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2月の消費者物価指数を市場参加者はどう見たか

2月のCPI発表を受けてFFレート先物市場での反応からマーケットが本日のデータをどう受け止めたかをまとめていく。

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直近のFOMCでの利上げ確率は低下した。ウクライナ情勢がデータに現れるまでは金融政策において強く引き締めに出てこないだろうという解釈だろうか。

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一方で12月のFOMCでのFFレート予想は、よりアグレッシブに傾いた。2.0~2.25%となる確率は、1週間前には7.9%だったが、現時点では21.6%まで上昇している。

景気が後退してインフレが鎮静化するという期待が実現しないリスクを懸念しているように見える。

以上から本日のCPI発表を市場参加者がどう受け止めたかをまとめると、

①目先のFOMCではアグレッシブな利上げはしないだろう

②戦争が米国経済にもたらす影響について様子見しつつ、インフレが収まらなければガツガツ利上げしてくるだろう

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