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院試準備③3年生のうちに(研究室探し編)

前回の記事では、英語を勉強しはじめよう~という内容でしたが、今回は研究室の探し方についてです。3年生で志望校を完全に決めてしまう必要はないですが、ぼんやりと
「あ~、ここもいいなあ~」と目星をつけておくことで、院試の準備がしやすくなることがあります。

本記事では次のステップで研究室の探し方を紹介します。
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①キーワードをあげてみる
②ぐぐってみる
③連絡してみる
④実際に見てみる
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①キーワードをあげてみる

高校までは物理や化学のように、ざっくりとした教科分けだったのに対して、大学ではかなり細かく分野が分かれてますよね。(物理化学や生物化学とか)

大学院でも、◎◎研究科△△専攻の中で研究室によって細かく分野が分かれています。研究室の名前も大学によりさまざま!!特にマイナーな分野だと、探すのに結構苦労します…。

なので、まずおススメしたいのは、キーワードをあげていくことです。
電磁気学や量子力学などのように、はっきりした学問名でなくても平気です。
「物理」「電磁気」「スピン」「物性」「ロボット」「実験」など、ちょっとでも興味のあるキーワードはどんどん上げていきましょう。
キーワードが多くなりそうな人は小さな付箋に1ワードずつ書くのもおススメです◎

次に、範囲の大きいワードから順番に範囲の狭いワードに並べ替えてみましょう。
例えば「物理」(大)→「電磁気」(中)→「磁気スピン」(小)といった感じです。
おおまかで大丈夫です。あとで検索するときに、検索しやすくなります。

②ぐぐってみる

あなたの持ってる携帯や、PCでレッツ検索。
初めは大~中くらいの範囲のキーワードで検索して、ヒット数がおおければ細かい、より詳しいキーワードを足していきましょう。

研究室の公式サイトを持っている場合も多いので、いくらか検索にひっかかる場合があります。
試しに覗いてみて、研究内容を読んでみましょう。全部を理解するのは難しいですが、学部3年生までに習った内容でわかることもあるはずです。お、ちょっと興味があるぞ、と思った専攻や研究室のHPはささっとブックマーク。

同期や先輩、お世話になっている先生に、「こういうことがしたい」と話してみて紹介された研究室もぜひ調べてみてください。

他にも、大学のサイトに研究者データベースがある場合は、そちらからキーワード検索ができることがあります。

③連絡してみる

ステップ②まででも、十分な収穫ですが、より興味がある研究室の場合、連絡を取ってみましょう。HPの内容が実際に自分が入学したときに研究テーマとして選択できるかは、聞いてみないとわからないところがあります。(例えば、退官で来年度の募集はしない、など)

HPがある場合は、コンタクト・お問い合わせなどのページに連絡先があることが多いです。
ここで、注意点!
★先生方はかなりお忙しい方もいらっしゃるので、返信はゆっくり待とう
★わかりやすい件名にすること
(分かりにくいと、大量のメールのやり取りの中で流されてしまう)
★必ず所属・名前を名乗ること
(そもそもこれがないと、お前誰やねん、ってなる)
★聞きたいことをはっきりさせる
(この研究内容について詳しく聞きたい、とか、こういうテーマはできるのかとか)
時には、「私の研究室ではあなたの希望するテーマは取り扱っていない」という返事が返ってきますが、そこから別の先生をご紹介いただけるケースもあったので、何かしらの収穫にはなると思います。
実際、私の場合、なかなか自分のしたいことがどういう学問と関連があるのか分からなかったので、近い分野の研究をされている先生に連絡をとってご紹介していただきました。

④実際に見てみる

先生によっては、見学を許可してくださる先生もいます。

OKされた場合は実際に足を運んでみましょう。百聞は一見に如かず。

また、ほとんどの大学が大学院入試説明会を行うので、予定があれば顔を出してみるのもありです。

学生さんと接する機会があれば、研究室の様子とかも聞いておくと入ってからのことが想像しやすくなります。(研究室訪問についてはまた別の記事で詳しく書きます)

以上、研究室探しの4ステップでした。
次の記事では、大学院募集要項のチェックポイントを紹介します。

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