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飛躍の一歩手前は……?

「夜明け前が一番暗い」
という言葉があるけれど、

次のレベルに飛躍する一歩手前で、
激しい停滞感に襲われることが、
よくある。

思いがけないトラブルが起こったり、

身体が重たく、
頭の中が腫れぼったい感じになったり、

寝起きが妙にツラくなって
通勤の電車もうつらうつらしたり、

漠然とした不安に覆われて、
何から手を付けていいのか、
見当がつかなくなったり、
無用に慌てたり、

雑然として落ち着かない周囲の状況が
気になってみたり、
親しい人たちとなんだか距離感を感じて
孤独に感じてしまったり
そういえば天気もよくない(寒い!)から
気が晴れなかったり、

とにかく、
いったんどんより沈むことがある。

不思議なもので、
ある程度の時間が経つと、
なにがきっかけだったかもわからず
空が晴れるように明るくなって、
新しい地点から
ものごとを見られるようになっている。

そして、
しばらく前のあの停滞感は、
ここに来る前の成長に
ともなうものだったのかと、
気がつくことになる。

こういうことは
何度も経験してきているので
前ほど停滞感に苦しむことはない。
むしろ、「もうすぐ夜明けだ」と
ワクワクする。
体調や気分は悪いけど(苦笑)。

生徒でも知り合いでも
彼らが飛躍する一歩手前は
いつだって逆境に陥っていた。

教え子に
あるスポーツで日本一になった
高校生がいたのだけど、

彼は全日本選手権本番の3か月前に
足首を痛めて松葉杖状態。
練習もろくにできていなかった。

そこから逆転優勝の
日本一は、
当時の学校関係者に
どれほど勇気を与えてくれたことか!

逆境はチャンス!

いったん、身をちぢめて
力をためこまないと
バネは思い切り
弾け飛ぶことができないように、

レベルアップする
一歩手前は
次のフロアに出る前の、
薄暗い踊り場。

気分はよくもないし、
そんなところにいたくもないが、
そういう場所があって、
必ず通過しなきゃならないものだと思えば、
悠々と過ごせる。

「なんだかなぁ」などと、
ぼやきながら、
腫れぼったい日々を過ごして、
時間をやり過ごすわけじゃないけど、
やるべきことを淡々と進めていく。

あきらめない。
粘り強く。
しつこく。
ただただ、やる。

繰り返すけど、
今まで何度も
似たような経験があるから、
次の階にやがて上がれるという
自信みたいなものが、
こころの奥で揺るがないのは
自分でも成長しているな、と思う。

「停滞感」は悪いものじゃない。

見晴らしのいい場所に立った
心地よさを
味合わせてくれるためのスパイス。



気取った文章でごめんなさい。
こんな文を書いて、
自分をほろ酔いさせるのも
言葉の大きな力です。

春、
シーズン本番を迎える前の
冬季練中の心得みたいなものだと
思って読んで下されば幸いです。

最後までお読みくださり、
ありがとうございました!

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