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『目的論』で考える

皆さんは「目的論」という考え方をご存じでしょうか。

知っている方は多いと思います。

これは、オーストラリアの非常に有名な心理学者であるアドラーによって提唱された考え方なんですね。


大ベストセラーとなった『嫌われる勇気』は、このアドラーの教えを書き記したものです。


話を戻しましょう。


まず、人々の問題には「原因論」「目的論」という考え方があります。


原因論とは、『過去の出来事が、現在の状況を作っている』とする考え方のこと。

目的論とは、『人は何かの目的があって今の状況を作り出している』とする考え方のことです。

例を挙げて分かりやすく解説しましょう。



(例)部下がミスをした為、上司が怒鳴った

『原因論的思考』
部下がミスをしたから、上司が怒鳴った

『目的論的思考』
上司は自らが相手を降伏させたり反逆を防いだりする為に怒鳴った


原因論では「結果」として、目的論では「手段」として問題を捉えているんです。

アドラーは後者の『目的論』で考えることを提唱しているのですね。

世の中、『原因論』で考える人の方が多数です。

しかし、目的論で考えた方が前向きかつ冷静に問題の解決に向かうことができるのではないでしょうか。

私も普段は目的論的思考を持つことが多いです。

目的論の考え方は知っておいて損はないでしょう。

ちなみに、原因論も目的論も大切な考え方です。

どちらかに偏ってよいというものではないと私は考えます。


原因論と目的論のベストミックスを是非考えてみてください。


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