誰かの善意は、別の誰かを傷つけることがある

息子の夜泣きが激しすぎて、児童相談所(以下、児相)に通報されてしまいました。

詳しいことはブログに綴っていますが、ざっくりというと、

・6月20日(土)の夜、寝かしつけ時に息子が激しいかんしゃくを起こす
・ただ大泣きするだけでなく、「パパ、助けてください!」「パパ〜」などと言葉に発して30分泣いた
・息子は声が大きいので、泣き声は以前から室外に漏れていた
・虐待を疑ったご近所の方が児相に通報した
・児相職員2人が我が家を訪ね、事情を質問された

です。

その場では職員の方からの質問に答え、堂々と振る舞ったつもりでした。僕は息子に怒ることはあっても虐待はしていないし、やましいことは何もなかったから。

でも時間が経つにつれて、僕の中でモヤモヤが膨らんできて、かなり落ち込むようになりました。

息子はいやいや期でこだわりが強く、言いがかりレベルの要求を一切の忖度なしに大声で要求してきます。親としても息子のすべての願いを叶えられないので、苛立った息子がかんしゃくを起こすことはある。けれどもいつもかも激しく泣いているわけではありません。育児時間の中では、ほんの一部なんです。

僕は息子が小さいときから自分なりに一生懸命に息子に向き合ってきました。でもたった30分、たった30分の大泣きが通報案件になったことにショックを受けてしまいました。

僕がこれまでやってきたことが、なんだか無駄なように感じられた。もちろん、無駄なんかじゃない。それはわかっています。でも、そう思ってしまった。

児相に通報した人はきっと、善意からの行動だったと僕は思う。その人の正義から発生した行動であり、そのアクションは素晴らしい。だがその正義や善意に僕はモヤモヤし、落ち込んでいます。

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