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新しい大豆ミート「おからクランチ」でおもてなし和膳を

先日、豆腐マイスター協会で開催していた「おからクランチ創作レシピコンテスト」なるもので応募した「おからクランチでおもてなし和膳」のレシピが最優秀賞を受賞しました。やったー!

こちらのレシピが掲載された冊子を現在作成中だそうです。楽しみですね。そして今回応募したレシピをnoteに載せてもいいよーとのことだったので公開させていただこうかと。本当、ありがとうございます。

いつもnoteで紹介しているレシピと違って手が込んでいるのですが、大豆ミートの食べ方として楽しんでいただけたらと思います。


おからクランチとは「おとうふ工房いしかわ」さんが新たに販売するドライタイプの大豆ミートで、原材料に脱脂大豆だけでなく、おからパウダーが使われているところが新しい。

大豆ミートとの差別化できているのが、そのままポリポリ食べてもおいしいところでスイーツづくりにも活用できるし、ふりかけみたいにかけても食べられる。気になる方はネットで検索してみてくださいね。

おからクランチの使い方:基本

レシピの前に、おからクランチの下準備の方法をお伝えしておきましょう。
そのまま調理することもありますが、乾物なので基本茹でて戻してから、水分を絞ってから調理します。絞り方によって戻った後の重さは前後しますが、私の腕力だと約3倍の重さになります。

タップリのお湯で5分茹でる
ザルに空けて水で数回洗い、しっかりと水気を絞る

おからクランチでおもてなし和膳

おからクランチを使って、主食・主菜・デザート3品のおもてなし和膳を作りました

❶   おからクランチ味噌の豆腐だし茶漬け
❷   おからクランチじゃがつくねもち
❸   おからクランチと豆腐のティラミス

「おからクランチ味噌の豆腐だし茶漬け」のレシピ

茹でて戻したおからクランチを、薬味と味噌で和えてクランチ味噌を作りました。これを豆腐の上に乗せてだし茶漬けにしていただきます。おからクランチの柔らかな食感に味噌と薬味の刺激がプラスされて、いつもの豆腐が贅沢な一品に。クランチ味噌はごはんの上に乗せても◎

材料 2人分
おからクランチ(水で戻し済み)……30g
味噌……15g
生姜……1片
お好みの豆腐……1丁
だし汁……400ml
薬味(青ねぎ・青しそ・刻みのり・白ごま・梅肉・わさび)……お好みで
 
作り方
1.     豆腐の準備
豆腐を容器から取り出し、クッキングペーパーの上に乗せて余分な水分を吸わせる。

2.      クランチ味噌を作る

お湯で戻したおからクランチ・刻んだ生姜・味噌を合わせて混ぜる。

3.      盛り付け

器に豆腐を盛り付け、クランチ味噌と薬味を乗せる。だし汁をかけていただきます。薬味はお好みで添えてください。

ポイント 夏なら氷と豆腐を一緒に盛り付けても◎。冬は豆腐を温めておくと、アツアツに。

「おからクランチじゃがつくねもち」のレシピ

おからクランチはひき肉とちがって互いがくっつきにくいので、つくねにしたいときはツナギが必要。そこでじゃがいもを使いました。片栗粉を加えてモチモチ、タンパク質が摂れる食べ応えのある一品です。 

材料 2人分
おからクランチ(水で戻し済み)……50g
じゃがいも……中2個(加熱して100g)
片栗粉……大さじ2
水……大さじ1-2
塩……ひとつまみ
油……小さじ1
<タレ>
醤油……大さじ1
みりん……大さじ1
砂糖……大さじ1
 
作り方
1. じゃがいもを加熱する
洗ったじゃがいもをラップし、600Wのレンジで表裏2分半ずつ加熱する。皮を剥いて、潰す。

2. つくね生地を作る

ボウルにおからクランチとじゃがいもを入れ、混ぜ合わせたら片栗粉と水大さじ1を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。(粉っぽさがなくならない場合は水を大さじ1加えてください)

3. 成型する

生地を4等分にし、平たく丸める。あれば竹串を刺す。

4. 焼く

フライパンに油を熱し、中火で3分焼いたらひっくり返し、蓋をして2分焼く。 合わせておいた<タレ>を回しかけ、全体になじませる。

いも餅みたいな、でもつくねみたいな仕上がりに。一味とうがらしをつけて味変したらピリッとした辛みがいい感じに。

「おからクランチと豆腐のティラミス」のレシピ

濃厚なクリームとほろ苦いのに甘いコーヒーシロップのハーモーニーが何とも絶妙。ここではクリームは豆腐、コーヒーシロップの部分はおからクランチで作りました。甘味料は黒糖にした、ほのかな和テイストな仕上がりに。

材料 2人分
<豆腐クリーム>
絹ごし豆腐……150g
砂糖……30g
バター……5g
白みそ……小さじ1
バニラエッセンス……少々
<コーヒーシロップ>
おからクランチ(乾燥)……大さじ2
濃いめに入れたコーヒー………100ml
黒糖……大さじ1
ココアパウダー……大さじ1
 
作り方
1.      豆腐の準備
絹ごし豆腐をキッチンペーパーに包み、600Wのレンジで2分加熱し、重しをして15分水切りをする。

2.   豆腐クリームを作る

ミキサーに<豆腐クリーム>の材料を入れて、撹拌させる。(※ここではハンディミキサーを使いました)

3.     コーヒーシロップを作る

器に黒糖・コーヒーをいれてしっかりと混ぜ合わせたら、おからクランチを加え、コーヒーをおからクランチに吸わせる。
(※急いでいるときはレンジで温めるとすぐふやけるので早いです)

4. 盛り付ける

豆腐クリームを乗せ、仕上げに表面に茶こしでココアパウダーをふりかけて完成。

ヘルシーな豆腐クリームに、コーヒーシロップとココアパウダーの苦みが絶妙。

今回は絹ごしでとろっとした緩めなクリームにしましたが、木綿豆腐だと作ると、がっちりと固めなクリームに仕上がります。

◇◇◇◇

このレシピに関する思い出話をひとつ。

2023年の夏休み、子どもらが必死に宿題をしているのを見て私も何かがんばらないとな…と思っておからクランチレシピにチャレンジしたものでした。どうせ作るなら、自分の料理教室で披露したらみんなにも発見があって楽しいものがいいなと思って作ったものです。だから受賞は嬉しかったものです。

一番苦労したのがつくねもちで、片栗粉が少ないとモサモサに、クランチを減らすとじゃがいもが多くて物足りなくて…ということで割合を考えるのに一番時間をかけました。じゃがつくねもちばかり作る1週間があったくらいで、そのおかげで子どもたちのウケが一番いいレシピでした。

受賞の報告を見て、作ってみたいという声をいくつかいただいたので、近々私の料理教室でこれを作る回をしようかと思っています。

以上、今回は特別におからクランチのレシピ回でした。
来月以降はいつも通りにおかずとおやつを紹介しますので、よろしくお願いします。

◇◇◇◇

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