見出し画像

現役教員がブラック校則について考える。

皆さん、こんにちは!!
現在私立中学高等学校で、数学の教員をしながら教員を目指している方や、教員に対する些細な疑問を持つ方たちに向けて情報を発信している、S.Kiriaです。

・パーマ、ツーブロック禁止
・カーディガン禁止
・恋愛禁止
・下着の色は統一
・学校内での携帯使用禁止

上記は一時期話題となりました「ブラック校則」の内容です。

本日は、ニュースでも話題となった「ブラック校則」について現役教員目線で思っていることをお話ししたいと思います。

そもそも学校の校則は生徒が危険に合わないようにや、授業に集中できるように等、生徒のためにあるものだと思われがちですが、それは違います。

文部科学省における校則の定義にはこのように書いてあります。

校則は、学校が教育目的を実現していく過程において、児童生徒が遵守すべき学習上、生活上の規律として 定められるものである。

校則は生徒のためではなく、学校が円滑に運営を行うためのいわば学校のためにあるものなのです。

だからこそ、生徒にとって「校則」というものは自分を縛り付ける厄介な存在であり、学校生活を送る上で邪魔でしかありません。

近年はそんな校則という言葉にブラックをつけて「ブラック校則」という言葉をよく耳に聞くようになりました。

ブラック校則とは
一般社会から見れば明らかにおかしい校則や生徒心得、学校独自ルールなどの総称

このブラック校則こそが今回お話ししたい題材となんです。

ブラック校則の例は上記で挙げた以外にも様々なブラック校則が存在します。
気になる方はこちらをご覧ください。
↓↓↓↓↓↓

単刀直入に教員の立場から申しますと、ブラック校則は論外!
私はブラック校則は絶対必要ないものだと思っています。

ブラック校則の代表例として頭髪・服装の規定があると思いますが、多様性が重んじられている今、これらを学校側が規制するのはどうなのでしょうか?

もちろん、極端な髪型や服装だとトラブルに巻き込まれる可能性があったり、風紀を乱しかねないから規制しているんだという学校側の考えも教員として納得できるのも事実ですし、生徒たちの行動を制限すれば問題を事前に防ぐことができ、教員たちが助かるのも事実です。
また、生徒たちは予め校則を知った(知ることができる)上で学校を選んで入学したわけだから生徒が文句を言うのはおかしいという考えも分かります。

しかし、ブラック校則のほとんどは学校を円滑に運営するためのものであり、生徒のために考えられたものとは到底言い難く、それを強制することは少し違うと私は思います。

ブラック校則を喜ぶのは学校を運営する先生方であり、生徒たちではありません。

現役教員として、世の中からブラック校則が少しでも無くなってくれればいいなと思います……

と、ここまではブラック校則に関して思っていることです!

しかし、私は校則自体が必要ないと言っているわけではありません!

学校は社会の縮図と表現されることがあります。
社会に法律があるように学校にも校則があるからこそ組織として成立する。
学校から校則を無くしてしまうことで、生徒の行動を制限できないため、授業もまともに成立しなかったり、生徒たちの問題行動が増えたり、場合によっては犯罪に巻き込まれるような生徒も出てくることでしょう。
学校が組織として活動している以上、秩序を保つためにも校則自体は絶対に必要なものです。

だからと言って、生徒たちの行動を過度に制限するようなブラック校則を許すことは現役教員として看過できません。
生徒たちがより良い学校生活を送れるよう、学校のためではなく、生徒のための校則を我々教員が考えていなくてはならないのではないかと思います。

本日は、お忙しい中、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
今後も教員生活のありのままを発信していこうと思いますので、フォローのほどお願いいたします!

また、私が実際授業で扱っている教材を販売していますのでそれも併せて
お願いいたします!
↓↓↓↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?