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僕のQ活記録            ~2本のシネレンズが加わる 後編~

Cine-Zuiko 6.5mm F1.8

この春から僕の手元にきてくれたPENTAX Q10。とにかくQで撮ることが楽しくて、週末になると外に持ち出している。その際にお共しているレンズがCine Yashinon 13mm F1.4Cine Zuiko 6.5mm F1.8というシネレンズの2本。

このシネレンズ2本のうち、まずはCine Yashinonについてこんな感じで撮ってます、と先日ご紹介させていただいた。

今回はもう1本のシネレンズ、Cine Zuiko 6.5mm F1.8を使って撮影したものをご紹介させていただく。

Cine Zuiko 6.5mm F1.8というレンズ

左からQ標準ズームの02 STANDARD ZOOM、Cine Zuiko 6.5mm F1.8、Cine Yashinon 13mm F1.4

オリンパス光学工業株式会社製で昭和40年代のものらしい。Q10に装着することで35mm換算で約36mm相当となる。このレンズ、兄貴分に優秀なCine-Zuiko 13mm F1.8 Dというレンズがあるようで、これに比べると…なんて分が悪い立場に追いやられているようだ。かわいそう😢

Yashinonの鏡筒もいいけど、Zuikoのゼブラ鏡筒も負けず劣らずカッコいい。
Japanの文字が何とも誇らしげではないか

ケラレも個性の一つとして楽しむ

このレンズを買ったお店を出てすぐ初撮り

Q10で6.5mmというレンズを使用する場合、避けて通れないのがケラレ問題のようだ。これはQの撮像素子が1/2.3型と小さいため、35mmカメラ用レンズ等組み合わせると画角が極端に狭くなることで発生するものだ。

Qでは撮影フォーマットで4:3や3:2を選ぶと四隅がけられる。これを防ぐには16:9や正方形を選ぶことになる。

そこで購入直後は真四角等で撮影してみた。でもただでさえ小さなレンズ、そのレンズのさらに一部しか使わないなんてもったいないし、気分的にも何だかレンズが持っている力を使い切っていないようでしっくりこない。さらには、レンズを変えるたびにフォーマットを変更することも面倒に感じはじめた。

マウントアダプターの問題か、それともこのレンズの個体差なのか、
僕のレンズでは四隅というよりどうも右側部分によりケラレが見られる

そこですぐに「ケラレもこのカメラとレンズの組み合わせによる味なんだ」と頭を切り替え、ケラレを使って楽しんでいくことにした。

ケラレもこのレンズの味と考え常用の3:2で撮影
これなんかはトンネル効果が活かせている

いい写りしてくれるよ

紫陽花のガク部分の質感がいい感じ。
性能のことは良くわからないけれど、右奥へのボケ方などいい写りしていると思うな
今年はいつも以上にたくさん紫陽花を撮った。
それはQとシネレンズの組み合わせが紫陽花撮影に合っていると感じたからだと思っている
お気に入りのカスタムイメージ「Auto110」で撮影
「ほのか」をベースに少しローキーに調整したカスタムイメージで撮影。
好きな色合いなので良く使うイメージの一つ
カスタムイメージ「リバーサルフィルム」で撮影。色が良く乗って濃い味付け
こういう構図ではケラレは欠点ではなく効果として活かせる
ピーカンのもとでは少しシアンが強くなる
完全逆光で登場したフレアがケラレを感じさせなくしているのかな
なんだか古い日本映画を見ているよう
明るい部分も暗い部分も色がこってり乗ってくる感じ

Cine Yashinonのような強烈な個性では無いけれど、ケラレという味つけ、35mm換算で約36mm相当という焦点距離、しかもけっこう寄れるこのレンズ。路地歩きが多い僕にはとっても使いやすい。

出される色味も気にいっている。先日ご紹介したCine Yashinonとともに、僕のQ活で今後もメインの一本として使っていきたい。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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