鴨農家修行⑧6日目

流れ

9:00 農場着
   雛観察
   いつもの
   鴨の引っ越し
14:00 帰宅
16:00 試食会

雛観察

雛は寒さをしのぐためにぎゅってかたまっていることが多くて、ぎゅってなるときにこけちゃうと圧死しちゃうの。だから観察して注意してみてあげることが大事。今日の朝見に行ったら圧死してた。ぺしゃんこだった。良くあるみたいなんだけど、ふわふわの雛がぺしゃんこになってて、生まれて間もないのに…って。

引っ越し

この前出荷、解体があったから鴨の引っ越しをした。

鴨観察

前も書いたけど、鴨って気になったものをつつく傾向にあって、他の鴨をつつきまくって血が出ることがあるのね。それで血がでるっていう変化に好奇心を抱いて、またつつく。だからたまに真っ赤な鴨がいるのよ。
餌をやるときに、ここは全部が手作業だから、囲いを少し開けて私が入って餌を餌箱にいれるのね。そん時に真っ赤になった鴨が逃げ出してきて、戻そうとしても嫌がってて、座り込んじゃって。
めちゃくちゃ切なかった。だってその子を隔離したとしたら次の犠牲者が出るからっていって隔離とかできないの。
けっして部屋が狭いわけじゃない。広い方。何ならめちゃ広い。

どうにかなんないかなって。前はセロハンとかぶら下げてたらしいけどあんまり効果がなかったんだって。でもどうにかしたいって言ったら、その血が出てるのが好奇心を刺激するんじゃないか、ってなって、その真っ赤な鴨を隔離して、治るのを待つことにしたの。

だから経過報告、またするね。

鴨試食会

今回は餌の違いで鴨の肉にどう影響がでるのか、っていう試食会を餌を提供してくれてる地元の農家さんやシェフと開催した。
コーンか米か、コーン、米、小麦のミックス、いつもの餌の4種類。

コーンを混ぜると甘くなる、とは言われてるらしい。

試食会、あつあつのお肉でやったから味がよくわかんなかったねってなって、次回からは冷めてからやるって言ってた。

いつも餌あげてるから、鴨が餌のにおいして、なんか不思議だった。多分コーンのにおいかな。ウケる。

パサつく分、旨味成分が凝集されてるんじゃないかとか、あーだこーだ言っておもろかった。

確かに、コーンのは若干甘い気がした。うーんどれもおいしくてわかんない。難しい。

そのあと、たくさんお話聞けた。やっぱ、学生って最強だなって思った。
今日来てた方で地元が違う人もいたんだけど、この町は仲良くなったら最高だけど、それまでが大変だったって。
私は若くて、学生って立場だから何も知らなくても受け入れてくれるし、話もきいてくれる。

終わりに

ここまで読んでくださってありがとうございます。また明日。

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