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【東大君の家まで】

東大君の家は駅から徒歩10分はかからない場所らしい。

朝ご飯を買いに通り道にあるコンビニは入る。

私はおにぎり、彼はお好み焼きパンを購入しお店を出た。

結構な坂道を登り、2階にある彼の部屋までけっこう歩いた気がしたけれど、あっという間の時間のように感じた。

やっぱりイケメンは罪だね。

部屋に入ると一般的な大学生の部屋という感じだった。所謂、1Kで洗濯機が外にあるタイプの部屋。部屋真ん中を陣取っているコタツに入って、暖かさに癒されながら私たちは少しだけ話をした。

大学のこと、私が住んでいた街のこと…。

しばらくして私はウトウトしてしまった。
夜行バスの疲れかな。

そんな私に、東大君は軽くキスをした。

あぁ、なんか今悪いことしてるなという罪悪感と、ドキドキが一気に押し寄せてきた。

『ん?』といって私は寝たふりをしていたが、本当の睡魔が襲ってきて、私はそのままコタツで寝てしまった。

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