豆腐で作るアイスってどんな感じ? 豆腐とバナナのアイス
豆腐を冷凍すると、黄色くなってカチカチになるものでして…。
それを解凍すると、水分が抜けて、高野豆腐と油揚げの間みたいな姿になるものでしてね。
だからアイスを豆腐入りで作るレシピがあると知ったとき『正気か?』と思った。
だってカチカチになっちゃうし、溶け始めたらスポンジみたいになってしまうのでは…。
でも私も豆腐をクリーム状にして、シフォンケーキを焼いたり、カスタードクリームを作ったりしているので、豆腐をアイスにしたっていいのかもしれない――と、この夏、突然思ったので、早速作ってみることに。
ポイントは2つあってよく熟したバナナを使うこと・いい豆腐を使うこと。
バナナは多めに使うので、豆腐のカチカチ・スカスカ現象を免れることができる。
豆腐は、飲料用豆乳と比べて一段と濃い豆乳を使っているので、味に直結する。
なので、大豆の濃い風味を感じられる豆腐を選ぶとよいと思う。
なので私は国産大豆のいい絹ごし豆腐をチョイスすることに。(いい豆腐っていうのは1丁150円以上の豆腐)
材料を見て分かる通り、とってもヘルシーなのだけど、どうせならテンションを上げたいと思ったので、バキバキに割った板チョコとくるみを加えて、具だくさんフレーバーにしてみた。(写真だと分かりにくいかもしれない…)
冷凍用の密閉袋があればすぐ作れるので、よかったらこの夏、試してみて。
豆腐とバナナのアイス 材料
豆腐とバナナのアイス 作り方
1.バナナをつぶす
密閉袋にバナナとレモン汁を入れて、手でつぶす。
2.豆腐をつぶす
【1】に豆腐と砂糖を加え、つぶしながらしっかり混ぜる。
割った板チョコとくるみも加えて混ぜる。
3.冷凍する
平らにしたものをバットにのせ、冷凍庫で1時間冷やす。
取り出したら、中身を崩して、また平らにし、バットにのせて1時間凍らせる。
全体が凍っていたら完成。器に盛りつけていただきます。
さて、いざ実食。
キンと冷たくて、アイスクリームと比べたらクリーミー感が足りないかもしれないけれど、素朴でシャクシャクとした食感で、アイスクリンに似ている。
豆腐はほんのりと感じられる程度で、ねっとりとしたバナナの甘みとなめらかさが強め。
砂糖大さじ1だけなのにここまでしっかりと甘いのは、バナナのおかげだな、としみじみ。
あと意外と溶けにくいことにびっくり。
今回はくるみとチョコレートで作ったけど、割ったクッキーやドライフルーツを入れるのもアリのようなので、次はチャレンジしてみようかと思う。
◇◇◇◇
◇ 「まいにち野菜と豆腐」(江戸野陽子のHP)
最近は料理教室の告知が主になっています。
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◇ 「すごい豆腐の最高においしい食べ方」笠倉出版社(江戸野陽子の豆腐レシピ本。豆腐は種類別にレシピを紹介。揚げも厚揚げもおからも豆乳も湯葉も詳細に取り上げているところが分かりやすいと評判です)
野菜と豆腐の料理家 豆腐をきっかけに知っていただけたらありがたいかぎりです。