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文化人類学の実が生まれた時からそこにあった、という人でもある話

井戸端人類学 F2キッチンもスタートして1年となりました。

◆ 井戸端人類学 F2キッチン ◆
文化人類学や周辺の知見や身の回りのテーマで面白いことを企てる実験の場。
由来はかつて学生や教員が集った京都文教大学人間学部文化人類学科の研究室フロア、普照館 2階のキッチンラウンジ。

引き続き、わたしたちも気になるテーマをイベントでいろんな角度でやっていきます。
4月16日にイベントを企画しておりますので、今回も中の人の一人として今回のポイントを書いてみました。

今回のトピック① 生まれた時からそこにある人のまなざし

わたしが文化人類学の存在を知ったのは高校生の時で、国語の先生が最近読んで面白かった本として授業中に紹介したのが山口昌男「アフリカの神話的世界」でした。

きっと多くの人にとって、文化人類学は人生の途中で出会う存在。
しかし今回の井戸端人類学で話してくれる方にとって、文化人類学は生まれた時からそこにあったものだったようです。

生まれた時からあるものは、その人にとっての当たり前。
どんな世界が見えて、何を感じたのか。
ご本人はこれまであまり意識してこられなかったかもしれません。
問いかけから振り返っていただき、言葉にしていただける機会になればいいなと思います。

今回のトピック② 社会活動の中で見える世界

語り手の中島さんは、高校生の頃から性について知っておくべきことを知ってもらう、考えるきっかけを作って働きかける活動をしています。

これまでの活動についてだけでなく、今テーマについて感じていることや今後どのような話題を取り上げていこうとしているのかについてもお話いただけたらと思っています。

例えば、フライヤーの写真の1つであるタピオカドリンク。
性教育にまつわる情報に若い世代が触れるきっかけとして、タピオカドリンクと掛け合わせて関心を持ってもらい、参加することで知ってもらうというイベントのもの。
組み合わせのしかた、アイデアはわたしでは出てこない新鮮さを感じたし興味深かったです。
他にもドラマの監修や大学での研究など、一貫したテーマと引き出しの多さ!これからの話も楽しみな方です。

ぜひご一緒に聴いていただきながら、考えるきっかけになれば嬉しいです。

イベント概要

井戸端人類学 F2キッチン イベント#5
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文化人類学の実を食べた人たち
第3回 性や生殖を語る活動家になった話
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話し手: 中島梨乃(性教育プロデューサー)
聞き手: 浦井中林 基子

日時:2023年 4月16日(日)16:00~18:00
参加費無料

*カンパ大歓迎です*
今後の運営に活用するためのカンパを募集しています。
ご協力いただける方は、<参加(無料)>と合わせて任意の金額(500円、1000円、2000円、3000円)を選択いただき手続きをお願いいたします。

話し手:
中島梨乃(性教育プロデューサー)
2000年生まれ。慶應義塾大学総合政策部卒。一橋大学大学院修士課程
1年。高校生の頃から、SNSで性教育に関する情報発信、性教育に関心をもってもらうための「きっかけ作り」の活動を展開。大学在学中は、引き続き「きっかけ作り」活動を展開するかたわら、インターネット上における性教育に関する検索結果変更を求める活動#SEOセックス、大学の男女トイレに生理用品を設置する取り組み、ABEMAオリジナルドラマ『17.3 about a sex』の台本監修を行っている。
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知っておくべきことが知られていない。もっと知ってもらうには?もっと身近なものとして感じてもらうには?
性について知るきっかけとして、タピオカドリンクとコラボしたりドラマの監修に関わっている中島さん。
中島さんは生まれた時から文化人類学がそこにある環境に育ってきました。
成長の過程で見て感じていたことや自身の活動やテーマを身近に感じて考えてもらうきっかけ作りとしてやってきたこと、そこから今後どんな展開を考えているのかについてお話しいただこうと思います。

主催: 井戸端人類学 F2キッチン
e-mail: idobata-a-f2@googlegroups.com

サポートはフィールドワークや研究、社会実験の支えとして活用いたします。