コーチと選手の関係に学ぶ
東京オリンピックを控え、様々なスポーツのジャンルで日々記録更新、世界大会での活躍などを目にすることが多くなってきた。
先日、陸上走り幅跳びの映像をテレビで見たときに、大学時代の先輩がコーチとして少しだけ映っていたのを目にし、そのコーチは大学時代に日本記録保持者で素晴らしい選手だったことを思い返した。
陸上に限らず、あらゆるスポーツ選手にコーチがつき、ともに選手の可能性の向上に必死に取り組んでいる。
そして結果につながった時には、ともに感動を分かち合う姿を目にするものだ。まさに師弟関係的な。。
会社組織において、上司、部下がこういった感動を分かち合うべく、日々同じ目標に向かって酸いも甘いも共に経験する事ってどれだけあるのでしょうか?
業種、職種によってマチマチなのかとは思いますが、私の組織ではあまり経験できていないなあと思い、選手とコーチの関係性と何が異なるのか考えてみました。
あくまで一般的な、自分の見聞きする範疇での相関図ですが、
会社組織において上司がプレーヤーとして活躍する職場は多いと思います。そうすると部下に寄り添う心の面が疎かになってしまいがち。
”上司と部下の仕事が違う” というのはまあ、当たり前と言えばそうですが、コーチと選手の関係に倣うならば、上司がしてきた仕事を部下に引き継いでもらうことなのかな。
そうなった場合、
上司はコーチのごとく、部下に寄り添って、抱えている課題に対してアドバイスなどを与えるべきである。
ここでしばしば目にするのが、部下に仕事を渡さ(渡せ)ない上司。
「自分でやったほうが早い」
「任せるのが不安」
など、、
そうなると、部下も仕事が面白くなくなるんだろうな。
上司は自分の抱えている仕事はもちろんの事、部下には自分がしてきた仕事を与えて、時には指導し、部下が成長出来るように寄り添う心を持たねば、組織としての一体感や感動というのは生まれないのだろう。
まさに上司は「器量」が必要なのだと思います。
自分を振り返ると、仕事は引き継いでいるが、フォローや指導という面で、もう少し出来ることがあるのではなかろうかと振り返る。
部下の業務工程や成果物に対して、”こうあるべき” との指摘ばかりになってますね。完全に。
組織内で感動を共有して、ともに伸びていくような組織にするためには、
課題や問題を見つけたときに、”こうあるべき” と、指摘するだけではなく、もっと、
”同じ時間を共有して解決に導く” ことが大切なのでしょうね。
役職付いても、器が小さいと駄目ですね。
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