見出し画像

教員志望の学生は大学院に行くべきか?

皆さん、こんにちは!!
現在私立中学高等学校で、数学の教員をしながら教員を目指している方や、教員に対する些細な疑問を持つ方たちに向けて情報を発信している、S.Kiriaです。

大学生にとって、大学院に進学するか就職するかの選択は長い人生におけるターニングポイントの1つ

文部科学省が実施した2022年の学校基本調査によると、大学の学部から大学院等への進学率は12.4%

進学率のみを見ると低いように感じますが、大学4年時に大学院への進学を希望している学生はおよそ62.3%もいるみたいなんです。

そんなターニングポイントを迎えるのは教員志望の学生も例外ではありません。

私自身も大学4年の頃は、大学院に進学するか就職するかすごい悩んだ結果、進学をせず、就職の道を選びました

本日は、教員志望の学生は大学院に行くべきかどうかについて現役教員の立場からお話しさせていただければと思います。

結論からお伝えすると教員志望の学生は

「大学院に行く必要はない」

と思います。

この言葉だけだと、
「大学院行ってないくせになんでそんなことが言えるの?」
「嫉妬しているだけだろ」
とだいぶ叩かれそうですが(笑)

ちょっと待ってください!

決して大学院進学を100%否定しているわけではありません‼︎

先ほど言い切るような言い方をしてしまいましたが、大学院に行くことで学問を極められるだけでなく、大学の時以上にコミュニティーを広げることができたり、働くより自分の時間を確保できるので様々な経験ができて人生経験を豊富にさせたり、大学院に進学した方がメリットが大きいのは確かだなと私も思っております。

また、一般企業の就活という面においても学部卒より大学院卒の方が有利なのも事実です。

しかし、教員になるための就活に関しては違います!
「大学院に行く必要はない」
この言葉を言い切った理由の1つとして教員の就活において学歴はあまり関係ないからなんです!

公立学校も私立学校も教員採用試験というものがあり、採用試験にさえ合格すれば誰でも先生になることができます。
私立学校の中には、大学院卒のみ受験が可能のような学校もありましたが、ほとんどの学校では学部卒以上は受験資格を得る事が出来るので、一般企業の就活のように大学院卒の方が有利というわけではなく、教員になるための就活においては大学卒であれば、そこまで学歴にこだわる必要はありません。

また、私立学校においては毎年教員を募集しているとは限りません。

私立学校は基本的に退職される先生の代わりとして新たな先生を募集します。
大学卒のタイミングではこの学校では教員を募集してたのに、2年後の大学院卒の時には募集をしていないような学校はいくらでもあります。
※ちなみに毎年教員を全教科募集しているような学校は注意が必要です!詳しくはこちらをご覧ください。
↓↓↓↓

教員の就活において、大事なのはタイミングであり、学歴ではありません!

決して大学院に進学しないと先生になれないとか不利になることはありません。

教員になりたいと思う気持ちがあり、一生懸命教員採用試験に向けて頑張っている学生であれば誰でも先生になる事ができます!

よって、先生になるためには「大学院に行く必要はない」のではないかと思います。

最後に

本日は、現役教員目線で教員志望の学生は大学院に行くべきかどうかについてお話しさせていただきました。
私自身、学部卒後ストレートで私立学校の専任教員となり、1年目から部活の主顧問を任されたり、2年目から担任を任されたり、保護者のクレーム対応をしたり、教員としてさまざまな経験をさせていただきました。
大学院の2年間で得られる経験はたくさんあると思いますが、それと同じくらい学部卒で働き出す事により得られる実践経験もたくさんあると思っています。
冒頭で言い切るような言い方をしてしまいましたが、

・大学院に行きたい明確な理由がある
大学院進学
・実践経験を早く積みたい
就活

上記のような考え方でいいのではないかと思います!
教員の就活において、学部卒も大学院卒も関係ありません!
どちらにもメリットがあります。
教員になるためには大学院を卒業しないといけないのかなと思っている学生の皆さんに改めて伝えさせてください。
先生になるのに、
「大学院に行く必要はありません!」
教員になるためではなく、自分の人生において大学院に進学する必要があるか、大学院に進学したい目的があるかどうかで判断してもらえればいいのではないかと思います!

本日は、お忙しい中、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
今後も教員生活のありのままを発信していこうと思いますので、フォローのほどお願いいたします!

また、私が実際授業で扱っている教材を販売していますのでそれも併せて
お願いいたします!
↓↓↓↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?