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3Dプリンターを買った話

3Dモデルを気軽に現実に召喚できる…

便利だけど、使い所が思いつかない。
そんな感じで3Dプリンターには興味があったけど手は出さずにいたのよね


話は変わるけども、HTC Viveの初期装備のチープなレンズを、Gear VRのガラスレンズに換装するためのアダプターがこの世には存在しているらしい。
ざっくり言ってしまうと、旧世代VR機器の近代化改修キット。
そんなニッチなものどこで…と思うかもだけど、アダプター+レンズのセットがebayには数千円で転がってた。
型落ちVR機器用の改造パーツということもあって、今はイギリスのセラーしか取り扱ってない。

多少の値段しても、HTC Viveのザラッザラの視界を改善するためなら…と注文してみようとするも、お届予定が1ヶ月先とかでビビリ散らかした。
国際情勢的に、どんな小物でもヨーロッパからは何週間もかかるらしい。
今不便なものを改善するためにはちょっと待てないよねぇ。

一方、同じものの3DデータはThingiverse(3Dモデル共有サイト)に無料で転がっている。
Gear VRも、レンズは綺麗だというジャンク品があちこちのフリマサイトに千円ちょっとで転がってる…

こうして、割とあっさり目的は見つかり、手段が必要になりました。


ちょっとした小物を作ろうと思ったら、東京も意外と選択肢が少ないらしい。
どこの会員にもならず、安く、フラッと立ち寄って3Dプリントさせてくれる場所が中々見つからない。ケチ。
そんな中、Amazonのブラックフライデーで3Dプリンターが安くなってて、気付いたときにはもう注文してた。

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元値4万くらいが型落ちと割引で2万と500円まで下がってた。

買ったのはAnycubic Mega-Sという家庭用FDM(プラ溶かして積層してくやつ)で、そこそこ古い型…とはいえ、世界中の3Dプリンター初心者向けの入門用として名高いCreality Ender 3シリーズと並んで使用者が多いらしい。
組み立ても簡単、初期設定もラクラク。
うん、いい買い物した(3回復唱)

テスト用の素材がちょっぴり付属してたから、初期調整を済ませた後に例のアダプターを印刷してみた。

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すごい。
数千円払って数週間待たされるものが、数時間で生えた。(今後何個も色んなものを出力して費用対効果が加速度的に上がっていくことを考えると)実質タダで。

ここに、あらかじめ買っておいたジャンクのGearVRから外しておいたレンズをはめ込む。

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やったぜ。

アダプターによってレンズがより目に近く接するようになった。
人によっては追加のクッションを挟むなどして対策が必要かもしれない。
家族の中でなぜか自分だけ彫りが深いことに感謝しつつ、新生VIVEちゃんを覗き込んでみると、真ん中しかクッキリ見えていなかった元のレンズに比べてクッキリ見える範囲が大幅に広がった。

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レンズが小さくなることで少し視野は狭まっちゃうけど、それくらいの代償どうでも良くなる程度には視界がクリアになった。

純正の樹脂レンズからガラスレンズになったおかげか、色までクッキリしているように見える。


レンズが変わったことによって樽のような微妙な視界の歪み(英語で言うとBarrel Distortion)は発生しちゃうけどね。
これも、海外有志兄貴たちが解決方法を共有してくれてるのでそちらを適用。

解説は全部英語だけど、やり方はけっこうシンプル。

おおまかにまとめると、

SteamVR付属のexeを起動してバックアップを作成

視界の歪みを決めるデータの文字列をGitHubにある文字列に置き換える

さっきのexeに戻り、改変したデータを読み込む

以上。


人によってレンズから目までの距離が異なるので、Ver1から4までで自分に合う設定を試そう。
いずれ日本語での解説でも書こうかな。


そんなこんなで、noteデビュー記事でした。
今後も3DプリンターくんとかVRに関しての記事やら書いていこうかと思います。

生ぬるい目でお見守りください✋

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