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起業家の熱量を発信し、日本をもっと元気に。元大手新聞記者が株式投資型クラウドファンディングの世界に飛び込んだ理由

令和5年になる今年、政府による「スタートアップ育成5か年計画」の本格始動など、日本のスタートアップ業界に益々の注目が期待されます。大きな夢に挑戦する起業家とその挑戦を応援したいと思う個人投資家を繋ぐプラットフォーマーとして、私たちイークラウドも日々挑戦しています。

2022年10月に入社した古川は、大手新聞社でキャリアをスタートしています。記者として、たくさんの人の想いに耳を傾けてきた彼女は、今イークラウドで起業家と個人投資家の想いを繋ぐ挑戦をしています。

この新たな挑戦の背景には何があったのか、「株式型CF」に感じた魅力、イークラウドを選んだ理由をインタビュー形式で探っていきます。

◆古川 園子
2011年3月に明治大学を卒業し、同年4月に株式会社産業経済新聞社に入社。大津支局、東京社会部、東京経済部に所属して、IT、法律、ビジネス分野のニュースなどを担当した。2022年10月イークラウド株式会社入社。

困っている人の代弁者になりたい、大手新聞社でのファーストキャリア

─── なぜ、新卒で産経新聞社に入社したのですか?

学生時代にとても印象深い経験をしたことがあり、それが大きなきっかけになっています。

ある時、家の近くに高齢者がやたら高い商品を購入する怪しい店ができたんです。SF商法というらしいのですが、「今日の酵素は5万円!」といった感じであれよあれよと高齢者の方が商品を買っていくんです。私が、その場にいたおばあちゃんに「なんでこんな高い物を買っているんですか?」と聞くと、「商品は高いけど、ひとり暮らしだから毎日ここに来て友達をつくるのよ」と。

SF商法で被害にあった方は大勢いるので、肯定的に見ることはできませんでしたが、独り身の彼女にとってはたとえSF商法にハマったとしても、そこで友達が作れることが孤独な日々から抜け出す唯一の救いの場だったのかもしれない。そう思うと、一体何が善で何が悪か、分からなくなりました。

当時の私は、どうしたらこの人やこの状況を救えるか分からなかったのですが、困ってる人の声を代弁する仕事をしたいと思いました。誰かの声を代弁することで、世の中の役に立つ仕事がしたいと思いました。

それで、新聞社に行こうと決めました。産経新聞は、少数精鋭で、その分とても自由な会社でした。他社では考えられないくらい、色んなことを経験させてもらいました。

─── 新聞社の仕事でやりがいに感じたことや得られたスキルを教えてください。

「これは私が書かないと歴史上なかったことになる」と思う話を聞けた時や、インタビューで相手の人生哲学にまで話を掘り下げられた瞬間は、この仕事をやっててよかったなと感じました。

また、何かを伝えようとするときは、虫の目・鳥の目・魚の目を大事にする力が身につきました。具体的な施策やビフォー・アフター(虫の目)などの詳細を捉えた上で、それがどれほどすごいことか、社会的意義や世間への影響を考え、全体感を俯瞰して見る(鳥の目)。そして、なぜこれを今取り上げないといけないか、時流に乗っているか(魚の目)を押さえることが、よい情報を発信するポイントだと考えています。

自分の専門分野でない領域について、分かりやすく読者に伝え、さらにそこから何か気づきを得てもらう必要があります。そのためには、自分自身が徹底的にその分野を理解しなければなりません。そういった大変さは、全国紙だからとか新聞社だからとかではなく、「伝える」ことを担う全ての人が背負うものだと思います。

誰かの声を届ける10年。これからの10年はもっと直接誰かの役立つことを

─── 転職を考えたきっかけは何でしょうか?

自分の「伝える」というスキルを活かして、誰かのために価値ある発信をしたいと思ったからです。

新聞社ではとても良い経験をしました。その上で、歯痒い思いもありました。

とある集落でUターン施策を進める団体があって、何とか力になりたいと思い取材に行きました。その時は感謝されましたが、後日尋ねた時、団体のおばあちゃんが出てきて「結局人は来んかったんや」と。そよ風が吹いて、遠くで川がゆっくり流れる風景を今でも覚えています。自分の力不足や、無力さみたいなものを感じました。もちろん、メディアの影響力はすごいと思いますが、もっと自分の「伝える」という力を直接的に人のために使いたいと思ったんです。

誠実に挑戦する人を応援することで、社会全体も元気になる

─── イークラウドを選んだ理由を教えてください。

事業内容を知り「面白い」と思いました。株式投資型クラウドファンディングの仕組みやイークラウドのミッション「ひとりひとりの想いをつなぎ、挑戦に力を」に込められた思いが、誰かのために役に立ちたいと考えていた自分に刺さりました。

特に共感できたポイントは、イークラウドの視座の高さです。前職では記者という立場でさまざまな組織を見てきました。多くの企業が、「自分のサービスを世界一にしたい」、「自分のプロダクトで社会に影響を与えたい」といったように、自分達を主語に置いて考えている印象でした。

一方で、イークラウドでは、スタートアップと個人投資家を繋ぐプラットフォーマーとして、個人の資金をベンチャー投資に流入させることで日本の経済を元気にしたいといった考えを持っていると、代表の波多江のnoteで知りました。

“個人の金融資産、約1,800兆円の1%でもベンチャー投資の資金に振り向けるきっかけを作ることができれば、18兆円のベンチャー資金が市場に還流します。日本は、再び活力を取り戻すことができるかもしれない、そう信じています。”
※記載の金額は執筆当時のものです。

僕がイークラウドを創業した理由 2019.12.13(イークラウド代表取締役 波多江直彦)

記者時代は比較的弱い立場の方の声を大事にしてきましたが、弱者が救済されるには、経済的な問題が課題となることがしばしばあります。これを突き詰めると、結局は日本経済全体が底上げされてもっと元気にならないといけないと感じていました。

そういった中で波多江の記事を読んで、「これだ」と思いました。

また、イークラウド自体もスタートアップということで、みんなでこれからやっていきたいことを話し合ったり、一つの目標に向かっていろいろなことを試行錯誤しながらやっていくフェーズであることも魅力に感じました。

挑戦に溢れているけど、みんなが長所を持ち寄って補完し合う

─── 現在の業務を教えてください。

クラウドファンディングの募集ページのコンテンツ制作をメインで担当しています。コンテンツの構成などを企画して、実際に起業家の方にインタビューを実施します。場合によっては、外部のパートナーさんとも連携しながら、そのスタートアップや起業家の方の魅力が伝わるコンテンツ作りをしています。

それ以外に、募集中の案件の情報発信やPR支援、個人投資家の方向けのイベント運営、イークラウドの広報も担っています。

─── 大手からスタートアップへの転職に不安はなかったですか?

正直なところ、最初は不安でした。大企業であれば部署異動などで環境や雰囲気も多少変わったりすると思うのですが、スタートアップだとカルチャーが合わなかったら大変そうだなと。スタートアップって、ただでさえイケイケなイメージがあるのでノリについていけなかったらどうしようと思っていました(笑)

実際は、とても落ち着いた雰囲気で、いわゆるスタートアップのイメージとは全く違いました。

─── イークラウドの働き方、カルチャーについて教えてください。

いい意味で落ち着いている会社ですね。あとは、ちゃんとプライベートの予定を大事にしているなと感じます。働く時は働く、休む時は休むといったメリハリがしっかりあり、家族の予定を大事にしています。お子さんの送り迎えやお風呂に入れる時間なども、業務の予定が入らないようにカレンダーで事前に時間を確保しているようです。

メリハリをつけて働くには、就業時間中に効率よく業務を進める必要があります。イークラウドでは、バリューの一つでもある『COLLABORATION(掛け算のチーム)』によって、それが実現しているなと感じます。

メンバーは、銀行、証券、ベンチャー、HRに強い、クリエイティブに強いなど、バックグラウンドが十人十色です。本当にいろんなスキルを持ってる人が集まっていて、みんなが長所を持ち寄って補完し合っています。全員が何かのプロで、年齢の上下や役職の有無に関係なく、教え合ったりフォローし合ったりしています。

また、月に一度、バリューを体現した人を褒める時間が設けられています。みんなが助け合って終わりでなく、ちゃんとそれを褒める場所があるのは、ちょっと照れ臭い気持ちもありますが、モチベーションに繋がっている気がします。

─── やりがいを感じることを教えてください。

前職では、自分の書いた記事が結局どういう影響を与えたのか見にくかったのですが、今は例えば自分の作ったコンテンツを見て個人投資家の方が投資してくれたり、数字として結果が見えるというのは嬉しいです。おこがましいですが、自分のコンテンツで誰かの背中を押せたなと思える瞬間があります。

それから、どんなに素晴らしい事業でも、起業家の方自身は「自分の事業の良さなんて伝わらないのではないか」「応援してもらえないのではないか」と思っているケースもあり、そういった時には、私が絶対にこの事業の良さを伝えるんだと気合が入ります。逆に、そんな不安を抱えながら人生を懸けてる起業家の熱量に触れることでとてもパワーをもらっています。

ミッションに共感して挑戦を楽しんでくれる仲間、Wanted!

─── どんな人にイークラウドにジョインしてほしいですか?

イークラウドのビジョン、ミッションに共感してもらえる方であれば大歓迎です。イークラウドもスタートアップとして、これからまだまだやるべきこと、やりたいことがたくさんあります。そして、先ほど話したように、多様なバックグラウンドのメンバーが集まっています。挑戦に溢れる環境で、いろいろな人が自分らしく働く、それを繋ぐものが“共感”だと思っています。

逆に言うと、イークラウドに共感できると感じたら、どんなスキルでも武器になると思います。だから、どんなキャリアを歩んできたのか是非聞かせてください!

◆イークラウドのビジョン
「理想の未来に挑戦できる社会へ」
─── 挑戦するひと、応援するひと、すべての人が理想の未来を描き挑戦できる、豊かな社会を目指します。

◆イークラウドのミッション
「ひとりひとりの想いをつなぎ、挑戦に力を」
─── 最初はひとりの挑戦者。その挑戦者の仲間をみつけることで、やがて大きな力になるとイークラウドは信じています。株式投資型クラウドファンディングを通じてひとりひとりの心の底からの想いをつなぎ、挑戦のエネルギーを大きなものへと変えていきます。

イークラウドでは一緒に働く仲間を募集しています!

「ひとりひとりの想いをつなぎ、挑戦に力を」が、イークラウドのミッションです。

このミッションを果たすためには、より多くの仲間が必要です。
ミッションに共感してくれる方、興味がある方は、ぜひ気軽に話を聞きに来てください!

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