12-27 亜人とつまんねーと無愛想

8:00
起床。今日は地元のブラザーと漫画喫茶に行く。
どこかへ出かけるのは久しぶりかもな。そんなこともないか。

8:40
近くの公園に集合し３か４キロ先の漫画喫茶へ向かう。
その間に彼のクリスマスデートの話を伺う。クリスマスの横浜を舐めてたらしい。そしてファーストキスをしたらしい。俺はファーストキスまでしか行けなかった童貞なので彼は隣に並ばれた。俺の歩みはそこで止まってるけど、彼の歩みは続いてるからほぼ確で俺は置いていかれる。

うおおおおおおおん

俺はかなり悲しくなった。笑えてなかったと思う。おめでとうって言えてなかったと思う。

9:30
漫喫到着。何を読むか永遠に決められなかった。結果亜人を選択した。
あとオニオンスープが美味い。

ブラザーは東リベ読んでた。俺のおすすめはある程度メジャーなものでもいっつも｢ニッチすぎるから｣と断るくせに、他の人がメジャーどころを進めたら読むんだな。シンプルに俺が信用ないのかな。俺が逆張りクソ野郎なのをよく知ってるからなのかな。

12:30
亜人読了。
不死身アクションがシンプルにかっこよかった。佐藤みたいな1人で軍隊を相手にする俺TUEEEE系のやつ、キモイなとも思うけど結局クソかっこいいんだわ。全身粉砕してテレポートしてからの戦いとかすごく好きだった。

永井圭もクール系の合理的なやつかと思いきやね、ちゃんと熱いところがあるのもよかった。ベタなのか？

なんかもっとグロテスクで救いのない青年漫画かと思いきや、亜人とはーの語りとかキチンと熱かった。

あと博士のマイルドセブンのやつとかかなり渋くてイケてるなと思った。

と、ここで今俺は小さな絶望を抱いた。
逆張り根性のえげつないこの私が、こんなベタベタなのにかっこいいって言っちゃっていいのか。俺が小馬鹿にしてるセンスとおんなじなんじゃないか？これは。非常に恥ずかしい。これを公言したくなさすぎる。渋いおっさんがタバコに意味を持たせてるみたいなの好きなの、なんか恥ずかしい。
まあでもここまで綺麗にたばこと博士を結びつけてるんだったらいいか。ずっと一貫してタバコと博士を結び付けていた。

結局この漫画のメッセージというか、主題は、｢頑張れ！不死身じゃなくても何度でもやり直せる！｣的な王道少年漫画的なものなのか。BIMが心によって生み出されたとかそういうのも含めて、きちんと練り込まれた少年漫画なのだなと思った。

大事件があっても、次第に人は前を向いて立ち上がってそんな事件も忘れて平和に戻っていく。
でもこれ今までとおなじ日常に戻ってるのは大衆たちで、当事者はなにか1歩新しく踏み出している、というか、過去の自分を含めたたくさんの死体たちを踏み越えて新しい所へ進んでいるのかと解釈した。解釈は自由だろう。

13:30
SUBWAYへ。
注文のシステムが分からずビビり散らす彼。俺だってシステム分からないけど、彼にはもっと堂々としてろよこっちまで恥ずかしいなって思っちゃった。
結果俺もよく分からずオドオドする羽目になってるので俺の方がより恥ずかしい。

サブウェイ美味しいね。なんか健康になった気がするよマジで。ただちょい高いね。

15:00
公園でおしゃべり。
最近お前つまんねーヤツになったなみたいな話をされて軽くショックだった。人の目を気にしすぎるようになったじゃないけど、邦画アンチだったりなんかそういう所つまんなくなったなって。ぶっ刺さりました。

こういう会話をするのって有意義だと思う。大学とかではここまで俺の事を熟知してる人とお話できないからね。自分をよく知る人と話すことで自分を深められるのに、内容ほぼ忘れてしまった。

彼は団体の準メンバーになりがちなことを悩んでたので、｢お前はもっと分かりやすいキャラを作った方がいい｣｢結局団体の中ではそいつにしか果たせない役割を担わないと必要が無くなる｣みたいな話を友達少ないくせに偉そうに講釈垂れました。俺はクソイキリ野郎だよ。はいはい。

18:00
晩飯食い終わってごろごろしていたら弟からLINE。忙しいから店手伝いに来てくれとのこと。
行ったんだけど、弟があからさまに態度が悪くて嫌だった。ガチャガチャ音をわざと立てながら、いかにもキレてますよみたいな睨みつけるような目付きで客の元へ料理を運び、酷い猫背で、声も低い。こいつマジでこういうところだよ。
いやさ、俺もそうやって店で怒りを顕にしちゃうこともあるけどさ、ここまで酷くは無いと思うよ。
いや俺もはたから見たらそうなのかな。ただめっちゃイライラした。弟を見てて。｢こんな接客が許されるわけないだろ｣って。
言わなかったけどね。もっと機嫌悪くなるの嫌だから。

カウンターに来てるバツイチ子持ちのお姉さんの常連とちょっと話した。
金髪坊主だった頃に比べて俺が肥大化しすぎてるから、俺って分からなかったらしい。気付いたあとも、｢アレ、金髪坊主の痩せてる兄弟は今日来ないの？｣ってめっちゃいじられた。
俺はそうやっていじってくれるの嬉しかった。

弟は黙ったまま。

正直に申し上げて舐めんなよって思った。もっと覚悟して働けよって思いましたね。いや俺もかなり舐めた働き方してるけど、それ以上に舐めてる。
もっとハキハキしろよって。
いや、人には向き不向きがあるか。無理やり働いてもらってるから仕方ないのかな。こんな態度になっちゃうの。無理に強いるもんでも無いのかな。

でもさ、かと言ってこのバイト週一っていう激ヌルなんだよな。そんで暇なら呼ばれもしないんだよな。それなのにいやいや言うなよって。

1つ大人になって考えよう、辛さは人それぞれなんだ。大したことないって俺が決めることでは無い。奴にとってどうかなんだよ重要なのは

でも第一課してお前普段家でただダラダラゲームしてるだけやん。このバイト辞めたらお前マジでなんも無い放課後しか過ごさないよ？そんなんでいいの？高校生の青春の重みなめんなよ？とも思うんですよね。

兄貴として寄り添い優しくするべきなのかなぁ。自分の考えに反することでも。  

反対意見もわかってますよーみたいな態度で保険をかければ何言ってもいいみたいに考えてるかもしれないけどそれは本当にキモイよ

23:00
大人になるってなんなんだ。15の時の俺と19の今の俺の明確な違いはなんなんだ。なんなんだ。何が変わったんだろう。それが分からない限り思春期云々語るのは傲慢なのでは？自分の成長を酒とかでしか感じられないくせにそういうの語るのって傲慢なのでは？

明日はチャリ旅でもしようかな。せっかく休みだし。明後日も休みだし。冬休みだし。大掃除は切ります。ミンチョス