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ああ、もう、言葉ってやつは…!!/44冊目 NHK「言葉にできない、そんな夜。」の制作班 『「言葉にできない気持ち」の言語化ノート』 小学館

始めに

見てくださって、ありがとうございます。
えだまめです。

タイトルが長いですね。
少し、読みづらくなってしまいましたね。

今回の本(?)は、私の大好きなテレビ番組の内容を抜粋したものになっています。

それでは、どうぞ〜。

その気持ち、なんて言う?

この言葉が随所に使われ、「気持ちを言葉にする」をテーマにしたNHKの番組。
私は「言葉にできない、そんな夜。」をそう説明します。

30分の短い番組なんですが、扱うテーマは大きく2つ。そして、スタジオに集まった小説家や作詩・作曲者や俳優などの人達が、即興でテーマを言葉にするというコラムの、合計3つのテーマを扱う番組。

2つの大きなテーマはそのテーマに沿った曲の歌詞や小説の文章、そしてこの番組の為にテーマに沿った著名な人の書き下ろしなどを紹介し、印象や言葉の効果などを話し合います。それに、クイズみたいなものがあって、自分でここの部分に何を入れるのかを考えてり、スタジオの方はどう表現するかも見ることが出来たり。

私の説明で、お分かりですか?
めーっちゃ、ニッチな番組です。

さすが、NHK。
言葉の面白さを存分に噛み締めることが出来る、密度の濃い30分。

この番組、好きすぎるので、また別で記事を書きますね。

番組と本の違い

番組の良さ

番組はテーマを紹介する時に、少しお芝居のようなものが入るのです。それがあると、よりテーマの状況に置かれた時の心情が明確になるのです。

それと、番組の場合はテーマに沿った文章や歌詞をアナウンサーの方が読み上げてくださいます。言葉って、文字を目で追うことと読んでみることで顔が変わるのです。
それを実感できます。

この本の良さ

何といっても、好きなだけ好きな言葉に浸れることです。番組のスピードだと理解しきれないなと思っていたので、好きなだけ反芻できていつでも取り出せる「本」の形は、とても有難いのです。

そして、クイズをゆっくり考えられるのも良さの1つです。私はこう思う!というのをゆっくり考えることが出来るのは、やっぱり楽しい!

言葉探しの旅は終わらない!

お待たせしました。
内容を載せてみたいと思います。

お題
「昔よく聴いた音楽を久しぶりに聞いた時」

「これいいよって押し込まれたイヤホンのくすぐったさと並んで食べた激辛ラーメンの辛さとどうしてって爪を食い込ませた感触ともう会わないって決めて振った手が切った生ぬるい風全部が真空パックになってたみたいに溢れ出す。」
金原ひとみさんの書き下ろしです。

これの言葉を読んだだけで、イマジナリー彼氏と音楽を聞いて、激辛ラーメン食べて、折り合いがつかなくて自分から振った経験をしたかのような。
記憶って、忘れてるだけだから、何かの拍子で蘇ってくるよね。

読点を入れていないのもあえてだそうで、言葉を紡ぐことを生業にしている人はさすがだなと思います。

最後に

気になったら、「言葉にできない、そんな夜。」見てみてください。
おすすめです!

長くなってしまいましたね。
ここまで見てくださって、ありがとうございました。
えだまめでした。

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