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「なぜ勉強しないといけないのか」に対する返答を考えてみた。

「なんで勉強しないといけないの?」と質問されたときの回答候補をいくつか考えてみたい。

①勉強しなくてもいいけど、勉強した人には勝てないよ

②勉強は楽しいものだからだよ

③そんなことも分からないなら、わかるまで勉強してみたら?

④つべこべ言わずに勉強しなさい

⑤その他

それぞれ、どのような意味があるか、考えていきたい。

①勉強しなくてもいいけど、勉強した人には勝てないよ

相手を少しイラっとさせる言い方なので、同じ意味で違う表現を使った方がいいかもしれない。

人生に勝ち負けなんてないと思うが、勉強してたくさんの知識や知恵を得てきた人は、世の中の制度を変えられる人、仕組みをうまく活用できる人になると思う。

例えば税金。税金の知識を全く理解していない人が、税制を変更することはあり得ない。そして、税制を変更できる人は、自分が損するように変更することもあり得ない。

税制を変える立場になくても、税制を知っていればより納税額が安く済む方法を取れる。これはサラリーマンだろうが自営業だろうが法人だろうが関係なく言えることだ。

サラリーマンの自分には関係ないと思っている方は、「特定支出控除」で検索してみてほしい。仕事に関係にある本代や衣服費(スーツなど)が確定申告で経費として認められる可能性がある。

他にも知らないことで損していることは山ほどある。新しい情報にも敏感にならなければいけない。だから勉強が必要なのだ。

②勉強は楽しいものだよ

これを感じていないから質問されるわけで、楽しいことを伝えるのは難しいだろう。

そもそも、これは質問への答えになっていない。楽しいものだからといって、しないといけない理由にはならない。

知識は増えれば増えるほどもっと欲しくなり、興味の範囲も増えるし、自分が知らないことがこんなにも多いということを知れる。

自分の好きなことについて調べることは誰も苦ではないので、好きなことを増やせられると勉強そのものが楽しくなるのではないだろうか。

このことを理解してくれるためには、相当な時間がかかるのだろう。

③そんなことも分からないなら、わかるまで勉強してみたら?

①よりも相手をイラっとさせる返答。これを言われた人が勉強する気になるとは思えないので、使う場面はないと思われる。

ただし、「早くこっちのステージに来てね!」というニュアンスで伝えることができるのであれば、ありだと思う。

④つべこべ言わずに勉強しなさい

スポーツ界ではこれに似たことがよく起こっている気がする。

この練習は何のためにしているかわからないまま、とにかく指示されたように練習するという、悪しき風習。

スポーツでも勉強でも、効率の良し悪しを気にしなければ、やればやるほど力はつくと思う。

ただし、目的意識を持ってやるかやらないかで、成長度合いは大きく変わってくる。強権的にやらせるだけでは思ったより力はつかないので、親としてのフラストレーションは溜まる一方だろう。

⑤その他

他に返答の候補があれば教えてほしい。

そもそも、こんな質問をされないように普段から勉強に対する意識づけをしておくことが一番大切だと思う。

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