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全てを笑いに変えることができれば人生最強だと思うので、芸人さんマジリスペクト

観ました?この前のM-1。
めちゃくちゃ感動したんですけど。

武器は、自分のしゃべりだけ。
身ひとつで戦ってる姿は、もうカッコよすぎて
痺れた。


芸人って、本番のネタ以外でも
カメラを向けられると面白いこと言ったりしてるじゃないですか。

それは、芸人魂としてやってると思うんだけど、

他の芸人にカメラが向いた瞬間、
ふと、すごく真剣な顔をしてる瞬間があって。

そこにすべてが現れているような気がして、、
あぁカッコイイなぁと思ってしまう。

その顔が見たいがためにM-1見てると言っても過言ではない。


ネタを見て、改めて感じたけど

お笑いって、結局
「どれだけひとつのことを深く掘り下げられるか」なのだと思った。

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いつもの日常を
ちょっと違った角度で見ること。

そこからネタが生まれる。

ってことは、芸人は
「日常を深く掘り下げて、笑いに変えることができる人」ということになる。


え…素敵すぎる。
芸人さんへの尊敬の念が止まらないんですけど。

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あと私、オードリーの若林めっちゃ好きなんです。

彼は本も出版してて、考え方が、もう…好き。
(2回も言ってしまった)


本のなかで、すごく素敵なことを書いてたので紹介します。


人生を「黒ひげ危機一髪」に例えてて、

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本より抜粋↓↓
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今がベストな状態か分からないけれど、

他人の樽からおっさんがバンバン飛んでいるのを横目に、剣をたくさん刺した記憶がある。

そして、今の漫才の形が受け入れられたとき、

ようやく僕の手元にある一つめの樽から
おっさんが飛んだんだと思う。


今、僕の目の前には膨大な量の新たな樽が並んでいる。

剣刺さなきゃなぁ~。なんせ穴だらけだから。

とにかく刺して、穴の数を減らさないといけない。

結婚相手や商品開発なんかも似たようなところあるのかな?


何かをして何も起こらなかったとき、
飛ぶ可能性は上がっている。

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私たちは、何か行動をしても何も変わらなかったとき

こんなことやって意味があるのかな?とか
思ってしまいがちだけれど、

黒ひげ危機一髪に例えて言えば、

そうやって剣を一つ刺すたびに飛ぶ可能性は上がってるんだよなぁって。

無駄じゃないんだなぁって。

腐らずに頑張ってみようかなって
思わせてくれた。

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そして、

こんな素敵な発想ができる人がいるなんて…
惚れてまうやろ…となり、

それから、若林との結婚を意識し始めました。


でも彼、最近結婚しましたよね、、


別におめでたいことなんだけど
めっちゃ年下の若い女性と結婚したっていうのがなんか、、

いや、いいんだけど
よくある芸人の典型って感じでなんかアレだなぁと思ってしまった。

いや、いいんだけど。笑

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ちなみに私、学生のとき
お笑いかじってたことあるんですよ。


私の通ってた短大は、「表現文化学科」という珍しい学科があって、
様々な表現方法を勉強しました。

そのなかでも 特に「お笑い」に力を入れている学科で、

プロの芸人さんを講師に招いて
講義してもらったり

ただお笑いのDVDを見て感想を書くだけっていう授業もあった。笑


そんななか、今でも1番印象に残っている授業が
ありまして、、、

吉本興業の構成作家が講師をしていた授業。


まず初めの授業で、その構成作家から放たれた
言葉は…

「えー、これからコンビ組んでもらって
漫才してもらいます。ネタは自分たちで考えてください」


一同絶句。

そんなつもりじゃなかった…。
教室に居合わせた全員がそう思ったことだろう。

そこからは、ネタ作りに必死だった。

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どうせやるなら、スベりたくない…

その一心だった。


私は1番仲の良かった友達とコンビを組み、
ネタは私が考えた。

「食い気味のおかん」というネタでコントをした。


( 私の母は、とてもせっかちな性格で、逆に私はのんびりしてるので、私の話を最後まで聞かずに、どんどん勝手に進めていくみたいなところがあって、、それをネタにしました。)




結果、めっちゃウケた。


ちなみに、講師である構成作家はめっちゃ厳しかったんです。

みんな素人なのに普通に厳しくダメ出し
してたし、ここはNSCか?と誰もが錯覚したぐらい。

でも私のネタを見たあと、あんなに厳しかった講師が

「素晴らしい。もう言うことないわ」
と言ってくれたのです。

そして私に対して、

「君、いてるだけでオモロいなぁ。」

という、芸人としては最高の褒め言葉をいただきました。





いや、芸人じゃないけども。笑


なので、ちょっと歯車が狂ったりしてたら、
もしかしたら今ごろ芸人やってた可能性ある。


当時同じ授業を受けた友人達は、
M-1を見て「面白い」などという普通の感想は言わない。


「うちらの方が面白くない?」

「そのへんのドラマや映画よりもドラマがある。生き様リスペクト」

などと言ったりしていた。


ネタ作りの大変さを知ったからなのかもしれない。

あの授業を受けてから、
私たちはもう、芸人の端くれとして生きてきたのかもしれない。

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私は芸人にはなれなかったけれど、
芸人的思考は持って生きていきたい。

全てを笑いに変えることができれば、
人生最強だから。

そして、この人生を
もうこれ以上ないくらいに心から楽しんで
味わい尽くして

漫才の最後みたいに、
「もうええわ!どうもあざした~」で締めくくりたい。

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今日はこの辺でやめさせてもらうわ、
どうもあざした~

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