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杏仁霜を使ったら本格豆乳杏仁豆腐が作れた話

中華料理屋さんで食べる、とろんとまろやかな杏仁豆腐って特別だ。
 
口の中でとろけるような柔らかさに、鼻からふわりと抜ける薬に似た甘い風味。
 
あれを家で作れたらいいなと思ったところで手に入れたのがこれだ、杏仁霜!

ちなみに読み方は『きょうにんそう』。
『あんにんそう』でも『あんにんしも』でもない。(料理教室でうっかり『あんにんそう』と何度か言ったのは私だ)
 
これは、中華・エスニック食材を多く取り扱うユウキ食品のもので、この一瓶があれば本格杏仁豆腐が自宅で作れるという。
 
ちなみに『杏仁』とは、アンズの種の中にある硬い皮に包まれた白い実のことで、漢方の世界では『杏仁(きょうにん)』と呼ばれている。(今は手に入りにくいのでアーモンドで作っていることが多いよう)
 
その杏仁の成分をパウダー状にして砂糖を加えたのが、杏仁霜ってわけだ。
 
そこで今回は、豆乳に生クリームを加えて自宅仕様のフルーツたっぷり贅沢杏仁豆腐を作ろうと思う。

では、早速!

杏仁豆腐の材料

材料 4個分
無調整豆乳 200ml
生クリーム 100ml
水 50ml
砂糖 40g
杏仁霜 大さじ2
ゼラチン 5g
<シロップ>
水 30ml
砂糖 30g
レモン汁 小さじ1
好きなフルーツ 適量

杏仁豆腐の作り方

1.       ゼラチンをふやかす

鍋に水とゼラチンを入れてふやかしたら、弱火にかけてゼラチンを溶かす。

2.       杏仁霜を加える

火を止め、豆乳を加える。

ザルを用意し、漉しながら杏仁霜を加えてゴムベラでしっかり混ぜる。
※ザルがあるとダマになりにくいです。

3.       温める

中火にして温め始めたら砂糖を加え、ゴムベラで混ぜながら溶かす。
砂糖が溶けたら生クリームを加え、沸騰直前まで温めたら火を止める。

4.       冷やす

容器に入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やす。

5.       シロップを作る

耐熱容器に水・砂糖・レモン汁を入れて600Wのレンジで1分半温める。

粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。

6.       フルーツを飾る
杏仁豆腐が固まったら、シロップとお好みのフルーツを飾ってできあがり。

ちょうど今の時期に旬を迎えているマスカットを乗せて、翡翠色がきれいなマスカット豆乳杏仁豆腐のできあがり!(このマスカットは果実が桃みたいに割れるところが非常にかわいい。瀬戸ジャイアンツという品種のマスカットです)

杏仁豆腐が柔らかい&マスカットが重いので、マスカットを乗せた部分が沈んで傾いてしまったのにびっくりしたけど、味は最高。

豆乳のやさしい味わいと、クリームの濃厚さが相まったところに、中華料理屋さんで食べる杏仁豆腐の本格的な風味がしっかりと乗っかってて、満足度MAX。

瓶の中身はまだたっぷりと残っているので、あと5回は作れそう。
楽しみすぎて、瓶を見てにやにやしているのはここだけの話だ。

◇◇◇◇

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