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自分のための時間を大切にする

子育て中は、とにかくいそがしい。

朝から晩まで、子どもは親の状況を完全に無視して好き勝手ふるまってくる。1歳7か月になり、できることが増えた息子には危険も増えた。「できること=うまくできること」という段階ではないからだ。リビングを走れば転んで体を床に打ちそうになるシーンもあり、息子のお世話をする時は、神経が最高に張り詰めている。

そんな子育てに仕事が加わるのだから、いそがしくなるのは当然だ。でも、1日にとる自分の行動をよく見ると、トイレにも行けないほど忙殺されているわけではない。ひとりの時間、自分だけの時間は、確かに存在する。こうしてnoteを書いていることからも、そのことは明らかだ。

なぜ「子育て中は、とにかくいそがしい」と思うかというと、知らず知らずのうちに、自分を大切にすることを後回しにしているからではないかと思う。

家族の満足>>>>>お取引先の満足>>>>>自分の満足

これが僕の生活の優先順位である。子どもの笑顔、子どもの成長は僕にとって幸せなことだし、お取引先の要望を満たすことは僕の仕事である。でも、親になろうが夫になろうが、個人事業主としてライティングの仕事をしようが、僕はずっと僕であることに変わりはない。

なんだか最近、僕は自分の人生がなくなってしまったかのように感じられるときがあるのは、それは僕が自分の優先順位を低くしていからだと思うのだ。

朝5時台に起きる息子の世話をし、怪我をしないように見張りながら朝食をかきこむ。僕にようやくひとり時間ができるのは、息子の保育園送りを終えた午前9時半ころである。

カフェで淹れたてのコーヒーと焼きたてのトーストを食べながらその日の仕事をイメージするなんて、おとぎ話の王子様でもとてもできない贅沢になりつつある。だからこそ、帰宅後にとる2度目の朝食は、僕には宝物のような時間なのだ。

ほんの5分くらいではなるけれど、この時間は僕が僕であり続けるために必要なのだ。なぜなら、僕が僕を最優先する時間だからだ。

2度目の朝食以外には、料理写真を撮ったり、

月を撮ったりする時間は、紛れもなく僕を優先にした心地よい時間なのだ。

息子は「いえーい」と言いながら両手を出すとハイタッチをしてくる。仕事でも新しい挑戦が始まり面白さもある。でもだからといって、自分をないがしろにするのはよくない。

誰かの立場でものを考えたり、誰かをケアしたりするには、まず自分自身が満ち足りている必要があるからだ。

僕は自分のための時間を大切にしたい。

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そのべゆういち
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