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勝手に運命を感じてみると経験値になった話

編集に関わった本が無事にリリースされました。

本の出版プロセスについては以前にも少し書いているのですが、編集後記に書いたことを改めて振り返ると一歩踏み出すヒントになるかもしれないと思ったので、今回はそのことについて書いてみます。

勝手に運命を感じてみる

今回関わった「未来の自分に期待したくなるジブンスイッチ」の編集後記にわたしが勝手に運命を感じてみたエピソードを書いています。
あのできごと以降。本当にありがたいことに偶然が重なり新たな人との出会いに繋がりました。ここから本の編集等の新たな試みが始まっています。

人は他人に説明がうまくできないけれど、どうも気になる、とか行動を起こさずにはいられないという場面が時々やって来ます。(自分がそうなのですが)
そんな時に「よし、やってみよう」と行動できる時は良いのですが。
日々目の前のことに流されそうになることや迷う時もある、そんな時は言い訳でも屁理屈でも良いから人に何か言われたり聞かれたりした時に伝えられる理由が欲しくなるのではないかと思います。
それがないと、自分で選択したことなのに ”揺らぐ” からです。

その時の最強の屁理屈は「運命だから」ではないかと思っています。
運命に少しだけ自分の責任の重荷を担ってもらうのです。

運命は何をもって感じるのか、や嘘か真か。
そこはそれぞれの裁量に任せるとして。
本人も分からないかもしれないけれど「運命だから」と思えば、選択した本人も受け入れて主体的に取り組めるし、言われた他者は選択そのものを比較的尊重してくれるケースが多いと思います。

一旦「これは運命なんだ」と思ってみて、行動してみてうまくいけば「やっぱり、あれは運命だった!やってみて良かった!」となるし、うまくいかなくてもそれはそれで「気のせいだった」みたいだから、次また頑張ろう。
これで良いと思います。

最近手帳の活用法として「振り返り」をお勧めしているのですが、振り返ってみて「あ、あれが運命のターニングポイントだった!」と思うエピソードに気づくことがあります。
気持ちに余裕があるなら、後から「これは本当に運命だったのか?」と振り返り検証することで、行動そのものがどんな結果であれ自分の経験値にすれば、無駄にはならないはずです。

何かを始めようとする時。
一人で心細い出発も「運命を感じる」ことで「目に見えない大きな力からの応援」と捉え、思いきって一歩を踏み出す力にしてみると良いかもしれません。

星のせいにしてみる

同じように、ちょっとだけ自分の責任の重荷を軽くするのに「星のせい」にすることがあります。

ちなみに、ここで「星」と表現しているのは、西洋占星術で用いる星回りのことです。占いで用いられることが多いですが、星の運行を基にどのような傾向がみられるのか、とも捉えられます。

長い間わたしは暦というものは、来たるものを受け入れる「知らせ」のようなものと思っていました。
例えば二十四節季だと「立冬が来たから、冬が始まるな」とか、占星術も暦として「水星が逆行している期間だから、コミュニケーションや交通機関のトラブルが多いらしい」といった具合です。
基本的には自分で選択し、行動したことは自分の責任、ではあるのかもしれませんが、自然や地球の流れは人力ではどうにもできない範疇があります。

そんな時の「自分ではどうしようもないこと」と暦の動きがシンクロすることがあるのです。だからそんな時は「星のせい」と思うことがあります。
これも「目に見えない大きな力からの応援」と捉え、思いきって一歩を踏み出す力になることがあります。
似たようなのだと「一粒万倍日」のような縁起のいい日があります。
ジブンスイッチが入る、自分のエンジンが掛かるきっかけをうまく活用することで最初のスタートをしやすくする効果があると思います。

ちなみに、占星術はかなり複雑なのでわたし自身が何か星の運行を見て読み解くのではなく、何人かこれはと思う星を読む人の発信される解釈を活用しています。自分で読めるのが本来なら良いのかもしれませんが、それはプロにお任せしているのと、複数の方の解釈を読むことで同じ星回りに対する注目ポイントや解釈の違いを楽しみながらその時々の自分に合いそうなものを活用しています。

ダメ元だから、うまくいかなかった時に自分が反省すべき点もあるとは思いますが、人事を尽くしたのなら「星回りが悪かったな」「こういう時期だから」と思うことで次へのアクションに気持ちも行動も切り替えることに活用できれば。
星や運命も味方してくれるかもしれません。

お試しあれ。
何でもそうすれば良いとも思わないし、万能ではありませんが、ちょっと自分が挑戦する心細くなった時に行動する起爆剤として。
運命も星回りも行動や何らかの結果が出れば、経験値という手応えになりますよね。


出版に関わることで気づいたことのひとつを書いています。
何かに挑むときのヒントになればと思うので、よかったらこちらもお読みください。




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