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これからBUYMAを始めるあなたへ。即日受注が止まらない、私のアカウント作成方法を教えます。前編

BUYMAを始めようと思っていらっしゃる方々、ようこそいらっしゃいました。
おそらく色々なブログを読んでから来られたことと思いますが、どのブログを見てもスタートはこうです。

「BUYMAアカウントを作成する」。

残念です。BUYMAアカウントを作成する前にしておくべきことが、実は山のようにあります。
それを見過ごしてしまっていると、初受注までかなりの時間を要することになってしまいます。せっかく始めたのに、お給料が3ヶ月先だったらやる気無くなりません?しかも数千円とかだとしたら。

だってBUYMAのアカウントなんて山のようにあるんですもの、ちょっといい感じだったとしても、とりあえず作ったぐらいでは埋もれます。当たり前です。

BUYMAを始めたいと思っていらっしゃる方は、当然売り上げを上げることを目標としているはずです。
とにかく早くアカウントを作成したいと思っていらっしゃるかもしれませんが、一旦落ち着きましょう。

アカウントは単に作ればいいというわけではなくて、お客さまを惹きつけるようなものでないと意味がありません。ここから始めましょう。

今日はしっかり頭を使いますので、挽きたてのコーヒーの香りでしっかりとご自身をほぐしてから参りましょう。


では、いきます。


BUYMAって海外から仕入れればいいんでしょ?

BUYMAで収入を得る仕組みをまずはおさらい。

BUYMAってどうやって利益を得ることが出来るようになっているのかと言うと、「海外で日本より安い商品を仕入れてそれに利益を乗せて販売する」ではありません。そんな時代はもう終わりました。

もちろん物販全般的に、安く仕入れて高く販売するというのはセオリーですし、安く仕入れることが出来ればその分利益となるわけなので、そのための努力はするべきです。

ただ、単に「海外で買ったほうが安いから。」という理由だけで稼げるというのは、3年前まで。
私がBUYMAを始めた時には、既に国内買い付けが主流になりつつあり、それと並行して海外のショップからVIP価格で買い付けをするという方法がほとんどでした。

だってね、リスクとメリットをちゃんと考えてみると分かるんですけど、海外で買うと関税かかりますよね。
送料かかりますよね。
買い付け担当さんのお給料も発生しますよね。
さらに届くのに2〜3週間ぐらいかかりますよね。
民間の運送会社ならもうちょっと早いですが、もうちょっと高くつきます。
それに輸送遅延もありえます。
もちろん在庫が残っている確率は日本よりも高いかもしれませんが、すぐに欲しいお客さまは購入してくれません。

ここで何が言いたいのかというと、海外で買った方が安いからというだけの理由ではもう勝てないということ。
ただ海外から手配した方が利益が大きくて、日本では完売している商品の在庫があるということもあります。

じゃあどうすればいいの?

高くても売れる方法で販売しつつ、色んなところから仕入れる方法を試してみればいいんです。ひとつの方法に固執する必要はありません。

ざっくりと戦略を挙げてみますと、
・海外買い付け
・国内買い付け
・直営店直送
・オンライン買い付け
・人気・限定商品攻め
・ハイブランド高値売り


これらは全て出来た方がいいのですが、やりながら覚えていった方が早いので、ひとまず戦略は置いといてアカウント作りのための準備に取り掛かりましょう。


自分の資産を計算する

一番大事だと言っても過言ではないのがこれです。
ここを怠ると黒字倒産にもなり兼ねませんので、数字にシビアに、きっちりやりましょう。

書き出すべきは、収支です。これを100%とします。

そして、絶対削れない必要経費=50%(NEEDS)
あったらいいなーっていう絶対必要ではない交際費とか=30%(WANTS)
貯金に回せる分=20%(SAVING)

この分量になるように調整して、毎月きっちりこの通り分けておきます。

NEEDS=50%
自分が思っているより支出って多いものですが、この機会にちゃんと計算してみましょう。家賃、交通費、光熱費、通信費、食費… ここで削ることが出来るものが判明した場合は思い切って削ることをおすすめします。

ただし、BUYMAを始めるにあたり必要なもの、例えばPCやWi-fiなど、今までさほど使っていなかったものが必要になった場合は、こちらも必需費用として追加します。

WANTS=30%
絶対必要ではないけどあった方がいい費用。
多少の潤いや身だしなみにプラスしたい分は、ちゃんと確保しておきましょう。
ここで重要なのは収入の30%にとどめておくこと。これを下回ってくると結構精神的にしんどくなると思われます。

私は根を詰める時期だとしても若干のゆとりは必要だと思っているタイプなので、あまり引きこもって化粧もせずパジャマのまま作業に没頭することはおすすめいたしません。
だって、そんな人から何十万もするものを購入したいと思います?

私は毎日ちゃんと綺麗にしてる人から買いたいわ。

SAVING=20%
BUYMAに使うのは、もちろん「SAVING」です。これはなるべく手をつけないで置いておくようにしましょう。

プラス、BUYMAでは買い付けの際基本的にクレジットカードを使用しますので、複数枚作っておくことをおすすめします。
ショップによってはクレジットカードを受け付けないところや、海外に現金の送金が必要な場合が多々あるので、クレジットカードだけでもだめ。逆にクレジットカードでしか対応してくれないところもあるので、現金だけでもだめ。
そしてごくたまにある、思ったよりお金がかかってしまった場合や、商品の返品やクレームなんかに備えて、余剰資金があることは必須です。

毎月30万程度の利益が安定して得られるようになるまでは、しばらく無駄使いは禁止ですよ。


自分の取り扱う価格帯を決める

現状自分の持っている資金とカード枠から考えて、取り扱う商品の価格帯を決めていきましょう。

もちろん資金が余りあるのでしたら、初めからハイブランドの10万円以上の商品を取り扱うのもありだと思いますし、1万前後の商品から慣れていくというのもありです。
ただし受注が増えることによって黒字倒産だけはしないようにお気をつけください。

BUYMAでの資金サイクルは1ヶ月〜1ヶ月半。
利益率は基本的に20%以上を目安としますので、月20万円の利益を得るのに必要な資金は、100万円。
そして次の月もややかぶりすることを考慮して、本来は150〜200万円あることが望ましいです。(もちろんそれより少ない資金で回す方法もあります)

もし回収が遅れたとしても、多少耐えられるぐらいの価格帯にしておきましょう。


よく初っ端から「シャネルやエルメスやりたい!」という方がいらっしゃいますが、買い付け価格からちゃんと導き出してから決めましょうね。

私の場合、1万前後のストリートブランドからスタートして、20万程度の利益が安定するようになってからしばらくは3〜5万円までのミドルブランドを中心としていましたね。
この時点ではまだ取り扱うブランドは決まっていなくて構いません。


BUYMA上位アカウントを見る

価格帯が決まったら次に、BUYMAでどんな方が人気なのか、売り上げをあげているのかをチェックしていきましょう。

まずはBUYMA画面下にある「パーソナルショッパーランキング」を開きます。ここではレディース、メンズ、キッズなどのジャンルに分けられた上で1位から100位までが掲載されているのですが、一通りザーッと見てどんなブランドが人気なのか、どんな画像を使っているのか、どんな文言を使っているのかを見ていきます。

この時点では、さほどどこを見ていいのか分からなくていいので、このランキングやBUYMAページに慣れる目的で見ていただいて問題ありません。このランキング含め、BUYMA内の様々なページは今後毎日見る必要があるので、今のうちにあっちこっちいじって見慣れておきましょう。


その次に、取り扱う価格帯のブランドをチェックします。お客さまとして商品を検索するようにして価格帯を絞るだけ。
あまり安すぎるとストリート系や新進気鋭の知らないブランドが多いかと思われますが、5万以上だとグッチやヴィトンなど、名の知れたブランドが沢山出てくるはずです。

初めは暗号のように思える数々のブランド名ですが、本当に毎日使っていると覚えてくるものです。ここは一気に覚えようとせず、取り扱うことで覚えていきましょう。


ブランドショップで「世界観」を知る

ひと通りどんなブランドが人気上位にあるのかが分かったところで、次にブランドショップに行ってみましょう。アカウントが軌道に乗った頃にブランド実店舗を訪れる方が多いようですが、まず初めに行きましょう。

なぜなら、ブランドの世界観を肌で感じることが出来るからです。

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特にハイブランドのお店なんて、入るのに躊躇してしまうような店構えのところもありますが、ここはまるで大富豪にでもなったかのような気持ちで行ってみましょう。少しだけ勇気を出して。

さて、ブランドの世界観って何でしょう?
世界観とは、「その世界に住んでいる人たちの統一的見解」。

ヴィトンにはヴィトンの、エルメスにはエルメスの世界があって、そこにいるスタッフやコアなお客さまたちが共有している共通言語や見解があるわけです。それを理解するには、その世界に入り込まなければいけません。

ただ恐る恐る行って在庫の確認をするだけではだめなんです。

色、香り、空気感、雰囲気。言葉では表現できない圧倒的な、ブランドを表すものをそこでは感じることができます。

そんなこと言われても‥ って思うでしょ?本当にね、行ってみたら分かります。それに、ブランド毎に感じるものが異なることに気付くはずです。

これも行ってみてすぐに感じるものと、何度も訪れているうちに感じることが出来るものがありますので、ちゃんと定期的に時間を作って行くようにしましょう。「何か商品のことを聞かなければ‥ 」と構えることはありません。

美しいものを見て、触れて、着てみましょう。感じることが大事ですので、何かを一生懸命覚えようとしなくても構いません。

まずは行ってみること、それによって同じように見えていたいくつかのブランドたち、それぞれのもつ魅力を感じることが出来ますし、自分の好きな傾向も知ることが出来ます。


今まであなたにとって未知の世界だったかもしれないこのファッションの世界。「たかがBUYMAでしょ?」と思っていたあなた。こんなに疲れると思ってなかったのではないでしょうか。

実はとんでもなく奥が深くて、「ただの転売」だなんて言ってられないぐらい深みにはまるのがこの仕事です。

では次回は後編です。


ここからようやく座っての作業に入りますが、出品をするのは最後の最後です。ここが踏ん張りどころですので、もうちょっとがんばってください。
出品する時点では、既に頭の中にはあなたなりの世界観が出来上がっているはずですよ。


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