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BUYMAやってる?それとも楽しんでる?月収50万円を超えて考えた、仕事との向き合い方

毎日スタバで仕事をしていて気付かされたことがありまして。
そう、季節の変わり目。ある日から店内は赤一色。あぁやってきましたホリデー。(スタバではクリスマスではなく「ホリデー」と言います)
この季節、わくわくしつつもとにかく忙しい。

お客さまはちょっと浮き足立っていますが、働いてる方は気が気じゃないのです。ぴよぴよ勢(新人ちゃん)からは目を離せないし、商品は多いし、納品は多いし、ラッピングは多いしもうてんやわんや‥
お願い、ミスしないでー

ここで働いてる方にも差が出てくるのですが、大半が「気が張りすぎてなんかぴりぴりしてる人」。
そして少数ではありますが「忙しくしながらもホリデーを全力で楽しんでる人」。

さて、あなたはどちらだと思いますか?
スタバで働いたことはないかもしれませんが、ちょっとビジネスという観点で考えてみてください。

仕事に慣れてきて忙しくなってきた時って、大事なことを忘れがちなものです。ちょっとひと息つきながらどうぞ。


では、いきます。


どのノウハウが大事?

BUYMAを始めて一通りのことが出来るようになると、徐々に沢山のノウハウを取り入れるようになってきます。

買い付け先の開拓。
海外買い付け。
巷に溢れる数あるノウハウを取り入れては試し、を繰り返し成長していかなければ、なかなか売り上げは伸びません。

当然、やってないことに対しては何も言えませんので、言われたことはひと通りやりましたよ。VIP取ってオンライン買い付けやって海外買い付けやって在庫も持ってアメリカヨーロッパアジア国内ほにゃららら‥

あなたも感じたことがあるであろう、「ノウハウを知っていれば稼げるはず」という思いと、「なんでこれやってんだっけ」という思い。まぁ、あんまりみんなそんなこと言いませんけどね。

もちろん、私もふと立ち止まっては「あれ?」と思いながらここまできました。

BUYMAにある程度慣れてきたら取り組むのが外注化。
そしてある程度外注さまが育ってきたら、今度は出品数の増加。私はこれがなかなか進まなかったんですよね。


一昨年の10月ぐらいのこと。
常時アカウント上には1500〜3000品ぐらい並んでいるという状態だった頃、「1日に150品出してる」 人がいるっていう話を聞いたことがあって。
もちろん、毎日のことではないにしろ、なんだか焦りました。あぁ、それは可能なんだ。

当時見ていただいていた方からは、「月に1500品出せるように仕組み作ってみ」と言われていたこともあって、とにかく奮闘いたしました。
当時の出品担当さまは3名。提携したばかりの方が1名。ひとり300品として、私も300。ギリギリですね。

正直自分で1日100品出すことは出来たから、不可能ではなかったんですけど、リストアップも大変。出品商品のチェックも大変。
1日の大半はPCの前に張り付いた状態。
当然予定通りにいくわけもなく右往左往。
結局数は達成しましたが、当時問い合わせ担当もいなかったので疲弊。

疲れました。もうね、疲れた。

おかげで大量出品することには慣れて、それからは月に3000品は普通に出せるようになりました。

もちろん、データを取ることや、試しに出したかったブランドを出してみたり、という新しい試みは出来たし、試行錯誤するのに大量出品が有益であることは分かったのですが、ここでふと。

「私、今楽しくない」

無在庫ですもの、出品数が多くないと結果が出にくいことは分かっています。
売れる商品が分からないうちは、自分とお客さまに合う傾向を探らなくてはいけないし、出品することで学んでいくことが山のようにあります。売り上げも当初よりは伸びたし、ハイブランド扱えるようにもなってきた。

でも、楽しくないなら、雇われで良くない?

そこで私がやったことは、自分の好きなものだけに特化することです。もちろん出品さまもがんばってくださっているので全部を削ることは出来ませんでしたが、出品数を大幅に減らすことにしました。そしてそのほとんどは自分で出品。

そうなると当たり前ですが、商品説明に書く文章が全く変わりますよね。
だって、月に3000品出すために惰性でピックアップした商品じゃないもの。ひとつひとつ見とれながら、あるいは手に取りながら選んでいった商品ばかり。もちろん思い入れが違います。

その月、初めて月収50万を超えました。出品数は200ちょっと。販売数は8品。

そこで気付いたことは、「売れる商品」でもなく「売れる画像」でもなく、「自分はファッションが好きなのだ」ということ。単なる流れ作業としてではなく、ちゃんとこの仕事と向き合いたかったのです。


ものを売るということの本質、忘れてない?

はい、ここで本質のお話です。ものを売ることの本質って何か覚えてますか?
外注化すること?
それとも月に3000品も5000品も出すこと?
最近流行りの直営店直送?
VIPたくさん持ってること?
出品ツールで新商品を1日で出すこと?

当然ですが、お客さまが欲しいと思う商品を、欲しいと思うように魅せることです。
「欲しい」と思われもしない商品だと意味がないし、「欲しい」と思われるようにしないと何品出しても売れません。
仕事を愛していない人からは、その楽なサービスに見合った額しかお客さまは支払ってくれません。

BUYMAを続けていくうちに忘れてしまうのがこれで、もっと小手先の、分かりやすいノウハウにばかり気を取られてしまいがち。
もちろん、数を追うことが楽しい方もいるでしょう。
私がやったことが正解とは限りません。
けれど、やればやるほど疲弊して、たくさんのことをしているはずなのに結果が出なくて苦しい思いをするのは、正しい方法ではないのだと思います。

リサーチもせずにVIP交渉?
商品も見ずに直営店直送?

そんなことしなくても、本質さえ忘れていなければちゃんと売れます。
だって、ほとんどの人はそれを忘れてしまうから。


あなたは、BUYMAやってて楽しいですか?


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