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1月に読んだ本

※趣味でつけてる読書記録をそのままコピペしたので読みづらいです。


火花 又吉直樹 (文春文庫)
何回も読み直している大好きな作品。人間とは、芸人とは、表現とは何かを全部教えてくれる。作中ラストに出てくるスパークスの漫才が大好きで、Netflixドラマで見た時は感動した。

・恋文の技術 森見登美彦 (ポプラ文庫)
能登に飛ばされた大学院生が家族や友人に手紙を送り恋の相談や不毛なやり取りをする物語。書簡体小説という変わった技法で書かれており、主人公の守田のみの視点で描かれているのがとても面白かった。数年越しに再読したがやはり好きな作品だった。

・呪術廻戦25 芥見下々 (集英社)
呪術廻戦は死滅回遊編になってから新キャラの登場、複雑なルールに追いつけなくなっている。しかも以前少しだけジャンプ本編を読んで五条が死んだシーンを見たのでそれとごっちゃになってて余計わからなかった。長期休みに一から読み直したい。

・エレファントヘッド 白井智之 (角川書店)
倫理観が終わっている精神科医が時間を遡れる薬を使って奇怪な殺人事件に巻き込まれる話。伏線回収が綺麗で、グロテスクなシーンも嫌すぎるほど詳細に描かれていてとても恐怖を感じた。面白くはあったが、トリックが強引すぎるところや人名・街の名前が難し過ぎたのが嫌だった。

・十角館の殺人 綾辻行人 (講談社文庫)
映像化すると言うことで気になって読んだ。めちゃくちゃ面白かった。登場人物がニックネームで呼ばれてるのも、その他伏線も綺麗に回収されていたし、ラストシーンも素晴らしかった。ページ数は多かったがあっという間に読めてしまう傑作ミステリだった。

・シャーロック・ホームズの凱旋 森見登美彦 (中央公論新社)
待ちに待った森見氏の最新作(サイン本ゲット)。京都×シャーロックホームズという組み合わせはどういった話になるのだろうかとワクワクしていたが、とても良かった。リアルとフィクションがごっちゃになる展開は森見作品の醍醐味だし、そもそもスランプに陥った名探偵というテーマも面白かった。明石さんを彷彿とさせつセリフが出てきた時には思わずにやけてしまった。私はシャーロックホームズを読んだことがないのでこれをきっかけに読もうと思う。原作を知ればより楽しめることだろう。

・自転しながら公転する 山本文緒 (新潮文庫)
仕事と恋、家族の問題に悩んでいる都が様々な人と出会って徐々に自分の生き様を見つけていく話。貫一と喧嘩しては仲直りし、また引き裂かれるというストーリーは読んでて切なくなった。店長とMDの事件の話や都の容姿の話は重い内容だったが、必死に頑張る都の姿に感動した。



1月は地元に帰って成人式・同窓会に参加したりテスト勉強を本腰入れてやり始めたのでたくさん読むことはできなかった。金欠で家にある本を再読するのが多かったが、前から読みたいと思っていた本を買って読むことも出来たのでその点は良かった。振り返ってみると新書や学術書を1冊も読んでいなかったのでそこは反省。



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