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建築業界に限らず物資の供給が停滞している。メディアを見ていなくても、色々な物資含め食料品などが少しづつ値上げしていることで、主婦や子供たち、高齢者世帯でも周知のことである。世界的にサプライチェーンが混乱を来たしている。建築業界ではコロナの影響も去ることながら、少しずつではあるものの、公共含め全体的に業績は回復して来ていると思うが、破綻などの倒産や今後に見通しを断念されて廃業されるなど、極端な二極化が進んでいる情報が絶えないようです。。。

また、ロックダウンしている国もあり(もう解除に向かっている?)など労働力の不足で、今後も悪化の一途を辿るであろう予測は誰でも認識できるものである。それに伴う運賃等の高騰もあり、消費行動は大きく低迷してしまうだろう。本当の意味での感染症等の影響が現実的になっている。つまり、一度起こったパンデミックは、元の生活状態には戻らないという事である。社会基盤含め経済資本の考え方自体がアップデートされる変化に対応できる国や人、まだまだビジネスが追いついていない。

大量生産、大量消費等から環境倫理観を大事にし、消費行動等においても、本当に必要なモノを必要なトキだけ、必要な量だけ、適正価格(税金など含めた価値観の反映)で手に入ればそれで良い。また、DX環境によって都心部に集約される生活圏内から、地方が見直されていることから、家庭菜園など多く手がけていることを聞くと、都会の喧噪の中では普段から野菜不足の栄養偏りの生活から、お天道様の陽を浴びながら汗をかいて運動と共に家族で楽しみながら農業を営むことは、大音量で閉じ込められた空間でカラオケを行うよりは健康的であると思われる(決してカラオケを否定しているわけではない。)また、これらの過程においては子供の成長等においても、自然環境への関心が大いに高まると同時に、地方自治体の活性化において未来へ期待できる可能性を秘めている。肯定的に捉えれば良いコトにように見えるのだろうが、急な転換に変化が追いつけないばかりか、転換自体に疑問を持つ負の概念を持った意見も多く出て来るであろう。

しかしながら、過去の社会や経済含め人類が存続、生物の生存と言っても良いくらい進化の一途を歩んでおり、これらの変化に生き残る術を身に着けて来たのである。今起こっているのが、ちょうどその時であり、目の前に見える課題であることを、どれだけの人が認識できているかという事であろう。

新聞も消費量が少なく、世代交代としてデジタルに転換している。テレビの視聴もIT視聴へ転換しており、携帯電話からもソフト対応機種がほぼ消滅している。それでも、人が豊かに暮らせる環境下である衣食住の生活が変わることは無いが、その価値観が大きく転換して来ていることである。家を建てる(持つ)ことにおいても、脱炭素化への取り組みの影響も加速して、省エネ等へ配慮した健康に良い住宅が、災害にも対応できる住宅が、メンテナンス等継続して資産価値のある住宅への標準化されるのである。仕事はITでできる、娯楽もデジタルによって愉しみ方が変わる、また流通の進化において家への直接配達が可能になり、情報等は瞬時に取り込める世の中であり、目の前にある。タクシーだって空を飛んでくる時代は目の前にある。

急激な円安や物価高上昇に伴うインフレ現象、世界の裏側では大国が戦争に関わっている。感染症も数十年や数百年単位で共存し、付き合っていかなければならない。資本主義や何とか主義なども、いわば領土に関わった争いを孕んでいることの条件なのであろうか。

我々人類だけでなく生物の基本的な主旨は「種の保存」である。

2022.0430