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父親が教えてくれたこと

わたしのおっとりしていていつも楽しそうな所は
父似だと母は言った。
父親はいつも穏やかで、わたしと波長が合って、
とても気の合う友達みたいで、
お互いガッキーが好きでよきオタク仲間だし、
今は離れていてもドラマの話とかをLINEでする。
食べ物の趣味も合うから、地元にいた頃は週一で2人で
外食してたなあ。

そんな父は、それでもやっぱり友達ではなく父親で、
そう思わせてくれるのにはきっと訳がある。
きっとその訳を言い尽くせはしないだろうけど、
だからこそここに綴りたい。留めておきたい。

何年か前のわたしの誕生日に
「誕生日はまず自分が祝われるよりも先に
ママにありがとうを伝える日だよ。」と父はそう言った。
母と一緒に苦労してきた父だからこそ気づけることで、
そうだよなあと思えた。
だからわたしはその年から自分の誕生日はまず母と父に
心からの感謝を伝えている。
それはもう父の日や母の日なんかよりもずっとずっと。
(弟たちにもわたしからそうしてねと伝えている。)

父親の当たり前に親切なところと、寛容なところは
尊敬している。少し時間にルーズなのはどうかと思うけれど。
父親はどんなに急いで車を運転していても、
歩行者やほかの車に道を譲るし、
わたしが学校でやらかして呼び出されても
「もうやめてくれよ」って呆れながら笑っていた。

父親にはこれからもずっと幸せでいてほしい。
わたしが毎日朗らかに穏やかに過ごせているのは
無論父のおかげで、似ているからこそ似ているままで
いたいんだ。おっとりと、いつも楽しそうに。
わたしたちのような親子がきっと最高だと
ずっとそう思ってるよ。

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