金は有限だから悩む、でもそれも楽しいような

セール品や中古品じゃなくて定価で新品買った方が運気が上がるとか聞いたことがあるんだが、まあそれはそうだなと思うんだが

ユニクロとかで「売り場に出したばかりです!」というピカピカの新商品を見て『いいな!値下がりしたら買おう!』と思った後、手垢か摩擦か埃か何かで輝きを失っていき結果次回見た時には別に欲しくなくなり、
気に入って買った服も何年もきてると色も褪せてどよーんとした雰囲気を放ってくるし

古着好きだったが最近新しい服の方がよくなってきた　もう体が重いから服の背負った思い歴史まで背負いきれない
というか古着屋の情報量(基本同じ服がない)が多すぎてもう処理しきれない

しかし買えるような価格帯の新品ではっとするような物に会うこともなく、多少奮発したところでそれは同じで、
若いころはちょっといいなぐらいで欲しい!となってたが最近はちょっといいな、の一瞬後には別にいらねえか、と冷めてしまう
これを買うためにもっと働かなきゃいけないんだと無意識に考えてだるくなってるのかも

しかしよれよれを捨てた手前何も見つからないと困るし
外国だとよれよれでも結構okだったりするけど日本だと小綺麗にしとかないと人としての敬意を得られない雰囲気

で結局どっちにしても大して気に入らないなら売れ残った割引品か、きれいな中古からちょっといいなくらいのを探そうとなってる
余り物を救出するという名目。

最近安い服はポリエステルとか化繊メインのばかりで、デザインが好きで買っても結局着心地が悪く着なくなるのが経験則でわかってきたので除外せざるを得ない
普通の綿の長袖tシャツとかなかなかない。
あってもくすみカラーとかいうやつなのかなんか暗い気持ちになる灰色っぽい色が多い
くすみカラーとか秋色ってほんとになんなんだ　売り場ぱっと見て明るい色が全くない、化繊由来の埃が充満している店には暗澹たる気持ちになる

昔のユニクロとかは色んな色を置いてるイメージだったけどおしゃれ路線に行ってからそういうのはなくなった
ネットだと微妙に色合い違ったりするから実店舗でありとあらゆる色を置いてる店があるといいのにな　でも売れ残りが凄くてできないのかもな

こんなにたくさん店があってたくさん物を置いているのに自分好みにぴったり来るのが全然ないなんて　と途方にくれる。
腹ごなしにそのへんで座ってパンを食べる。パン屋のパンも高くなった

1　素材(綿かレーヨン)
2 　色
(3     柄、プリント)

のうち1.2か1.3が揃ってればいいんだがそれすら少ない
半袖だったらまだ見つかりやすいが長袖はなんか少ない

2.3年前、近所の商店街で5.600円で好きなキャラクターの綿のTシャツが売ってて、迷いに迷って1枚厳選して買ったが、着すぎて1年でよれよれになったからこんなことならあんなに馬鹿みたいにずーっと悩まないで3枚くらい買っとくんだった
衝動買いでミスった前科があるのでつい悩むタイミングを間違えてしまう　頭疲れる
気に入ることがめったにないんだから借金でもしない限り気にいった時は後々のために買っといた方がいいと肝に銘じる

こんな答えのないことでぐーっと悩んで、いっそスティーブジョブズみたいに服にそんな興味なく毎日白tシャツでその時間を他のことに全て当てられたら得だろうに、と毎回思う

結局この前近所の値下げコーナーで見かけて1.2番は揃ってるが3番が70点くらいだからやめたやつをやっぱりもう一回見に行って、まだ売れ残ってたので色違いも2枚買っといた。こんな売れ残ってるんだから救出だよ。と思いたい。店にこんなに服があって全部が誰かに着てもらってるとは到底思えない
裸でいるわけにもいかないし、と言い訳してレジに運ぶ。プリントのデザインまでこだわってるといつまでもよれよれから卒業できない

10000円まで出せばデザインまで素敵なのを買えるんだろうが一枚だけじゃ足らないし、もう前みたいに服のためにもっと働くぞという気合いが出ないしもういいや
Tシャツは消耗品と思うことにします
なんか作業したら汚れるんだから、そもそも100%気に入ってない方がいいかもしれない

確固たる理想のイメージがあって、自分で作れたらなおいいような気もするが、こんなに服が溢れてるんだからもう要らないだろとも思う

難しい、色々考えすぎなのかも
あー疲れた

しかし何日か置いて考えてから買ったから今のところ悔いはない。
買ったシャツ群と自分が着てて脱いだシャツを重ねて置いたら我ながらいい色だなあと思った

何はともあれこれからしばらく心機一転しゃきっとした服を着れるからよかったということでポジティブに終了することとする。

追記:
そういや試着してたら試着室のドアの下の隙間から2.3歳の赤ちゃんとおぼしき小さい手が出てきて私の足の甲に載せてきたのがおもろかった
もう片方はゼリーの殻みたいの持ってるし

聞こえてきた親?の声からするにどっかアジア系の人っぽかったが恐る恐る開けたらいなくなってた