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まろやかさが病みつき、豆乳汁粉

甘いものも、もっちり感も大好物なので、当然お汁粉も大好き。

ぷつぷつの粒が浮かぶ小豆汁に、ぽっかりと浮かぶ不格好な白いお餅。
お椀からほこほこの湯気が立っていると、見ているだけで生唾がごくり。

ちなみにぜんざいお汁粉の違いは知っている?

粒あんで作るとぜんざい、こしあんで作るとお汁粉、白玉だとぜんざい、焼き餅だとお汁粉……なんて話がネット上にあったのだけど、どうも地域によって呼び方が違うなんて話もあって、思っていたよりスケールが大きかったので真相はまだ解明できず。

そういうわけで、聞いておきながら分からないっていう……。
ごめんなさい。

とりあえずここでは、粒あんに水分を足してゆるくした小豆汁に、焼いたお餅を加えたものをお汁粉と呼ぶよ。

さて、今日紹介したいのは豆乳汁粉なのだけど、これは甘さが控えめなところがお気に入り。

実は、人に作ってもらうお汁粉は、甘みが強烈すぎて最後までおいしく食べられなくて、最初は小豆の甘さに「おいしい、おいしい」と感激するのだけど、食べているうちに胸やけがしてしまうことがあって……。
(だから甘味屋さんのお汁粉には漬物や塩昆布が添えているのですね)

なので、自分で用意するときは甘さは控えめが鉄則。

なかでも、小豆汁を豆乳入りで作ってみたところ、まろやかになって、そのおいしさに病みつきに。

今いちばんのお気に入り!

作り方は簡単。

市販のゆであずきの缶詰を買ってきて、お鍋へ。
そこに無調整豆乳を加えて、ゆっくりと温めるだけ。

できることなら、豆腐が作れると表示されている(大豆固形分が11%以上)ものを選ぶと濃厚でまろやかな味に仕上がるのでおすすめ。

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豆乳の穏やかでふくよかな香りがほよほよと漂ってきて、鼻腔と食欲を刺激。

煮立ててしまうと煮詰まるので、注意しながらゆっくり加熱。
そうしたら、ぷっくりと膨らむまでお餅を焼く。
お餅はほんのりときつね色の焼き目がつくと、その香ばしさが堪らないのだけど、油断すると焦げてしまうのでご注意を。

あとはお椀に焼きたてのお餅を盛り付けて、小豆汁をとぽとぽとぽ。

これで、できあがり。

弾力のあるお餅と、まろやかな豆乳風味の小豆汁。
甘さのパンチが控えめになっていて、クリーミー感が増し増し。新しい味!

ぜひ試してみて!

豆乳汁粉の材料(2人分)

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豆乳汁粉の材料(2人分)
ゆであずき 100g
豆乳 100ml
餅 2-4個(大きい場合は1人1個。小さい倍は1人2個)


豆乳汁粉の作り方

1. 小豆汁を作る

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小鍋にゆであずきと豆乳を入れ、焦げ付かないよう混ぜながら弱めの中火で加熱する。

2. 餅を焼く

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餅が膨らむまでトースターなどで焼く。

3. 盛り付ける

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お椀にお餅を入れ、そこへ小豆汁を注ぐ。

できたらアツアツのうちに召し上がれ。

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お餅は四角ても丸くても味は同じだけど、個人的には丸餅の方が、豆乳汁粉のまろやかな感じに合う!

そしてアツアツのほうじ茶をお供にすれば、至福のひと時。

ごちそうさまでした!!

◇◇◇◇

こちらもよろしくお願いします!

◇ 「まいにち野菜と豆腐」(江戸野陽子のHP。料理教室で作ったレシピなどを定期公開。生おからを使った焼き菓子レシピたくさんあります)

◇ 「すごい豆腐の最高においしい食べ方」笠倉出版社(江戸野陽子の豆腐レシピ本。豆腐は種類別にレシピを紹介。揚げも厚揚げもおからも豆乳も湯葉も詳細に取り上げているところが分かりやすいと評判です)

野菜と豆腐の料理家 豆腐をきっかけに知っていただけたらありがたいかぎりです。