見出し画像

あなたと「偏」な話がしたいから、まずはわたしの「偏」をお話するね

立ち寄ってくれてありがとうございます、ゆこです。

人に聞く前にまず自分から、ということで「偏」の話をさせてください。



一年前、こんなものをつくりました。

去年半年間受けていた連続講座「言葉の企画」でつくった、自分の広告。

言葉の企画1学ぶ偏愛家

たった一年、されど一年。今見ると、めちゃくちゃ拙いなーって思ってしまう。

でもね、やっぱり理由もきっかけも好きな人だし、偏愛なんだよ。


例えば高校生の頃。一目ぼれした予備校の先生に「一緒に頑張りたいと思うし」って言われたのがうれしくて。「数学だったら教えてあげるよ」っていってくれたのをいいことに、毎日数学の質問つくって通って、気づいたら3か月後、数学の偏差値20上がっていました。

例えば大学生の頃。サッカーチームを応援するために大学に来た熱量高いサポーターとお付き合いしてまして。彼は毎日サッカーばかりで会えずに堪える日々が続き、どーーーしてもサッカーに勝ちたかった。サッカーという競技をつくった人を呪いつつも、めちゃくちゃ詳しくなっていました。

例えば就職して、「この人のことは裏切れない!」と思うスーパーアイドルに出会ってしまった頃。その人をもっと応援したい一心で、職場にお願いして異例の異動と引越しをさせてもらった。会いに行きたい一心で一人働き方改革をして、残業4時間・5時間当たり前の職場で定時退勤できるようになっていました。

これ、恋ばかりじゃなくて。

『のだめカンタービレ』にハマったときは映画館に10回以上通って台詞暗記して、劇中のピアノ曲も練習して、のだめちゃんと同じ服屋さんでお揃いの服を何着も買いました。

合唱部だった頃は「もし歌えなくなることがあったら、生きてる価値なんてない」と本気で思っていたし、就職先に学校を選んだのは、大人になっても合唱したかったからだというのが密かで大きな理由のひとつ。合唱コンクールの練習期間だけは翌日職場にいくのが待ちきれないほど楽しかった。



と、こういうエピソードならまだまだ出てくる。

いつだって自分のことより、好きになった人が最優先事項の人生を送ってきました。

「そんなに熱量そそげるほど好きなものがあって、幸せだね」とよく言われます。実際、好きなもので頭も心もいっぱいにするのはとっても幸せな時間です。

でもね、どれだけ「好き」を摂取しても満たされることはなかったし、いつもどこかに寂しさがいて。だってどれだけ愛を注いでも、所詮熱心なファン止まりだし。やり場のないたくさんの「好き」を、ただただ持て余すしかない。

偏愛だから報われないんだ。偏っている報われない愛でいっぱいの自分を恥ずかしく思って、好きなものを人に紹介できずに隠して、普通を装って暮らしていたこともありました。

そんなことしてると、だんだん自分って何が好きで、何をしたいのかがわからなくなっていっちゃうんだよね。




2020年、阿部広太郎さんを知りました。話を聴いて、『超言葉術』を読んで。考え方をもっと学びたいし、阿部さんをもっと知りたい。その一心で、連続講座・言葉の企画2020に迷わず飛び込みました。

2020年、100人の企画生と一緒に講座を受ける中で、たくさん話して、やりたいことを一緒に実現してもらって、課題でいっしょに悩んで壁打ちして、うまくいかなくて病んだりもして。課題や講義、それ以外の時間でたくさん心のなかを見せて、見せてもらってをくり返して。


半年間、言葉と企画と自分をひたすら考え続けて。最終回直前に見つけたことは、やっぱりわたしは「偏」だということでした。

半年間学んで考えて、結果行き着いた先がいちばん最初から挙げていた言葉だったなんて、「やっぱりな」と思いながらも何だかおかしかったなー。


画像2


調べると、「偏」という字には他に、「かたよる」「ひとえに」という読みがありました。

「ひとえに」の方は馴染みがなかったので、意味を調べてみました。

ひとえ‐に〔ひとへ‐〕【▽偏に】

[副]《名詞「一重(ひとえ)」+格助詞「に」から》
ただそのことだけをするさま。いちずに。ひたすら。「御贔屓(ごひいき)のほどを偏にお願い申し上げます」
2 原因・理由・条件などが、それに尽きるさま。もっぱら。「成功は偏に君の尽力による」

大辞泉


「かたよっている」の意味で自分は「偏」だし、わたしの好きは「偏愛」だと思ってきました。どちらかというと、ネガティブな意味で使ってきました。嫌いではないけれど、蔑むような意味で。

けれど、この字で「ひとえに」という読みと意味があることを発見して、「偏」の字がすーっと沁みて馴染んでいく感じがしたんですよね。


ただそれだけをいちずにひたすら愛する。そういう偏愛、わたしはたしかにずっとしてきていたよね。そう思えたら、偏愛してきたことと、ずっと偏愛してきた自分をちゃんと受け止められる気持ちになったんです。


好きを隠してしまうことがあったけれどこれからは、堂々と、好きなだけ好きだと言おう。

本人にも、何が、どこが好きかを伝えよう。

時間もお金も体力も注ぎ込んでとことん愛してしまうなら、企画して、好きを相手のためになる形に変換して届けよう。


そう思って、好きな人たちの好きなポイントを紹介すべくインタビュー記事を書いたり、


企画生と一緒にいろんな方の「自分でかかないプロフィール」をつくってみたり、


好き!に触れられるもっと増やすために2020年末で仕事をやめて、前からしていたライティングに、新しくデザインを学んで身に付けたり。


そんなことをして過ごしています。

やり場のなかった「好き」に行き場をつくってあげるのが、わたしにとっての企画でした。今思えば言葉の企画では、「好き」を受け取ってもらう方法を教わっていたんです。おかげで、少しずつ報われる「好き」も増えてきました。



今、わたしがなりたいものは、担当です。

今、「推し」という言葉がよく使われるけどわたしは担当になりたい。

推しって立ち位置だと前後の関係だけど、担当っていうと隣で同じ方向をみて、包み込んでいる感じがして好きなんです。ジャニーズが好きなのもあって、担当という言葉は自分によく馴染みます。

好きだなぁ、いいなぁと思う人を担当して、あなたの魅力を探したり、成長のためのお手伝いをしたり、ずっと味方でいるような、一緒に頑張る人生のマネージャーみたいになれたらいいなと思っています。

一人ずつに合う方法は違うから、一対一のオーダーメイド対応できる担当でいたいです。



ここまで読んでくださったあたなのことも、偏って愛するだけじゃなく、偏に好きになれたらいいなと思っています。

よかったら、あなたの「偏」の話も聞かせてください。大喜びでお聞きします!あなたの「偏」も知って、偏りを愛していけたらうれしいです。

「偏」な話、してもいいよって思ってくださったらぜひお声がけください。

Twitterならだいたいいつもいるから一番確実かと! ▶ゆこTwitter


あなたとの「偏」な話できること、楽しみにしています^^


画像3


偏に愛する担当・ゆこより。


この記事が参加している募集

振り返りnote

サポートしていただけたら、あなたの読みたいnoteを書きたいです。 どんなものがお好みですか?^^