間およそ100トンのプラスチックごみの削減に成功したらしい。なおこの取り組みは2005年から開発している。
周りの人にやさしい
伊那食品工業、会社のまわり、つまり地域にもとことん優しい。
なんとこの会社の従業員、出勤時に右折しません。
右折をすることで、後方の車が渋滞をして迷惑をかけるから。
忙しい朝の時間帯に、そういう思いやりを持って行動している。
また、歩道橋を作ったり…
無料で使える水飲み場を作ったりしています。
従業員にやさしい
・スタッドレスタイヤ手当:2万円
・自宅の車庫を屋根付きにする手当:7万円
・2年に1度の社員旅行は、海外旅行に:1人あたり23万円(!!)
など、本当に様々な社員への還元を行っている。
かんてんぱぱについて学びました
寒天は、ゼリー、プリンの素材として、サラダや雑炊、チーズケーキなど、あまりにも用途が広い。
シンプルであるがゆえに、アイデアがあれば「化ける」食品。
それを扱う社員の生活を大事にしたりすること、
そして、その社員が働くプライドを持てるように「いい会社」になること。
そのすべてにやさしい姿勢が長く・良い商品を生み出す会社の秘訣だと感じました。
以上、かんてんぱぱのお話でした!
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