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油断大敵は伝え方が大切 ~テンションが上がる使い方をしよう!~

なんでもうまくいくと嬉しいものです。

そりゃそうですよね。

でも、なかなかうまくいかないのも人生ですよね。

ちなみに、こんな言葉はご存知ですか?

勝者は勝って自信をつけ、負けて教訓とする。

敗者は勝って自惚れ(うぬぼれ)、負けて落ち込む。

つまり物事がうまくいけば「自信をつける人」と「自惚れる人」に分かれ、片方の「自惚れる人」がいるから、油断大敵という言葉があります。

そして、そんな油断大敵という言葉も、使い方次第で影響力が全く変わっていくという事例です。

まず、油断大敵という言葉の意味を確認しましょう。

辞書を引くと、次のように書いてあります。

  • 油断は物事の失敗のもとで、恐ろしい敵であること。

  • 注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきであるという戒め。

  • 油断は大失敗を招くから、どんなものより恐るべき敵として気をつけよという意味。

油断をしてはいけないと分かってはいるけど、油断せずに今まで生きてきたという人はいないのではないでしょうか。

私ももちろん、たくさん油断をしてきました(笑)

会社において、調子が良い時というのは、いわゆる業績が良い時だと思いますが、そんな時こそ油断大敵という言葉が大切になってきます。

しかしそればかり言われるとあまり良い方向に、組織は向かわないかもしれません。

  • 「油断をするな~」

  • 「気を緩めるな~」

  • 「調子に乗るな~」

ちなみにこれは心理学の話ですが、子供に「皿を落とさないように」と言うと「皿を落とす」というイメージを頭の中で想像してしまい「皿を落としやすくなる」という話を以前聞いたことがあります。

だからそんな時は「お皿は気をつけて持ってね」と言った方が良いそうです。

このように、あまり「油断大敵」と言い過ぎると、油断をするというイメージを頭の中で想像してしまい、油断するようになったりしてしまうかもしれません。

さらにもっとシンプルに考えると「油断大敵」とばかり言われると、単純にテンションが下がってしまうかもしれません。

なぜならば「◯◯をするな」というよりも「◯◯をしよう」の方がテンションが上がるからです。

だから「油断大敵」という言葉を、油断をさせないためにという目的ではなく、何かをするための手段として使うことが大切なのです。

業績が良い時には、チャンスをものにする準備ができている時という言い方もできます。

なぜならば、業績が良い時には、色々な意味で余裕があるからです。

業績が良くない時や赤字の時には、なかなか未来へのチャレンジや新しく融資を受けるなどということはしにくいですよね。

だから業績が良い時に、油断大敵を共有しながらも、未来のチャンスをいかにものにするかということにフォーカスすると、みんなのテンションは上がっていくかもしれません。

その時に何をするかが大切なのですが、それ以上に大切なことは、それは何のためにするかということです。

つまり業績が良い時は、油断大敵を意識するだけでなく、企業理念を共有できるチャンスでもあるのです。

業績が良い時こそ油断することなく、原点に立ち返って当社の企業理念を共有しよう。

そうすれば油断をするなという目先の話ではなく、企業規模での視野で話ができるようになります。

きっと、そのほうがみんな楽しいのですよね!!

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