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どう独学習慣を身につけて行ったのか。

面接に強くなった一番の理由は、独学習慣にあったのでは?という話の続きです。

独学は、「自分にとって納得する答えを探す姿勢」を培うのに、一番の方法だと思います。それが、思考力を高める源泉になったのでは、というのが、前回の話。

さて、その独学の型は、ずばり、小学校時代の自由研究で学んだ気がします。

「この夏私が食べた果物」「流星群観察記録」「蝉の羽化を実際に見てみた」「食品添加物の恐ろしさ」など、内容はまあ小学生の王道といっていいと思いますが、全てにおいてフィールドワークを行い、図書館で何冊もの本を使って背景を調べました。なので、今でも内容や感じたことを覚えています。

そのほかにも、国立小だったおかげか実験的要素を含んだ授業も多く、「実際に見て、調べる。」が、かなり尊重されていました。よって、参考文献が数冊しかないというのは、取り合ってもらえなかった記憶があります。そして、その基本動作は、今に生きてるなと思うことが多いです。

その後、教科書がメインの授業になって、要点が整然と並べられた教科書(特に、歴史と英語)は、私にとってイマイチ納得できないものになりました。要点から要点が飛躍しているように感じられて、なんだか嘘っぽかったし、小骨のようにどこかにひっかかって、頭を上滑りするような感覚に。「割り切って覚える」ということをしなかったので、テストは悪かったです。この辺りは、私の暗黒期かもしれません^^;

唯一、興味のあるジャンルだけは、いくつかの本から結びつけたり、自分がこれと思う説を抜き出したりして、内容を咀嚼していくので、まあまあ全体像が見渡せていたように思います。

それは、例えるなら、「1を聞いて10を知る」ではなく

番号が振られていないものを10個順番に並べ直したり、欠けているピースを拾ってきたりする。そういうやり方が私には向いていたのかもしれません。このスキルは、塾講師時代に大変役に立ちました。

これを全てにおいて本気でやると、目眩がするほどの時間がかかります。正直私では、学校の進度にはとうてい追いつけませんでしたし、そもそも勉強も好きではなかった笑。当然、資格試験は苦手以外の何物でもありませんでした。

でも、こういう遠回り(回りきってないけれど)にもいいこともあったかもしれない。最近になって、いい歳になって、ようやくそう思います。

例えば、面接で落とされなかったりね!

何より、大人になった今、当たり前に本から知りたい情報を収集する習慣はあってよかったもののひとつです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!