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ピアノ伴奏

小学校で1年生の補助教員をやらせていただいた時、「全校集会」という行事に立ち会いました。

1年生は2クラス。劇の練習に立ち会い、舞台練習の段階になりました。

私がピアノを弾ける人だと知られ、担任の先生に
「入退場、なんか適当に弾いてくれる?」

本番は、舞台上から子ども達の様子を見ながら、音楽を長くしたり、ゆっくりしたり調整しながら、いい感じにできました。

♪伴奏は、評判良かった

1年生の補助講師だったため、他の学年の先生方とはほとんど交流はありませんでしたが、他の学年のやはり講師をやっている方に声をかけられました。
「ピアノ上手ですね。学校で聞くピアノ伴奏じゃない感じ・・・」

♪残念なピアノ伴奏

息子たちが、小学5,6年生になると、町内小中学校が集まり、合唱や合奏を披露する音楽会に参加しました。親も見学できたので、見に行きました。(昨年、今年はコロナで中止)

生徒が合唱の伴奏をするところもあれば、教員が伴奏する学校もあります。

教員の伴奏は、生徒が伴奏するよりも残念な場合が多いのです・・・

振り返れば

私も、教育学部で、「ピアノ」の授業がありました。ピアノを習ってない人は、課題(バイエルの指定された曲)を必死に練習していました。
とりあえず、楽譜通りに止まらないで弾ければ合格。という程度の授業でした。

♪長靴を履いてスキップしている様

独学で、電子ピアノやキーボードで楽譜を凝視して練習しているとそういう演奏になりやすい・・・と思う。

♪軽やかな伴奏とは?

ピアノという楽器は、高音は「細い弦」低音に行くにしたがって「太い弦」になります。すると、左手で弾く音の方が「太い音・大きな音」に感じます。
更に、左手の伴奏が和音、右手のメロディーが単音で奏でると、伴奏の音量は右手のメロディの2倍以上になります。

「うるさい音楽」に感じてしまいます。

そこで、左手の伴奏は、右手のメロディがかき消されないように優しく、軽く弾きます。でも、ふにゃふにゃにならない様にします。

右手のメロディは、主役になった気持ちで、手首、指先に集中して歌うように弾きます♪

♪そのコツに気づけたのは!

私自身は、幼稚園児からピアノを習い始め、父の転勤があり、何人もの先生に習ってきました。

息子も幼稚園児からピアノを習い始め、みるみる上達し、小4位で物足りなさを感じているようだったので、別の先生を探しました。

レッスンを見学したところ、私が今まで見聞き体験してきたものとは違うレッスンでした。

すぐに入会。私も月に1回レッスンしていただくことに。
その後、半年で私の演奏も変わり、冒頭のような声をかけられるまでに。

♪ピアノという楽器

ピアノという楽器は、バイオリンや管楽器と違い、「音を出すこと」は容易にできます。

でも、「音を出す」→→→「音楽を奏でる」の道のりは容易ではない。

だから、教室の生徒たちには、演奏だけでなく、「身体の使い方」「ピアノという楽器の仕組み」等、時間をかけて説明している。


サポートをいただきますととても嬉しくなります。いただいたサポートは、私の学びのアウトプットの原動力になります。