見出し画像

人に尽くしすぎるとどうなるのか?④

結局のところ、僕は
「わからないこと」「理不尽なこと」に対する
耐性が弱かったのだと思います。

「わからないこと」をわかろうとしよう!
「理不尽なこと」をなんとかしよう!

自分がなんとかしなれけば!
自分がやらねば誰がやる!
と思い込みすぎて、独善的に活動しすぎていました。

調子こいていた、とも言えますね。

わからないことはわからないし、
理不尽な事態はいつでもどこでも起こりうるのです。
それを未然に防ぐことは誰にでも、
なんだったら神様でもできないこと。

どうにもならないことを
どうにかしようとしすぎて
無理をしてストレスをかかえて
ネガティブモードを全開にすると、
周囲が引きます(苦笑)。

僕の場合がそうでした。

Kくん、Mさんのことは今もってよくわかりません。
どうすればよかったのか、正解は導けていません。

でも、今の僕だったら、
Kくんが突然、クラスや僕に壁をつくったとき、
そんなときもあるよな、ケセラセラ・・くらい
余裕の態度でいられます。

また、Mさんが「父親から暴力を受けている」という涙の訴えがあっても、
動じることなく、まずはその事実を他職員と共有し、
チームを組んで一緒にあーでもない、こーでもない、と考えていくでしょう。
一人で抱え込むから苦しくなるのです。

Kくん、Mさんのことで、心が苦しくなったら、
今の僕は躊躇なく逃げます。
(逃げっぱなしでは終わらず、回復したらまたチャレンジはしますが)

正解がわからないことは同じでも、
15年前と決定的に異なるのは心構えと余裕。 要は「気の持ちよう」だったのです。

「気の持ちよう」一つで、
僕たちは、自分が立っている世界の肌感触がまるで変わっていきます。

人に尽くすと、人に感謝してもらえる。
そんな下心が僕にはありました。

尽くしたのに反応がないと傷ついてしまうのです。
そんな僕の「寂しさ」や「怒り」は、実は自分勝手なものでした。
勝手に、過度な期待を抱き、勝手に期待を裏切られ、勝手に怒っていただけなのです。

人間関係の仕事は、もっともっとドライ&フラットでいいのです。

感情はときとして、執拗に自分を縛り付けます。そして自縄自縛に陥った人間は、他の人も破壊しだします。

その呪いのループから抜け出すためのコツは、
理不尽や思い通りにならないことを
肯定もせず、否定もせず、ただただ事実として認めることでした。

また傷ついた心を癒やしていくためには、
心の領域だけでアプローチしてもうまくいきません。
思いもしないアプローチが僕を次のステージまで高めてくれました。

次回以降のコラムでは、
傷心したメンタルを修復し、心をフラットに保つための
具体的なテクニックを紹介したいと思います。

僕自身がメンターから教わり実践した上で効果の高かったものです。
オススメです。
ぜひ、次回以降も読んでくださいね。
いつも最後まで付き合ってくれて本当にありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?