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【インターの選び方(2) 】初めてのインターは、どこがいい?どうすればいい?幼稚園生・小学生低学年編

こんにちは。EDUBALアンバサダーの泰真美です。
早いもので2024年の1月が終わろうとしていますね。ドキッ( ゚Д゚)
私は、年始にたてた目標も早くも、うやむやになりつつあります…💦

さて、皆様の中には、4月からの異動辞令が出たり、内示があったりして、
海外駐在に向け、いろいろ準備中の方もいらっしゃると思います。
また、幼稚園入園・小学校入学・中学校入学の節目を前に、日本人学校からインターへの転向を考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。

先日の【インターの選び方】に引き続き、第二弾をお伝えいたします。


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駐在員は、駐在のタイミングを自らは選べませんので、異動のタイミングをチャンスと思い、インターに飛び込んでいく!ことが多いと思います。
しかし、そうであっても、子供たちをできる限り良い条件のもとで転校させてあげたいですよね。

日本でいわゆる純ジャパとして育ってきた私にとって、
バイリンガルや早期英語は未知の世界でした。
初めての駐在の時に、インター校を調べながらも、セミリンガル、ダブルリミテッドなどの早期英語反対の声を聴くと、どうしたものかと、悩みでいっぱいになりました。

英語教育の方法や、バイリンガリズムについては、ここでは、申し上げませんが、我が子の体験をもとに、はじめてのインターについて、お話します。


はじめてのインター 年長児編


我が家の長男のはじめてのインターは、日本の年中さんが終わった春休みのタイミングでした。やっとまともに日本語で意思疎通ができてきた頃(笑)。
男児あるある、でしょうか?やはり姉の時と比べると言葉が遅い印象でした。
シャイで、真面目な性格の長男くん。訳もわからず、連れて来られた外国で、いきなりインターの幼稚園(キンダー)に入れられました。
英語力は、全くのゼロ!アルファベットも、ハローも知らない状態でした。
当然、涙、涙の大泣きのスタートです。
毎朝、キンダーの教室前のホールで、今生の別れが繰り広げられます。
「何時になったら、迎えに来るのぉぉぉ😭」
「今日のお昼は何が出るのぉぉぉ😭」
「ママ、ちゃんと来るぅぅぅ?😭」
えーん😭と大泣き。
先生に抱きかかえられながら、教室に入っていく。というより、毎朝
拉致(笑)。
私が学校を後にした後も、日本人ママを見かけると、
「日本人ですか?僕も日本人です。えーん😭」と大泣き。
日本人の先輩インターママ達から、「わが子のはじめてを思い出して、心が痛いわ」と言われてました。
もちろん、私の心も痛みましたが、なんとかして、慣れて貰わないと!と必死でした。
そこで、わたしが考えたのが、お助けノート。
ポケットに入れられるくらいの大きさのメモ帳に、サバイバル英語を書いていきます。

トイレにいきたいです。
Can I go to the bathroom, please?
キャン ナイ ゴー ルー バスルーム プリーズ

いっしょに あそぼ。
Let's play together.
レッツ プレイ トゥギャザー

つぎになにをすればいいか、わかりません。
I don't know what to do next.
アイ ドン ノウ ワッ トゥ ドゥ ネクスト

子供が幼稚園で朝からお帰りまでに使いそうなセリフを、1ページに日本語、英語、カタカナ発音で、書いていきました。
「言いたいことがあったら、これを先生に見せなさい。」と息子に話して、持たせていました。
毎日、園生活に必要なことを書き足していき、息子は、これをズボンのポケットに入れて幼稚園での時間を過ごしていました。

ポケットに入れたまま、洗濯してしまったこともありましたが、このメモ帳はなんとか無事でした。
息子が本当に使っていたのか、ただのお守りになっていたのか、わかりませんが、もしかしたら、どちらかというと、私のお守りだったのかもしれません。
私が「息子はきっと大丈夫」と思うためのお守りメモ帳。

その後も、相変わらず朝の今生の別れ劇場は、続いていましたが、
ある日、息子から質問されます。
「ママ、5分たったよって、英語でなんて言うの?」
?????
聞くと、乗れる車のおもちゃが幼稚園にあるけど、一台しかなくて、それでいつも遊んでいる子が自分ともう一人いる。
自分が「マイ ターン」っていうと、「5 mins」と返される。
時計見ながら5分待っているのに、5分経っても、交代してくれないから、「5分経ったよ」って言いたい!何て言うの?

これを聞いたときに、私は、「あ、この子はもう大丈夫。英語に対して前向きになってくれた。この先インターでちゃんとやっていける」と確信して、とっても嬉しかったことを覚えています。しかしながら、それでもまだ、朝の涙の別れは続いたまま、キンダーが終了。

駐在して最初の夏休みは、日本に帰らず、プールを中心にした日帰りサマーキャンプに入れたり、とにかく英語に接する時間を積み重ねていきました。
長ーい夏休みが終わり、また、涙なみだの朝のお別れが再開されるのかと、戦々恐々としておりました。

ところが!
8月からY1になった息子。
このタイミングで学校には多くのNEW FACEが入ってきました。
トイレの場所もわからず、初めての学校に泣いている金髪くんを見て、「俺は、トイレの場所を知ってる!俺のほうが、わかっている!」と謎の自信が芽生えたようで、以後泣くことは、なくなりました(笑)
それとともに、メモ帳を持っていくこともなくなりました。

Y1・G1は、いいタイミング

日本語が話せる日本人の子供も小学一年生でひらがなから勉強を始めるように、インターでも、1年生の最初は、フォニックスから始めます。
そして、1 word ,2 words sentence,3 words sentenceとオクスフォード リーディング ツリーの本などを使いながら、国語(英語)の授業が進んでいきます。ですから、このタイミングで、インターを始めるのは、とても良いと思います。生まれ月にもよりますが、一学年落としても、このタイミングに合わせることは、アリだと思います。

学校選びのポイントは?

私の場合、幼稚園児や小学生のはじめてのインター選びのポイントは、以下の通り。
①中規模のインター
②日本人の割合
③近い

①中規模インター
一学年に2から3クラスくらいの規模。
万が一キャンパスで迷子になっていても、先生たちが、新しい子をちゃんと認識してくれているような規模感がいいなと思っていました。
あまりに小さい学校だと、気の合う友達探しが大変な気もするので、中規模に一票。
②日本人の割合
親も子も、ついつい頼ってしまう日本人家族。
クラスに1人、学年に2,3人くらいが理想です。やはり、日本人が多いと、英語力の上り方に影響大です。
③近い学校
学校と家は近いほうがいいです。もしくは、学校の生徒さん達の多くが住むエリアに住みましょう。小さいうちは、放課後や週末のプレイデートでお友達との距離がグッと近づきます。

英語習得はどのように進むの?

初めてのインターだと、やはり最大の心配は、英語習得。
小さい頃は、耳から覚えていきますので、とにかく英語漬けの時間が長いほうが、早く習得できます。
イントネーション、リエゾン、アクセント。純ジャパの私からすると、本当にうらやましい限りです。
YouTubeの子供向けプログラム(英語圏のもの)などを活用し、学校が実践の場になるよう、おうちでも積極的なサポートをしてあげてください。
また、学校の授業の進度にあわせて、少しづつ読み書きもサポートされるといいと思います。我が家は、Oxford University PressのLet‘s goシリーズを使ってチューターをお願いしていました。
日本の勉強が気になる方もいらっしゃるとは思いますが、一旦は、軸足をしっかりインターや現地校に移して、英語に集中することが、お子さんの毎日の学校生活のQOLを上げることになり、それが、自信や自己肯定感、やる気につながると思います。


出だしこそ、涙涙のスタートでしたが、Y1になって以降、仲良しの仲間に恵まれ、それはそれは、楽しいインター生活を過ごしました。
その時の仲間とは、今も連絡を取り合うほど、仲良しです。

さて、私には、もう一人子供がいるのですが、
そのお話は、また、次回、小学校高学年編で、詳しくお伝えします。
ご期待ください。(笑)