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塾業界からの転職を振り返る


近頃自分の職歴について話をすることがあったので、この場でも改めて振り返ってみようと思います。

こちらの記事でもふれましたが教育業界で生きてゆこうと決めたのはつい最近で。
過去の何回かの転職活動は、「出会った会社がたまたま近しい業界だった」というのが正直なところです。
それでも結果的にこうして教育の仕事を続けられているのは、運がよかったのだと思うし、ご縁に恵まれたのだと感じています。

これまでの全てとなると長くなってしまうので、今回は最初の転職である塾業界からの転職について振り返ってみます。

考えが甘かった「塾業界」からの転職

人生で初めての転職活動は新卒から10年ほど経過後のこと。
子ども向け教育の会社で教材を作ったり塾の運営をしたりしていた頃でした。

周囲と一緒に「この業界から他の業界には移りづらい」と話していた当時。
どこかの会社に拾ってもらえたら御の字という気持ちで臨んでいたのですが、振り返ると随分甘い考えだったなと。
堅実さと実直さ勝負みたいに捉えていたところがあったのです。

加えて、転職エージェントには「終業時間の観点から塾以外で考えたい」という希望を伝えていたので、進路をこじらせる展開に。
面接にて「定時で帰れる会社に行きたいだけでしょう?」とハッキリ尋ねられたこともありました。

今、当時の自分に伝えるとしたら。
当たり前かもしれないけれど、この2点でしょうか。
・教育業界からの転職を言い訳にしないこと
(謙虚さではなくて甘えでしかないのだから)
・実直さをウリにしないこと
(自分の経験をもっとわかりやすく伝えるポイントが見つかるはずだから今の10倍掘り下げて考えてみる)

研修会社とのご縁

迷走気味だった最初の転職活動。
その中でご縁をいただいたのが、社会人向けの研修会社でした。

それまで教育に関わる仕事と言えば塾・学校・教材制作(・人事・キャリアアドバイザー)くらいしか知らなかった自分が「人材育成業界」を認識した瞬間です。
そして結果的にはそれがたまたま自分のやってきたことと親和性が高い仕事でした。

講座の宣伝文を考えたり、カリキュラムを考えたり、制作進捗のスケジュールを引いたり。
個々の仕事で過去の経験を応用することができてやりがいがありました。

この転職に不満はないけれど、敢えて当時の自分にアドバイスするなら
・もっと「人材育成業界」を調べてみる
(今まで「教育」という言葉でしかサーチしてなかったので)
と言うかもしれません。

人事領域という選択肢

人材育成業界を経験したことで、その後の転職活動の選択肢も少し変化しました。
大きかったのは、人事部門のお仕事を紹介いただけるようになったことです。

その後の自分がそちら方面に転職しているから余計にそう思うのかもしれませんが、教育と言えば誰かに何かを教えるくらいのイメージだったのが、人の成長ということに目が向くようになってきたようにも感じます。

そう考えてみると、無知と無茶を多分に含んだ過去の転職活動も、意味があったのかなと思います。

どの業界からの転職だってエネルギーを使うし同じかもしれないけれど。
それでもやっぱり思うのは塾業界からの転職は大変だったということ。
あまりない機会なのですが、もしこの先に同業界・業種の友人たちから相談を受けることがあれば。
何かしら還元できたらと感じているところです。

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