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「Z世代だからなのか!?自分の課題とか自分の考えている事を自分の言葉で話せない」新卒新人くんとの内省面談

「実録!リフレクション⾯談」
複数の会計事務所の所員の⽅が業務上で抱えている「どうやって上⼿くやったらいいかわからない」お困りごと、 悩み事に対して、出⼝を⼀緒に⾒つけている個別⾯談をしています。
面談の内容をほぼそのまま掲載しますので貴所の参考になれば。

【面談のテーマ:どんなお困りごとだったのか】
この記事は、私の困りごととしての内容を書きます。

私が行っている面談は、各社の代表から社員に対して個別に細かな仕事上の進め方、考え方などを自分自身で振り返る力をつけて、自律的な行動に変えていって欲しいとの要望を受けて行っています。
そのために、各自の現在の仕事の問題をテーマにして面談を行っています。

しかしこの面談は、当の社員さんが「自分の仕事の問題点や改善点など」の質問に対して、「わからない」を繰り返し、「うーん」と唸ったまま黙り込んでしまい、言葉を探しているようにも思えますが、いろんな角度から尋ねてみましたが結局全て「わからない」で対話ができなかったです。

ちなみに、この新人くんは、与えられた仕事自体は普通に進めているようで、出来栄えが悪いとかも無いとの評価でした。非常に大人しいタイプで、人との会話は本人も苦手であるとは言っています。

【面談後の、本人の振り返りのメッセージから】
毎回、面談の後に、各人に同じ質問(上記の3点)振り返って言語化してもらっていますが、
下記のような回答でした。
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下記に回答いたします。
1)「修正しないといけない、と気がついた点は何でしょうか?」
2)「その気づきに対して、どんな行動をする必要がありますか?」
3)「それをする事は、どんなメリットになりますか?」

いろいろと話をして下さったのですが、
私が受け止める気持ちが無く、
時間が経ち、落ち着いた今でも、
言語化することが全くございません。
申し訳ございません。
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【面談の要点、考え方のポイント】
タイトルに「Z世代だからか!?」とつけたのは、実は会社は違いますが、今年の新卒新人で、この彼と同様に「わからない」を繰り返したのは2人目でした。
会社から面談を請け負って、年間300人近く面談をしていますので、それなりの対応で対話していると思いますから、私に対する拒否感があっての「わからない」ではなさそうな感じもします。
ましてやその会社の代表から「面談で内省力を高めてきてください」と指名を受けて業務時間中に面談の時間を設定されている訳ですから、自分の仕事に対する問題や、改善向上点について「わからない」を繰り返す事に、それこそ私自身の投げかけに問題がないかを強く振り返った次第です。

世代がどうあれ、私たちは振り返えらずに進む事は成長のスピードを遅らせます。
また、自分一人で振り返っていても、自分の枠を超えて答えを見つける事もできません。

そのためには、たとえわからない事でも自分の中から言葉を作り、相手に伝えて対話を繰り返す必要があります。
そういう対話力を私もさらに高める必要があります。
今回の面談では、彼のコメントは、上記のように何も生まれなかったのですが、今後のきっかけの投げかけになっているといいなと願っています。

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