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かぐや姫の脆さから色気を学ぶ
この前仲間内で開いているzoom会で私のこれまでの人生を語るきっかけをもらった。
40までの人生を4分割でそれぞれ振り返る。
改めて書いてみると、
すごく繊細な中で一人相撲を繰り返しながら、ある意味強く生きてきたんだなーと客観的に評価した。
ものすごく弱い脆さを孕んでいる。
だから多くの人に支えられてきた。
異性関係も20歳以降非常に華やかだ。
そしてその華やかさはより一層深い色味に変化して今も健在である。
それはこの脆さのおかげでもあるだろう。
脆さを感知すると人はその人を本能的に守りたくなるものだから。
私だってその本能がよく働く。愛おしくなる。
だからそう思う。
ボコられるかもしれないが、
たまにかぐや姫気分になる。
妄想癖とたまに天井無く自信過剰になるので許して欲しい。
彼女のような絶世の美女でも、美しい声を持っているわけでは無いが、
彼女と同じくらいの儚い脆さを持っているように思うから。
多くの殿方。しかもハイレイヤーの殿方から求婚されても見向きもせず、無理難題で交わそうとする彼女。
見方によってはとても傲慢で高飛車。
しかしとても繊細で素直な彼女はただその心に従っただけだろう。
原作を読んで無いしあくまで私の妄想だが、
彼女は地球に生まれて自然の美しさを体感する以外に、誰かと心から愛し愛される体験をしたかったんじゃないだろうか。
だからそれ以外のことは興味がなかった。
ましてや外見だけで判断してくる輩のことなんて、どんだけお金や権力を持っていようとも彼女にとっては無意味でしかなかった。
むしろ彼女の心のガードをより固める結果となった。
唯一無二の方と愛し愛される体験。
そしてそんな相手が実はいた。
その方は彼女の心のガードにもめげず、彼女を知ろうとした。
そんな姿勢に心打たれ、彼女も彼にだけは心を開くようになる。
2人は誰にも知られないように彼と密かに愛を紡いでいった。
しかし月に帰らねばならない。
また地球に転生するときまで生きていて欲しいと一縷の願いを込めて、彼に不老不死の薬を渡した。
しかし彼はそれを捨て、違う時代で転生した時にまた出会えるように願った。
真実はわからないが、そんな気がしている。
話を元に戻そう。
そんなかぐや姫もいつ月に帰らないといけない(=この世から消える)かという憂いを常に抱えていて、そこに儚さという脆さが宿った。
それが色気となって多くの人を魅了したのだろう。
桜の花や黄昏時、花火。
それらが人々を魅了してやまないのも脆さ。
人の脆さとその引き寄せる力の強さをRADWIMPSのはうまく表現している。
触れたら 壊れてしまいそうで
触れなきゃ 崩れてしまいそうな だけど
それでも 僕は手を伸ばすよ
壊れても拾い集めるよ いいだろう
「私を見て!」とばかりに可哀想な自分をアピールし、「悲劇のヒロイン」になるのとは訳が違う。
こーゆーのは勝手に醸し出されるものだ。
こーゆー人は一見強く見せようとする。
しかし実際は脆い。
しかし真は強い。
どっちやねん!!
強 弱 強(外→内)
外は強く、中は脆く、真は強い。
そんなサンドイッチ。
陰と陽が重なりあい、バランスが取れている。
どちらもあることでバランスを取る。
一見アンビバレントな状態がもっとも人らしい。
真反対を同時に自分の中に包括する葛藤と調和。それを受け入れている。
そして静かに足掻く。
その人らしさが人たらしになるのだろう。
かぐや姫を見ているとそんな気分になる。
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